top of page
検索


暴走する支援①
やや刺激的なテーマで失礼いたします。 支援というものには、定義、範囲、限度、枠などをつけにくいものです。 目の前の方には、どこまでの支援があると良いのだろうか? 本人の希望は・・支援者の想いは・・なども考えると、支援には「終わり」という場所が定まっていないとつくづく感じます。 「いつまで何ができたら終わるのか?」がわからないのが支援です。 これは支援する側の悩みにとどまりません。支援を受ける本人も困ってしまうこともあるのかもしれないと思います。「どこまでお願いしたらよいか」「ここまで頼んで良いか」に迷いながら支援を受けて下さる方から「今やってくれていることはお仕事としてですか?ボランティアですか?」と聞かれたことがありますし、同じ経験をお持ちの支援者もいらっしゃるかもしれません。 例えば私の場合、支援をさせていただく方から、「どこまで・・?」と聞かれたときに「大丈夫ですー」と、あいまいに返事をした経験がありました。 しかし、後から考えると、大丈夫かどうかは支援者ではなく、どこまでなのかわからない本人だったのではないだろうか?と思うのです。...
吉岡 俊史
5月1日読了時間: 3分


空気と謙虚~5年を経て~
支援者や施設の利用者そして利用者の関係者(ご家族など)の間に一緒に育む”空気”が生まれるのだと思います。またそうなるよう努力することが私たち就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムに求められていると思います。 一人一人、またご家族ごとそれぞれでも、ユースターやユータイムを評価いただく基準や関係性が違います。 評価のために支援をしているのではないことを申し上げるまでもありませんが、常に自分たちの支援を客観的に見る姿勢は欠かせません。 当社には客観的に見て下さるしくみはあります。先日書かせていただきました実地指導や社外の顧問の方などですが、それでは十分ではありません。なんと言いましても、最も大きい評価者は”利用される方ご本人”そして”ご家族関係者”です。 常に謙虚な姿勢で支援に徹することはもちろん、何かの手法や、技術を提供するだけが支援ではないこと、本人やご家族と施設の間には、自分の希望を持ち続け、充足できると感じられる”空気”があるか、を見極めながら、自己評価しながら常に最大の努力をすることが必要なのだと思うのです。...
吉岡 俊史
4月29日読了時間: 2分


ユースターが守らなければならない尊厳
当移行支援事業所ユースターを利用して下さる方と支援スタッフの間には信頼関係がないと支援が成り立ちません。 その大前提として、お互いの尊厳、とくに支援スタッフが利用される方の尊厳を1ミリも踏みにじってはならないのです。 ましてや信頼関係ができたかどうかは、どちらか一方が決めることでもなく、また一端完成したらそれでよいものでもないのは言うまでもありませんが、忘れがちになるのです。 今日、このテーマを書かせていただく理由は、先日、ユースターでも利用者の方の尊厳について、改めて勉強しなおさないといけないことがあったからです。 私達、就労移行支援事業所は、他の福祉事業所と違うところがあります。それは「訓練」という言葉が(今だに)名称に入っている部分が象徴しています。 それは「就労移行支援事業」は「訓練等給付費」で賄われているという福祉事業で、”訓練”がなぜだか明示されているのです。 訓練等給付費は、訓練などをサービスとして提供することで、社会での自立などを支援するサービスの種別のことです。 その中でも就労移行支援事業は、言うまでも無く、働く力を身につける訓
吉岡 俊史
4月27日読了時間: 3分


支援スタッフのアドバイス
アドバイスは、「する側の人」が試されている・・・と言われます。 つまりアドバイスは、相手のことを良く観察して、何を、いつ、どのように伝えるかで相手にとっては「不快なもの」から「救われるもの」「ためになるもの」まで、アドバイスの価値が全く違ってくるものなのです。 私は、就労移行支援事業所ユースターで支援スタッフをしておりますが、就労を支援するのが役割ですから、ユースターを利用される方にはアドバイスをする機会が多くあります。 ユースターは何かを教えこむ場所ではないことを、スタッフ同士で繰り返し確認しあってはいるものの、支援の性質上、どうしても知っている人から知らない人への”伝え方”になることもあります。 もちろん「教える」だけでは「アドバイスと称しただめな支援」でしかありません。 一方で、ユースターを利用される方は、私たちスタッフを、先生とか上司のように見る方もいらっしゃるので、毎日の関わりの中で、そうではないことを示してゆくことも大事です。 このように、実際には、ユースターの毎日の活動の中で教えたり、アドバイスをさせていただくことは少なくないですし
吉岡 俊史
4月24日読了時間: 3分


体調管理
体調を崩すことは避けられないことですし、昨今は感染症、異常気象などで、健康リスクが明らかに高まっているなかで私達は生活せざるを得ない状態です。 社会生活を送る人たちにとっては、病気になったり、体調不良で予定したことができないときに、自分が辛い状態なのに、さらに周囲の人に迷惑をかけているのではと感じて、申し訳ない気持ちになったりします。 それだけではなく、いつの間にか”体調崩す=悪いこと”、のように体調崩したことよりも、罪悪感が強くなって、本人がとても辛い状態で復帰を焦ることにもなります。 周囲の人にとっては、確かに体調崩したことで予定の役割を果たせない人が出てきた場合には、それぞれの場面で困ることはあると思います。 そして、正直、早く戻ってきて欲しいという気持ちにもなります。 自分や他の人の体調不良の経験を数多く重ねていても、なかなか他の人が体調不良になったときには、その都度困っている自分がいます。 これだけ自他共に体調不良で予定通りに人が集まらない苦い経験をしていても、なかなかその突然の状態に慣れないものです。 理想ではありますが、自分や他の人
吉岡 俊史
4月22日読了時間: 3分


