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空の検索で862件の結果が見つかりました。

  • 就職先の栄枯盛衰

    栄枯盛衰(えいこせいすい)と言われるように、繁栄して良い時代もあれば、衰えたりすることもあります。会社の動向がわかりやすいかもしれません。 日本を代表する企業でも、衰退して別の企業の傘下に入ったりすることは、昨今めずらしくないのです。 一見、名前が通っていて成功し続けている企業でも、成長の裏で必ずといって良いほど、事業はその規模、事業、収益などがプラスマイナスを繰り返しているようです。 それも、売上とか利益ということだけではなく、いろいろな部門で栄枯盛衰があるようです。 例えばある企業の売り上げが右肩上がりであっても、会社のガバナンス面や社内統制が枯衰して、不祥事が発生する場合もあります。 表から見ると、不動に見える商品を手掛け、繁栄しているように見える企業も、別の赤字部門が原因で、ある日縮小ということにもなり得るのです。 就職を目指す就労移行支援事業所ユースターの利用者の皆さんが、支援スタッフとともに通る門は「就職する会社を選ぶ」という工程です。 支援スタッフが気を配ることは、どうやって「自分で選ぶか・・」です。 最近、某高校に在学中の学生の皆さんとお話しする機会が何度かありました。 学校卒業後に就職を考えている方に「就職先の選び方」についてうかがってみますと、ほとんどの方は、自分以外の誰かが一時選別をして、既に絞られた選択肢の中から就職先を選ぶ方が多いのがわかります。 まだ高校生ということもあり、ご家族の方等がリードする場合が多いようです。 そうなるのは仕方がないとは思います。しかし、いざ働き始めて、イメージが違っていたなどの理由で転職を考えることがあったら、その時の就職活動は、自分で選択をしていただければ良いなと思います。その理由は、選ぶ活動の中で、初めて企業の表と裏を知ることになり、就職する動機や選択理由が広がるからです。 例えば、自分以外の方が選んだ場合は、企業名だけが目の前に並び、それだけで選ぶかもしれません。そうなった場合の「志望理由」は「有名な会社なので・・」とか「大きな会社なので・・」になります。 しかし、自分で調べると、調べる過程で、心に残る(ピンとくる)ワード、イメージや画像などがあり、ピンとくる何かを感じるチャンスがあるのです。 また、会社のことを知るすべとしては、実習などの体験が非常に大きな意味があると思います。インターンシップや実習のときに、そこで働く人が親切だった、雰囲気が良かった、仕事が楽しかった、わからないことを聞きやすかった・・・などが就職理由の上位を占めているからです。 理想は、全てのオプションを横並びにして考えることかもしれませんが、簡単にはできませんので、特に人生で初めて働く方は上記のような選び方が良いのかもしれません。 それでも、栄枯盛衰ですから、今日安定している会社でも明日はわかりません。それを予測するすべもありません。しかし、会社がどのような状態になっても、最初にピンとくるものが自分の拠り所になるものです。 自分を取り巻く働く環境が良いままであれば、栄枯盛衰あっても、良い就労は続けられるのかもしれません。 職場の働きやすさー自分で感じて選んでみる

  • 視覚と体験

    ユースターの施設内では、利用される方に説明をする機会が多くあります。 新しいトレーニング、軽作業の手順から全体に行う説明など、相手も場面も様々です。 前のブログで、相手に、話したい内容を正しくしっかり伝えるには、私自身が「今自分が何をどのように伝えたいのかを理解していなければ相手は理解できない」といった趣旨を書かせていただきました。 会話というものは、時間が後押ししてしまう側面もあります。何となく流れ、そして内容の如何を問わず、何となく終わるということがあります。 そこで、話した後に、相手に「何が残るのか」が大事になります。時間を取ってユースターのトレーニングに参加してくださる皆さんに対して、ユースターのプログラム・軽作業の目的や手順の説明は「何となく」説明して進めて良いというものではありません。 そこで、口語による説明だけでは、正しく伝わらない恐れがある場合に、補助的なツールとして「見て」理解していただく方法を使うことが多くあります。 また、正しく伝わる場合であっても確認のために視覚的なツールを添えることも日常的にあります。 ユースターや就労支援に限ったことではなく、一般の仕事の場面でも多く導入されています。 例えば、OJTという方法がありますが、説明だけではなく、見て・実際にやってみて覚えることをはどの職場でも見られます。少し古い表現では「百聞は一見にしかず」「海に千年河に千年」・・でしょうか。 視覚的に感じたり、体験をして身体で覚えることは、伝える内容をより確実に近づけます。 就労移行支援事業所ユースターで作業手順を説明する際にも、聞いた説明を見た目で補完しながら、実際に体験する順番で習得を目指します。 既に多くの方が体験としてご存知とは思います。「聞く」だけで理解することは一般的にも難しいことである、ということなのだと思います。 生活の中で身近の随所に「説明+挿絵・動画・写真」が普及しています。 人間は「聴く」と「観る」両方があると、視覚の方が影響が大きいとも言われますが、同時にあったらそれぞれが補完し合い理解や記憶が深まります。 「聴く」とそれを話す人の心の中で考えていることを知る糸口になります、「観る」とその人の現実を知る糸口になると思っています。 説明して、示して、体験して

