対象となる方
就労移行支援事業とは?
障がい者手帳をお持ちの方、もしくは医師の診断書または意見書をお持ちの方
手帳や診断のない方、ご不明な場合はお気軽にご相談下さい。
一般企業などへの就職を目指す障がいや難病のある方を対象とした、就労に必要な知識と能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行います。就労移行支援の利用期間は原則2年以内となっています。2年の間に、職業訓練や職場探しなどのサポートを受けて就労を目指していただきます。
お悩みやご希望の例

IT企業に勤務していました。仕事は面白く、周りからの評価も高かったのですが、もっと評価されたいと頑張りすぎてダウンしてしまいました。自分のペースで働くことができる仕事につきたいと思っています。
学校を卒業して、就職しました。初めの頃の仕事はやりがいがありましたが、だんだんと、職場の人付き合いになじめず、それから離転職を繰り返すように…。人付き 合いに悩むことなく続けられる仕事につきたいと思っています。


障がいがあったことから積極的に就職活動をしたことがありませんでした。お仕事としては短期のアルバイトやスキマバイトをたまにしていたくらいです。両親も年を重ねてきたことから、自立するために仕事につきたいとおもっています。
もともと夜型の生活リズムだったのですが、ズルズルと続けているうちに昼夜逆転生活になってしまいました。その結果、外出することすら難しくなりました。心身の健康を取り戻し、社会に復帰したいと思っています。

サポート方法
1.働くための入念な「土台作り」
職業トレーニングでは、就職に必要なスキルだけでなく、社会人としての振る舞いや就職に向けた各種準備を行なっています。

支援内容は、就職準備の段階から就職後の社会人生活までを網羅。経験値を積むトレーニングをはじめ、自己理解を深めるワーク、自己アピール力や融和的なコミュニケーション力を高めるプログラムなどを豊富に揃えています。
「阿吽(あうん)の呼吸」や「相手から自分がどう見えているか」といった、働き始めてからはなかなか教えてもらえない細かな部分まで丁寧にサポート。
困難を自分自身の力で乗り越えていけるよう、基礎と基本を大切にトレーニングしていきます。
2.あなただけのオンリーワンの働くスタイル
個別に希望をお聞きし、必要なプログラムを提供します。適職探し、キャリア視点のプログラム、企業インターンまでを網羅し、自信を持って目標の企業へ就職・定着できるよう支援します。

個別最適化されたサポート利用者のニーズや希望に寄り添い、一人ひとりの強み・弱みを把握した上で、最適なサービスや適職を一緒に見つけます。通勤に不安がある場合の職員による付き添い支援も行っています。
実践的なスキルと心構えの習得 単なる作業訓練にとどまらず、職業観やキャリア発達の視点を取り入れたプログラムを提供し、長く働き続けるために必要なスキルと心構えを身につけます。
3.誰しも持っている「働くチャンス」
利用者の希望・興味関心・自信の度合いに基づき、ハローワークなどを活用した就職活動を支援します

自分に合う求人がすぐに見つからない場合や、そもそも自分に合う求人が何かわからない場合でも大丈夫です。一緒に自己理解を深めてゆき、就職のチャンスを逃さないよう、日々のトレーニングで求職活動を深めていきます。
勤務時間や勤務場所といった条件面だけでなく、「どんな人と一緒に働くのか」といった職場の環境や人間関係に関する重要な情報もしっかりキャッチできるよう企業見学なども行ないサポートします。
支援プログラム

コミュニケーションのトレーニング
☆話すだけではなく、相手の表情や口調、目に見えないコミュニケーションを様々な方法で身につけてゆきます。
☆スマートフォンなどの通信機器を使用してのコミュニケーションや適切な文章メールの作成方法を身につけてゆきます。

企業実習
☆興味のある仕事や今の自分の力を試すために実際の企業に行き、経験値を積んでゆきます。
☆就職前の見学実習を通して、大切な進路を職員と一緒に考えてゆきます。

講座
☆会社などでは教わらない、または聞けないようなことを、座学として学んでいただきます。
☆就職後だけではなく、今の自分に役立つこともあるかもしれません。

事務トレーニング
☆事務職は総合的な能力を求められます。そのための各種トレーニングを難易度別にご用意しています。
☆基本的なPC操作や文章能力、ミスや困ったときの上司への報連相など身につけてゆきます。

マイタイム
☆自分の時間をどのように使うか、リラックス?自己研鑽?自分を知るための総合的な時間です。
☆相手を知る社会を知ることも大事ですが、自分を知ることも大切です。
☆自分で決めた30分に責任を持って取り組む時間です

