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プロフィール
登録日: 2021年1月21日
記事 (721)
2025年11月12日 ∙ 3 分
”頑張る”の言葉
「頑張るモード」は作られるものでもあると思います。 「頑張れ」と声をかけるだけで、自信がつく人は多くありません。 私も自分の今いる状況によって「頑張れと言われても…」と思うこともあります。 しかし不思議なことに同じ言葉でも「よしやろう」と単純に自分の気持ちに刺激となって伝わり、行動を起こせるときもあるのです。 そのような前向きになれる時は、冒頭に書かせていただきました「頑張るモード」は作られるもの・・と納得するのです。 いわゆる「頑張れ」という言葉は、かける側の気持ちよりも、受け取る側の心の状態でその意味が大きく変わるのかもしれません。 同じ「頑張れ」でも、ある人には前に進む勇気となる言葉になったりします。一方で、ある人には少し重たく感じられることもあるということです。 結局のところ、「頑張れ」は“受け手の気持ち次第でいかようにも作用する言葉”なのかもしれません。 だからこそ、「頑張れ」を乱発して無理やり励ますよりも、本人の中から「やり遂げたい」という気持ちが湧いてくるのを待ち、あるいは湧くような環境を整えることが大切だと感じます。...
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2025年11月10日 ∙ 3 分
やり遂げたい
「最後までやりたい」という願望は誰しも抱くのだと、ユースターを利用される方への支援を通して、皆さんの表情や言葉の端々に現れる瞬間に立ち会うことがあります。 ”願望”と書きましたが、全ての方が、そこまでの強い想いではなくとも、モノや活動の大小に関わらず「自分で最後までやり遂げたい」と心によぎるときはあるのだと思います。 もちろん、いつも強い意志を持って何かに向かうわけではありません。ある一定の環境条件のもとにその気持ちになれるということが、ユースターで支援をさせていただいている経験から感じます。 就労移行支援事業所ユースターは、障がいがあるなどの理由から、社会で働き生活することに、何らかの不安を持っていたり、社会にどうやって踏み出したら良いか自信が持てないと感じる方が就労に向けた支援を希望され、通って下さっている場所です。 そのユースターでの支援を通して見えてきた「自分で最後までやり遂げたい」という気持ちが生まれる条件の一部を挙げると以下のようになります。 ①ある仕事や活動で自分の役割がはっきりしている ②その役割が周囲にも認められている ③周囲から見えない「応援」の後押しがある...
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2025年11月7日 ∙ 2 分
試行錯誤の結果②
「試行錯誤」は、色々な失敗を重ねながら解決策を見つけることを指します。 その意味で就労支援の過程で経験する「試行錯誤」は次のような効果と達成感につながるのです。 ①履歴書を何度も書くことで知る自分 履歴書の修正を繰り返すことで、より洗練された自分の打ちだし方を考えなおしたり、その延長として自分のことが良くわかったりします。 何度も「志望動機」を練って書いている間に、自分のことを的確に書けるようになる方が数多くいらっしゃいます。 ②面接練習での自信の獲得 繰り返し面接の練習をする過程で、ほとんどの方が、自分のことを自分の言葉で的確かつ自然に伝えるようになります。 全て皆さんが元来(もともと)持っている力ですし、試行錯誤しながら自分にしっかりと備わった力です。 その力は社会に出てから、形を変えて「自信」ー「自分を信じること」につながるのだと思います。 いくら言葉で「自信を持ちましょう」と言われても簡単にはできませんが、色々なことを「試行錯誤」することで、自分でも気づける確かな力になってくるのです。 自分の長所や特徴を何度も考え、言葉にするという経験は、人生の中でも多くはないと思います...
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吉岡 俊史
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