働く場所
- 吉岡 俊史
- 12 分前
- 読了時間: 2分
写真は、ユースターを利用されている方が、実際に働く経験を積むために、企業実習に参加している様子です。
移行支援事業所ユースターでは、「社会で働き、生活していくために必要な力を身につける」支援を行っています。
ユースターには就職前から就職活動をして入社に至る一連の支援だけではなく、入社後に職場へなじみ、安心して働き続けて、お仕事に定着できるように長い期間に渡って支援をするサービスを整えています。ユースターを利用して就職した方へは、最長で定年まで支えるサポートのしくみがあります。
就職する前の段階で、特に重要となるワードは「リアルに働く体験をする」です。
いわゆる「実習」ですが、何かを習得したり学ぶというイメージがありますが、実習の本当の価値や醍醐味は、なんといっても「体験すること」にあります。
では「何を体験するのか・・・?」ということですが、それは「何でも良い」という答えになると思います。「何でも」というと投げやりに聞こえますが、そういう意味ではなく「全て」と言い替えられます。
職場の空気感、流れる風や匂い、人の動きや話す内容、会話のトーン…。その他多くの項目、そして仕事内容など・・まとめて申し上げると、実際の職場を「五感を使って獲得したもの」とも言えるのです。
そして、五感を通じて感じ取ったことすべてが、その人にとっての経験となります。
自分が働く場所は、できるだけ自分で主体的に決めていただくのが基本です。けれども具体的な選択肢が無い場合も多いですし、企業紹介や求人票の紙面の上で悩んでも、決め手を見つけられない方も多いのです。
なぜ決め手を見つけられないのか、それは「五感で確かめていないから」かもしれません。
実習は、当然ながら、その現場に行くことが基本です。
現場でしか得られないことを、五感で感じ取れると、その企業で働くか否かを判断しやすいだけではなく、そこで感じ取ったことを、別の企業探しや施設の活動にも活かせるからです。
ユースターを利用して実習をされる方は、実習先のお仕事だけではなく、五感で感じる全てを大切にして、就職活動に活かしていただきたいです。

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