  • 伝わる説明のしかたとは

    就労移行支援事業所ユースターの施設内の中で、作業をする活動がありますが、その中で支援者から利用者へ作業を説明することが多くあります。 「確実に伝わる説明のしかたとは?」・・・これは永遠の課題かと思うほど難しく感じます。 難しくしているのは、説明者や聞き手、どちらかだけではないように思います。 話す側がこうであれば良いとか、聞き手はこうするべき、といった簡単なことではなく、両者の意思や目的感がつながること、相手の尊重と信頼といったものまでが影響してくるものだと思います。 それだけに、すべてが誤解なく伝わる説明をする、ということは至難です。 私は、ユースターを利用する方に限らず、色々な方とお話ししたり、相談をお受けしたり、一方で商談から、社内の職員との面談に至るまで、こちらから説明をする機会は多くあります。 その中で、もちろん私の未熟さから、相手の話しを完全に理解できないという場面もありますし、どちらからともなく、何となく話しが伝わり合っていないなあ、と面談の場が微妙な空気になることもあります。 「私の説明のしかたはわかりやすいか?」「聞いてくださっている方が「わからない」と言えずに困ってはいないか」「相手が知りたいこととズレたことを言ってはいないか?」 「そもそも伝わっているー?」 など気になり始めたらきりがありません。 そんな中、もっと根っこの部分で気づいたことがあります。 それは・・・ 「そもそも、話し手である自分が、今自分が何を言いたいのかをわかっているのか?」 です。 自分はわかっているつもりで、言葉にしていますが、かなりの頻度で、その場で浮かんだ言葉を使って話していること(良く言えば同時処理)、つまりは熟考して選んだ言葉を使っていないことがあるのです。 もう一つ、話題の選択と展開についても、思いつきや気分で変えたりすることもあるのではないか?、と思っています(💦) そもそも今回相手の方にも時間を取っていただいて話す内容は、あらかじめ自分が何を伝えようとしっかり定まったことなのだろうかー。と振り返ってみると反省点があります。 また、たとえ何を話そうとしたかしっかり準備をしていても、自分の言いたいことだけを話したり、話すということに必死になってしまい、聞き手のことを考えていない・・となってしまっては、話は相手に”伝わらない”と思います。 確かに、気を付けていても、何かを説明する際、気づいたら「話すこと」に必死で、とにかく言い切ることに神経を集中してしまい、ふと我に返って、自分に愕然とすることがあります。 その後、反省を踏まえて次の機会にリベンジを誓うことはあるのですが・・同じことを繰り返してしまいます。 このようなことから、特に相手の時間をいただいて、特定のテーマで面談や会議の場でお話をする際には、相手のことを知っておくことから、選ぶ言葉、ストーリーまで、しっかりと準備をすることを心がけたいです。 表面上のテクニックだけでは、伝えたいことをしっかり伝えたり、実りあるお話にすることは難しいのだと思います。 逆の立場で、自分が聞き手になったときに、記憶や心にのこらない話しに出会ったとき、なぜそう思ったのか、を考えることも大事なのかと思っています。 相手の方にきちんと伝えるためには・・

