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ニーズとウォンツの狭間で②
ユースターやユータイムはニーズとウォンツのどちらに関わるのかを考えるとき、両者の意味の違いを知るとともに、支援に関わるときに、なぜ両方が必要なのかも知っておきたいです。 ユースターやユータイムは、それぞれの目的や機能は違いますが、どちらも決してニーズやウォンツをないがしろにしてはならないサービスです。 すこしややこしい説明になり恐縮ですが・・・ ●例えば、ウォンツが、ニーズである欲求を満たすための具体的な手段であるとした場合 ⇒就労移行支援事業所ユースターを経て社会で働く方にとってのユースターの存在は、ウォンツを満たすもので、ニーズはもっと根本的な欲求である「社会で生きること」になるのだろうと思います。ユータイムも同じです。 仮に、ユースターやユータイムが、利用される方からのニーズを受けてサービスをさせていただくのであれば、その方が根本的に持つ希望や欲求を満たす直接的な支援として関わる必要があり、ウォンツであれば、その方のニーズを「尊重」しながら、手段を提供する支援を提供することになります。 話しの視点を変え、ニーズとウォンツについて、別の定義の
吉岡 俊史
5月22日読了時間: 3分


ニーズとウォンツの狭間で①
福祉の支援では、「ニーズ」という言葉が良く使われます。 ニーズとは、本人が「必要」や「欲しい」「自分が得たい」モノやサービスなどで、なんらかの問題や困りごとを解決したり、状況を改善するために必要とされるもののことです。 不満足な状態だ、ということを、自分や周りの方が認識したり、「何となく」そう感じるとき、満たしたいと感じる欲望、必要とする要求、または問題を解決したいという願望などがあるとき、そこにニーズが現れてくるのだと思います。 上に書きました「何となく」という感情の段階だけでも、そこにニーズが生まれているのです。 つまり「どうしたいのか」ということが必ずしも明確でなくとも、また突き詰められていなくても「何となく〇〇であった方が良い」程度でもニーズになるのではないでしょうか。 支援者は、つい本人に何がしたいのか、どうありたいのかを問うてしまいがちです。でも何となくこうありたい、という感情が本人や身近な方が抱く時のニーズにも心を寄せる必要があるのだと思います。 周囲の方のニーズもあります。 本人がニーズの自覚がなく、特に希望もなくても、身近な方か
吉岡 俊史
5月20日読了時間: 3分


「足る」はどこにあるか?
「足るを知る」という言葉があります。 現状の量や質で満足を感じ取れ、それが継続されるようになることは、本当に大変なことだと思います。 なぜなら、新しいものやこと(情報、商品、サービス等)が次々と生活の中で身の周りに入ってくる中で、やはり「もっと」という欲求も出てきてしまいがちです。 また、生活のレベルも、時代に合わせた新しいものを取り入れているだけで、いつの間にか贅沢を贅沢と気づかず、必要のない贅沢まで手に入れようと頑張ってしまい、ストレスを抱えることもあるように感じます。 生活や物品を時代に合わせるということは、つまり、まだ使えるものでも、あとから来たものを優先して破棄し、新しい物へと変えることにもつながります。 もちろん新しいものへ変えてゆくことは肯定して、大事なこととして受けとめるべきではあります。しかし、どこからが贅沢なのか、を独りよがりの見方で決めてしまうのも良くないのだと思います。 ひょっとして、支援も同じなのかもしれない、と考えてしまいます。 それは、新しい技術や未発見であったもの、突飛なノウハウや技術が、一般的でスタンダード(標準
吉岡 俊史
5月18日読了時間: 2分