☆企業から請け負ったお仕事を納期に合わせて、みんなで作業をします
☆シール貼りや、箱作り、冊子や計量などなど年間50種類以上の作業がありますので、得意不得意を見つけることができます
☆作業だけではなく、報連相や指示に従えるかどうかなど仕事をするうえで必要なコミュニケーションや振る舞いも練習します
軽作業
1日のスケジュール
カスタマイズ スケジュール



就職までの道のり(例)


個別サポートの作り方~人それぞれ違ったサポート~
※計画表やスケジュールについては、あくまでもイメージです。
詳細についてはお問い合わせをご活用下さい。
サポート事例
就労支援サービスの事例(Aさん男性)

就労支援を受けるきっかけ~就職するまで
Aさんは高校を卒業後、ある就労継続支援B型事業所に通所されていました。
「いつか社会で働きたい」「人の役に立つ仕事をしたい」と思いながら、サポートを受けていましたが、一般就職は難しいといわれ、就職への機会や自信を失っていました。
Aさんは相談室の職員に相談し、自分の就労能力や職業適性を知るために、ユースターの職業興味検査など「適性アセスメント」を受けることにしました。
結果は「決まりに従って同じことを繰り返す仕事が得意」「練習すると上達する仕事」に興味関心が強いことがわかりました。また人の役に立つことや他人の援助になるようなことが好きなことがわかりました。将来を考えるうえで自分に関する情報がいくつか増えたことに、嬉しそうでした。
後日、ご家族と一緒に施設見学や体験実習を1週間程度利用され、Aさんの仕事へのモチベーションや希望、興味関心、自信などがどこにあるのかを踏まえ、ユースターでサポートを提供するとしたら、どのようなプログラムになるのか今後の流れをご説明し、正式に利用することとなりました。
利用後は、ご家族からのお手紙や相談支援事業所との綿密な連携などご協力もあり、順調にトレーニングを積み重ねてゆきました。
過去に、社会にでるチャンスを得られなかった辛く苦い経験もあるAさん。ご自身の作業能力や仕事に対してあまり自信がないAさんでしたが、ユースターに通いながら少しずつ、自信を回復してゆきます。
通所して1年あまりが経過し、就職活動を開始、企業見学や企業実習を経て、念願の一般就職をされました。就職後も適宜弊所のサポートを受けながら順調に働かれています。
ユースターが手がけたサービス
1 自信の回復
過去の経験から、自分に自信のないAさん。まずはユースターがAさんにとっての有意義な居場所と感じてもらうため、定期的に支援者と面談し、過去の出来事や今の話、将来の話など、時には雑談もしながらリラックスできるようにサポートをさせていただきました。
2 強みのお伝え
ユースターでのトレーニングは多種多様なものがあります。その中でさんの「強み」となるような出来事や成果を直接口頭でお伝えすることや、月に1回の職員との振り返りの際に共有しました。するとAさんは人から認められることや頼りにされることを実感され、目標を立てやすくなり、就職に向けての歩みがより一層はかどりました。
3 企業実習で実践経験
不安な気持ちも少なくなり、自信も少しずつついて来た頃に、ユースターと連携している企業さんへ、就職準備としての実践経験を積むこととなります。支援者ではなく企業の人とコミュニケーションを取ることや、施設内でのトレーニングとはまた違った雰囲気、緊張感のある中で多くの経験を積んでいただきました。就職するまでには2社それぞれ3か月程度の企業実習を経験されています。
4 就職活動準備
企業実習にも慣れてきたころに、Aさんから「そろそろ就職したいと思っています」とお話がありました。支援者としても就職前のトレーニング成果が出ていることを判断し、一緒にハローワークに行き、求職者登録をしています。求人検索、履歴書練習、面接練習など就職活動を本格的に始めるための準備を、Aさんのペースで進めてゆきました。
5 就職活動⇒就職⇒就職後支援
企業見学、企業体験実習など経験されました。就職するまでに企業見学は3社、企業体験実習は2社の就職活動をされています。企業体験実習では、従業員さんとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、ストレスが溜まったりなどがありました。また、仕事の覚え方や覚えるスピードなど合理的配慮がどこに必要なのかも、支援員と一緒に考えながら、ご自身で納得できる就職先を慎重にご自分で選択していました。
そして、面接を受け念願の就職をしました。
就職後は試用期間を経て、正式雇用となり就職後サポートを受けながら、今も元気に働いています。
人事異動や一緒に仕事をする人とのコミュニケーションなど、困ることやストレスに感じることもある様子ですが、ユースターでの経験が生かされ、相談することや必要なサポートを受けることで順調に働き続けられています。