  • コミュニケーションの支援①

    社会で働く上で必ずといっても良いほど聞かれる言葉が「コミュニケーション」ではないでしょうか。 コミュニケーション・・・「伝える」ということだけなのに難しいものです。 なぜ難しいと感じるのでしょうか? それはコミュニケーションの奥深さに関係があるからだと思うのです。 ご想像のとおり、コミュニケーションを単に「伝えること」という目的だけに使おうとしてしまうと、そこにさまざまな不具合が起こってしまいます・・例えば人間関係の摩擦などを誘発し、後で「なぜこうなってしまったんだろうかー?」「言わなければよかった」という事にもなりかねないのです。 例えば、良かれと思って相手にアドバイスをしたつもりが、なぜかそこから関係が悪くなってしまった、ということは日常の中であることですし、何度経験しても同じことを繰り返してしまうことがあるのです。 一方で、コミュニケーションは、人間関係を豊かにする鍵でもあります。 ここでも、その鍵を上手に使いこなすことが求められます。人や社会という鍵穴と鍵が合わなければならず、それは決して簡単なことではないのです。 コミュニケーションは、その大切さに伴うやっかいさや難しさがあります。 こんなにも「コミュニケーションは大切」でありながらも、いつまでも”大切です”で終わっているような気がするのです。 大切であるなら、多くの方が実践し、もっと使いこなされているはずですし、それによってコミュニケーションの間違った使い方や勘違いが生じるような使い方は無くなっているはずです。しかし現実には、そうはなっていないと感じます。 その原因を考えると、コミュニケーションは大切であるからこそ言われ続けていますが、具体的に何を、どのようにしたらコミュニケーションが良くなるのか?という問いに「明確」で「取り組みやすい」方法が明示されることは少なかったからではないかと思います。 さらに、コミュニケーションが上手になるために 「相手の話しをじっくり良く聴く」 「積極的に色々な人と関わる」 「相手の気持ちを考える」 「信頼関係」・・など言葉では納得できる方法や注意事項がたくさん出てはくるのですが、その多くが簡単ではないのです。 私は、難しいと感じてしまう理由は・・上手になる方法が「人」としての姿勢、態度、ふるまい、そして考え方などに直結するもので、普段の自分の言動や意識が問われるものだからだと思っています。 自分の経験からも、ある限られた時や場所だけでコミュニケーションを上手にとろうと思っても、それは難しいと感じます。 就労移行支援事業所ユースターでは、将来社会で働くことを通した社会生活に向けて、さまざまなプログラムを提供させていただいています。その中にも「コミュニケーション」という名の付くプログラムは多くあります。 ユースターは、利用される方に、コミュニケーションをノウハウとして提供するだけでは、本人の納得や本当の習得にはつながらないと捉えます。 「人」が問われるテーマであることも認識して「社会で必要なコミュニケーションの支援」を展開しなければならないと思っています。 次のブログでは、ユースターがコミュニケーションの支援を行う上での着目点について書かせていただきます。 (=>つづく) コミュニケーションは、人としての自分が問われることなのかもしれません

  • 2号被保険者になって

    就労移行支援事業所ユースターから一般企業に就職をされたほとんどの方は、企業が加入する社会保険(基礎年金・厚生年金)の2号被保険者という立場になるのですが、ユースターに所属する間は1号や3号被保険者である場合が多いです。 「自立」や「社会人」という言葉は頻繁に聞くものの、それらを具体的な形としてつかみにくいのは前のブログでも書かせていただきましたとおりです。 そこで、例えば、この第2号被保険者になる・・・ということが、社会の中の自分の立場が変わる、一つの”変化”の表現として活用できるかもしれないと思っています。 日常の中で、社会保険の種類を意識する方は多くいらっしゃらないと思うのですが、ユースターを出て社会に一歩踏み出すという「スタートポイント」やその責任を確認する意味も含めて、社会保険の立場が変わることは、一つの意味あることかと思っています。 ところで、こういった公的年金制度は働く人にとても大事なことなのでしょうが、思い返してみても、自分が2号被保険者になった、という案内や説明、そもそも社会保険制度の説明は、普段ほとんど無いのではないでしょうか? 私達国民のどれだけが社会保険のことを知っているのか?、疑問に思うことがあります。 私も少しづつ知識を増やしていったものの、まだまだわからないまま年を重ねておりますし、実際に意識をし始めたのも、雇用されて働いてから何十年も経ってからのように思います。 完璧な制度であれば、何も知らなくても、国民であることで安心していられるのかもしれませんが、知らない間にマイナーチェンジがされたり、それが自分にとって不利益になっていた、ということも知らない間に起こっているかもしれないのです。 106万円の壁といったことも、昨今話題となって初めて知るという事態で、知識がついていっていないことを実感しました。 就労支援を行うユースターであっても、十分に説明ができているわけではありませんし、障がいなどの理由でサポートを受けて働きたいと思っていらっしゃる方へ行う就労支援の中(範疇)に、このような公的年金制度の説明等を行う必要があるのか?働く支援と比べた優先度は?など、わからないことが多い中でも、ユースターとしては、知識としてお伝えしたいと思っています。 社会制度は知らないことが多くあります。誰からいつ学べるのかもわからないと社会に出る不安にもつながります