大切なものは目に見えない
働くことで社会と接したい、とおっしゃった方がいます。。。 ユースターは、昨年から就労移行支援に加えて、就労選択支援を行っておりますが、その就労選択支援では、支援を受けられる方の将来のことや進路についてお話しをする場面が多くあります。 その際、まだ見えない自分の将来を想像したり、イメージを持つことが苦手な方が多くいらっしゃることがわかります。 目から入る情報は本当にわかりやすく、誰もが疑わずに受け入れ、共有もできます。 しかし見えないものは、どんなに説明を尽くしても、頭の中には入りにくいものだとつくづく感じます。 もちろん、それは、支援を受ける対象の方に限ったことではないです。 誰でも見えないものには懐疑的になり、不安や恐怖などを感じて、受け入れることが難しかったりします。 しかし、見えないものにはさまざまな感情を持つこともできるとも捉えて、ネガティブな感情だけではなく、見えないからワクワクする、という場合もあるのです。 就労選択支援のテーマとなる「将来の自分」も、本来でしたら「希望」「自由」「成功」「出会い」・・など自分の前に広がるであろうワクワ
吉岡 俊史
5月15日読了時間: 2分


昨日は過去、でも大切
今という時間は一瞬で過去になるので、今の一瞬一瞬が大切・・と説く言葉は多くあります。 確かに今を大切にできる方はしっかりと生きて、自分も大事にできていると思います。 しかし往々にして、昨日は過去ということで、既に終わったこと、と片付けてしまいがちです。 しかし、特に就労移行支援事業所ユースターの中で、働くことを目指すために、ユースターを利用される方と一緒に就職の準備をしているとき、過去というものがどれだけ大事なのかを感じることがあります。 それは『過去とは、自分の中の”経験”』だからです。 社会で働くことに向けた準備というのは大雑把な表現ですが、具体的には「経験を多く積む」ということになります。 色々な経験を積み重ねることで、自分の力にも自信にもなるからです。 そのために、ユースターのトレーニングで使用するプログラムもさまざまなものを用意させていただいています。 本人の適性や特性に合致しているものから、時には合わないものまで経験をしていただいています。 ユースターで、さまざまなトレーニングプログラムを”経験”していただく目的はいくつかあります。
吉岡 俊史
5月13日読了時間: 3分


障害厚生年金
なかなか日常の中で詳細に学ぶ機会の少ない年金制度ですが、よくニュースを聞いているだけでも年金制度の全体像はつかみにくいですね。 特に障害に関わる年金については、就労移行支援事業所ユースターのように福祉施設で働く者としては、耳にする機会は多いものの、その「詳細全て」を理解することは、専門家以外は、難しいのではないでしょうか。 その中でも就労支援を行っています就労移行支援事業所ユースターとしては、ご自分に関係のある部分だけでも、知っていただいた方が良いと思っています。 ユースターは、何等かの理由で働くことへのサポートを希望される方へ支援を行っていますが、その対象となる方に、障がいのある方がいらっしゃいます。 今日は、障がいがある方で働くことを目指す方の「障害厚生年金」について限られた知識ではありますが、触れさせていただきます。 皆さんは「障害厚生年金」をご存知でしょうか? ユースターを利用される方の中には、サラリーマンとして雇われて働く人は「厚生年金」が将来受給(もらえる)できることについて、既に知っていたり、ユースターの中で知ったりすると思います。
吉岡 俊史
5月11日読了時間: 3分


多様な人材の活躍イメージ
少し古い調査にはなりますが、ある10,000社を対象にして、障がい者雇用の実態を調査した統計があります。 その内容を見ますと、大企業になればなるほど、働く障がい者が『企業の中で活躍すること』を重視しているようなのです。 その傾向は歓迎されるべきもので、障がい者雇用の安定化にもつながるものです。 しかし、一方で気になる数字もあります。 それは、企業の規模が小さくなればなるほど『企業の中で活躍すること』と回答する企業が少ないことです。 具体的には、1,000人以上の従業員のいる企業の6割が「障がい者の社内での活躍を重視」と回答したのに対して、100人未満の企業では、同様に「活躍を重視」している企業は1割強となっていました。 障がい者雇用促進法という法律によって、企業等が労働者の一定割合の障がいのある方(民間企業の現在は2.5%⇒2026年7月からは2.7%)を雇用する義務を負いますが、このルールがあるが故に、特に中小規模の企業に於いては、雇うことが先行してしまい、雇った後のことについて、企業の側での準備や方針をはじめ、実際の受け入れが追いつかず、ある
吉岡 俊史
5月8日読了時間: 3分


