評価よりも認められること―心を支える栄養
- 吉岡 俊史

- 2025年9月19日
- 読了時間: 2分
「人生で一番渇望するものは、他人に認められること」とよく言われます。
私自身、確かにその通りだと感じる瞬間があります。
いわゆる「尊敬・自尊の欲求」は、人間なら誰もが自然に抱く感情なのでしょう。他人から褒められたり、自分で自分を認めることができたとき、ポジティブな気持ちになったり、元気が湧いたり、前に進む力が生まれたりします。つまり「認められる」ということは、心の大きな栄養になるようです。
就労支援を行っている就労移行支援事業所ユースターは、就職を目指す方々が社会で生活し、活躍していくために必要な力を身につけられるよう、また自分に自信を持てるように支援をしています。
その中には、仕事の指示を受ける力、仕事をする目的の理解、報告やコミュニケーションの力などを、ユースターのプログラムを通して身につけたり、発揮できるようにするものです。
そして、それらと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、メンタル面に関するプログラムです。
上手に作業ができる技術よりも、自分の気持ちの維持や管理が大事になります。
なぜなら、実際に就職をして働き始めても、途中で退職をせざるを得ない理由の多くがメンタル面に関わっているからです。
例えば「自信を失った」「心の健康が保てない」「気負いすぎて心が疲れてしまった」・・など。。。
技術や知識よりも、むしろ気持ちをどう保ち続けるかが、長く働くための大きな課題になるのです。
このブログでもたびたび取り上げている「自信を持つこと」もまた、社会という厳しい環境の中では難壁と言っても過言ではありません。
そこで大きな助けになるのが、「認められること」だと私は思います。
「評価されること」と「認められること」は似ているようで、少し違います。
評価は努力の結果として得られるものかもしれませんが、認めるという行為は、周りの人がほんの少し寛大になり、心を砕いて優しさを持って接するだけでもできることです。
そして小さなことでも、その人が「ここを見て欲しい」「認めて欲しい」と思っているところを認めてあげることが、その人が働き続けるための大きな救いになるのかもしれません。
そして自信を取り戻すきっかけになるのです。
「認められること」。それは誰かの人生を支え、働き続ける力を生む、シンプルだけれどとても大切な営みだと感じます。





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