  • 就労者と再会して

    昨日、就労移行支援事業所ユースターから就職をして働く複数の方を職場でお会いした際、に、その変化というよりも変わり方(変化の仕方)に少しの驚きを感じました。 何に驚いたのかといいますと「社会人への変わり方」が個人個人違っていると感じたからです。 社会人になるとは・・そもそもどのようなことか、調べてみますと、さまざまな方面の人が、それぞれの分野から「社会人とは」を定義づけているようです。 一例は・・ ・誰かの保護下から脱して自立する ・仕事をしている ・社会的に対して役割を持っている ・社会との接点・活動をしている などです。 このどれもが、一つの捉え方であるかもしれません。しかし、これらが全てではないことも強く感じます。 特に「〇〇している」のが社会人とすると、〇〇していない人は何なのか?という問いにゆきつきます。 表面上の形や所属、立場、見た目での定義以外に、内面にも多くの項目があると思います。 ユースターから就職をして働くその方の「社会人への変わり方」とは、表現を変えると、社会の中に溶け込んでゆく方法が個人個人違うとでも言えるかもしれません。 「社会人への変わり方」を感じたのは、上記のような「定義(?)」と照らしたわけではありません。本人がユースターで、毎日頑張って就職する準備を進めていらっしゃったときと、いまの内面の違いを感じたのです。 複数の方とお会いしましたので、なおさら「社会人への変わり方」に個性があることがわかった次第です。 ある方の「社会人への変わり方」は、今まで指示や言われて動く受け身であった部分がすっかり変わり、「指示を受ける」ではなく「指示をもとめていく」という変わり方でした。 そして、決まったことに従順に従う姿勢から、自分で決めて進めようとするたくましさが見られたのです。 見方を変えれば、自分が活動する場所の認識が「保護されて安心できる場所」から、「自分が主体的に動く場所、自己決定できる場所」に変ってきたのではないか、と思いました。 別の方の「社会人への変わり方」は、「人との距離感」の変化でした。今まで支援スタッフとの関係性に於いては、支援スタッフが本人との距離感を調整している部分がありました。それが就職して働くと、自分で距離を保とうとする様子がありました。支援スタッフにも適度な距離で相手を尊重する態度があり、とても頼もしく映りましたし、人との距離を意識したり、違えることを本当に早く身に着けたのではないかと感じたのです。 その他多くのことで「変化」を感じることができました。人は環境の中で変わってゆくと言いますが、社会の中で人は成長もしてゆくのだと改めて実感した次第です。 社会の中で変わってゆく、ということについては、私達誰でもそうなのかもしれません。 自分も社会に育てられた部分が多くある一人である、ということをしっかり受け止めたいと思います。