まずは自分から
「あなたには無理だ」と他者を断じながら、自分がうまくいかなかったときには「〇〇だったから」と理由を外に求めてしまう――。 自分以外のことを”自分基準”で批判し、原因を外に向けるのが、誰にでも起こりうるものです。その姿は、人の弱さの一端を表しているのかもしれません。 だからこそ、まずは自分を大切にすること。自分自身が満たされている状態にあることが、大事なのだと思います。 特に、支援に当たるスタッフは、常に自分が「自他ともに尊重・大切にされている」というベースに立てているかが重要なのだと思うのです。そのベースがあってこそ、真に相手の立場や想いに寄り添う支援にたどり着けるのではないでしょうか。 人を支援させていただく対人援助では、心と心が行き交い、やりとりをする場面が多くあります。就労移行支援事業所ユースターでも日々経験することです。 その時に自分の価値観ややり方を相手におしつけてしまうことがあるとすれば、それは、自分に余裕がないサインなのだと感じています。 私の場合ですが、余裕がなくなると途端に心が狭くなり、ついイラッとなりがちです💦...
吉岡 俊史
5月6日読了時間: 3分


暴走する支援②
刺激的なテーマを続けます。 支援というものには、定義、範囲、限度、ルール、枠などをつけにくいから、「暴走」もしやすく、属人的にもなりやすいものです。 福祉サービスを利用して下さる方のためにも、どこまでが支援で、どこからが、支援者が独断で行ったものかがわかる方が「支援」を使いやすいでしょうし、安心もしやすいかもしれません。そして、自己実現のために支援を利用しやすくもなります。 そして、まったく同じことが、支援者にとっても言えます。支援者側は自己判断や見えにくいルールを守っているのかわからないままで支援するよりも、むしろ自己効力感を得やすいのではないかと思います。 しかし・・・ 「暴走」についての二弾として、今日は「暴走」した支援をほんの少しですが、肯定してポジティブにも捉えてみたいと思いました。 「暴走」というとコントロールが効かない・・というマイナスのイメージを持ちますが、支援が「暴走」することは一切不要なのだろうか? 答えはNOなのだとは思いますが、あくまで現実的な支援で考えてみますと、支援をさせていただく現場のその「瞬間」では「枠」にこだわっ
吉岡 俊史
5月4日読了時間: 3分


暴走する支援①
やや刺激的なテーマで失礼いたします。 支援というものには、定義、範囲、限度、枠などをつけにくいものです。 目の前の方には、どこまでの支援があると良いのだろうか? 本人の希望は・・支援者の想いは・・なども考えると、支援には「終わり」という場所が定まっていないとつくづく感じます。 「いつまで何ができたら終わるのか?」がわからないのが支援です。 これは支援する側の悩みにとどまりません。支援を受ける本人も困ってしまうこともあるのかもしれないと思います。「どこまでお願いしたらよいか」「ここまで頼んで良いか」に迷いながら支援を受けて下さる方から「今やってくれていることはお仕事としてですか?ボランティアですか?」と聞かれたことがありますし、同じ経験をお持ちの支援者もいらっしゃるかもしれません。 例えば私の場合、支援をさせていただく方から、「どこまで・・?」と聞かれたときに「大丈夫ですー」と、あいまいに返事をした経験がありました。 しかし、後から考えると、大丈夫かどうかは支援者ではなく、どこまでなのかわからない本人だったのではないだろうか?と思うのです。...
吉岡 俊史
5月1日読了時間: 3分
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