自らを愉しむ
就労移行支援事業所ユースターの中に何度か登場する「愉(たの)しんで生活する」という表現についてです。 イソップ物語の中に「みずからを愉しむことのできない人々はしばしば他人を恨む」という表現があります。 他人を羨む(うらやむ)ではなく「恨む(うらむ)」のだそうです。そこまで強い表現なのだと感じました。 その意味をたどると、自分の生き方ややりたいことが決まっていれば、そのためにやるべきことをやるのだから、他人を恨んでいる暇はないはず、ということです。 障がいなどがあり、就職して働くことに困難さを感じる方は、選択肢としてユースター等の就労移行支援事業所の福祉サービスがあります。お仕事を探したり働いたりすることへのサポートを受けることができます。 しかし、ユースターの利用を希望しながらも、どのような社会人生活を送りたいかお尋ねすると、誰かに指示されて働くのは嫌とか働くこと自体避けたい、という本音を語る方もいらっしゃいます。それでも支援を受けて働きたい・・という一見矛盾にも見えることがあります。 その方にじっくりお話をうかがうと「自由にやりたいことをやりた
吉岡 俊史
4月20日読了時間: 3分


目標が無い方が良いとき
あまり立派な目標を持つと、その目標に自分がつぶされてしまうかもしれないーー💦。と不安になります。 そのため、目標を持たない(持ち過ぎない、高すぎない)のが良いと言われることもあります。 今日は、目標を持つことの是非ということではなく、目標の持ち方と目標に対する気持ちの置き方について、ユースターを利用される方と関わる中で感じることを書かせていただきたいと思います。 就職の前後に渡って就労支援をさせていただいている就労移行支援事業所ユースターです。必然的に就職は一つの目標であり、その後どのように働くかも目標ではあります。 ユースターの皆さんが就職を「目標」とされていることはもちろん素晴らしいことです。そこで思うことは、「目標」のあり方と、「目標」を自分としてどのようにうけとめているかをしっかりと支援スタッフと話したり、考えている場合には、その方は目標と上手に使うことができているということです。 逆に、決めてと言われたから深く考えずに書いたり決めている場合もあるようです。 目標といっても個々人で設定の深さが違うと思います。就職をする、という単刀直入の
吉岡 俊史
4月17日読了時間: 3分


人の般化
就労支援を提供させていただいている就労移行支援事業所ユースターでは、社会で求められる行動、ふるまいについて習得していただくプログラムを複数ご用意しています。 その中で、何度かご紹介しましたSST(社会生活技能訓練)は当施設でも行っているプログラムですが、本来は、そこで得た社会性を、社会で適切な対人関係を維持したり、集団生活に活用することがSSTの目的となります。 ユースターでは、このSSTを通して習得した力を、実際に社会で再現できるすぐ手前まで取り組みます。そして就職後等に本番で活用できるように、就職後の支援の中でジョブコーチや就労支援員が見守ります。 この人間関係や集団生活で必要な社会的スキルを段階的に学び、活かしてゆくためには、「般化」をすることが必要です。 般化とは特定の条件の中で習得した反応を、別の場所で似たような条件に出会ったときに発揮できることをいうのですが、ユースターのSSTでは、繰り返し経験することで習得してゆきます。 平たく言うと慣れてゆくことなのです。 ところで、この「般化」という言葉ですが、障がい福祉の支援では、良く耳にする
吉岡 俊史
4月15日読了時間: 3分


気づきのある職業体験
先日、ご自分が希望している清掃業関連の企業に就職して、実際に「職業」として清掃関連の業務に就いた方と、現在就労移行支援事業所ユースターで就職に向けてさまざまな業種の実践経験を積んでいらっしゃる方が合同で地域清掃を行いました。 一緒に清掃をしましょう・・ということで、好みによっては身体を動かすことが楽しいと感じる方も、そうでない方も、実際に働く実感を持って、誰かと一緒に働くことを感じ取っていただくという趣向でありました。 その中で、上記の「職業」として・・というポイントが大事でしたが、実際に職業として清掃に従事されている方が、ユースターを利用されているメンバーの中に加わり、一緒に動いて下さったことで、ユースターの皆さんには大きな刺激になったようでした。 学生の間は、言われたことや、決められたように動くことが基本ですが、その長い経験から脱出することが、社会に出るということの一つになるのだと思います。 しかし、そうは言っても具体的には何が変わるのか、自分で動くといっても何をすればそう見てもらえるかー。ほとんどの方は見当もつかないことです。...
吉岡 俊史
4月13日読了時間: 3分


人と人の間に流れるもの
人と人との間に流れる空気、見えないものに想いを馳せることがあります。 それは、障がいやその他の理由で、サポートとともに就職を目指す方が利用される就労移行支援事業所ユースターで取り組んでいる支援プログラムで感じることです。 写真はユースターを利用される方が取り組んでいらっしゃるグループワークの一コマです。 ユースターでは、グループワークを多く取り入れていますが、目的は、利用される方同士の交流とかコミュニケーション力に関するスキルといった目に見えるハード面の獲得だけではありません。それらに加えて、皆さんに経験していただきたいことは「人と人との間に流れるものを意識する」ということです。 人と人をつなぐものは、言葉だけではありません。むしろ就職をして社会でさまざまな”人”と関わる場合、その人と自分の間にあるものを、ポジティブかつ恐れずに受けとめることはとても大事だと思うのです。 つい遠慮をして避けたり、言いたい事や、やりたいことがあっても、いざその場その時になると、自発的に行動や反応をすることを躊躇してしまう方も少なくないのです。 確かに、何もしないと何
吉岡 俊史
4月10日読了時間: 3分
bottom of page