  • 待つこと

    待つ場面は人生の中でとても多いです。 しかし年々待つことが苦手になる人が増大しているように感じます。 就労移行支援事業所ユースターの中でも、お待たせしないこと、待たずにできること・・・など「待つ」ことをできるだけ少なくするために、”それぞれの立場”の人が気をもむことが多いです。 ”それぞれの立場”と書きました理由は、待つ側⇔待たせる側、は必ずしも「誰」かは固定されていません。 支援スタッフと利用者の場合、待つ立場、待たせる立場が時々交互に交代して出てきます。 例えば、トレーニングに必要な道具が必要であると、ユースターの利用者の方が支援スタッフに聞いてきます。その道具を取りに行くことをスタッフは焦り、利用者の方は「待つ」のです。 でも別の場面では、トレーニングの片づけが終わるまでスタッフが待ち、利用者の方が焦るという場面もあります。 まるで焦る側、待つ側を交互に経験しているかの如くです。 現代は、さまざまな便利なしくみやシステムが発展しています。その中では「待つことを辛いと感じる」ひと、「そう感じさせてしまうのではないか・・」と他の人へ迷惑をかけてしまうのではと心配になる方も増えているように思います。 それがゆえに「ゆっくりー」「じっくりー」という価値も見直されている現代でもあるのです。 そこで、視点を変えて、待つことの善悪というよりも、「待っている間の過ごし方」であったり「待つことを待つことにしないための工夫」、つまり、待つことに意味を持たせて、大事な時間と思えるようになれば良いなあと思うのです。 その根底にあるのは「能動的に生きる」ということではないでしょうか? 待ち時間に何をしようとか、待っている間のひとときを楽しもうといった能動的に時間を有意義に変える方法をユースターでも講座などで一緒に考えているところです。 その講座では、何か指示や情報を受け身的に得ることが日常となると、どうしても、何かをしてくれる・・とか、誰かが何かを自分に持ってくるまでの間が「単に待つ時間」になりがちです。しかし、毎日の時間を自分が能動的にコントロールし、コーディネ―トしていれば、待っている間も「待たないで良い有意義な時間」に変えられるのだと思います。 職場では、ひと昔前は仕事中に時間が空いたとすると「仕事を見つける」とか「誰かを手伝う」べき、と言われました。 しかし、現代では、本来の自分の仕事ではないことに労力と時間を割く=変なこと?疑問が湧く・・ということにもなりかねません。それを受け入れられる人とそうでない人が出てくるかもしれません。 そこで、待つ間には、次の仕事を頭の中で準備していたり、状況にもよりますが、思い切って別の仕事に切り替えてそれを先に手掛け、一段落した時点で元の仕事に戻る、といった切り替えも待つよりも時間に意味を持たせやすいかもしれません。 いずれにしても自分の時間は自分が能動的にコントロールできるんだと意識することが大事だと思います。 就労場面では、何かが来るまで時間を無駄にしてしてしまうという概念は無く、自分の時間をコーディネートすることが求められるのだと思います

  • 意向と質問攻め

    どのようなサービスも「受ける側の人の気持ち」にマッチしないと、受ける側は辛い気持ちになりますし、他の選択肢がある場合には、そのサービスから離れてゆきます。 例えばカスタマーサービス、最近はAIなどが人を代行することが多いようですが、質問の答えに行き着くまで数々の質問を逆にされます。 質問をする人(顧客、クライアント)が答えを得るために、逆にその何倍も多くの質問を受けることになります(苦💦) 正直、直接対面で話した方がはるかに早く完了しそうなことも少なくないのではないでしょうか。 回答する側に立って考えてみると、的確な答えを出すためには、相手の意図を正確に読み取らないといけないーという意気込みは伝わってくるのですが、それを何が何でも求めるために、質問者(顧客)に「何を知りたいのか」と質問攻めにしているのだと思います。 もちろん福祉の支援もサービスの一つですし、意向の確認場面では同じことが生じがちです。つまり本人を質問攻めにしてはいないか?・・振り返ってみる必要があるかもしれません。 本人の意向を確認して支援を始める、というのは基本ではありますが「何をしたいですか?」「どうしたいのですか?」「ABどちらが良いですか?」と本人に質問をし、答えを得るようにする場面も多いかもしれません。 人間が考える「意向」「要望」は常に明確かつ言葉にできるものだろうか??ふと考えてしまいます。 わが身に置き換えてみると、自分の心や頭はとても優柔不断で変わりやすいです。自分のその時の気分や、その時点で獲得した情報量や、それが増えることでも変わりますし、「話している相手」によっても変わるのが正直なところです。 その時、心や頭の中では、時には「何となくこんな感じだけれどあなたの言い方によっては変わるかもー」という余白が多い時もあります。また「誰かに決めて欲しい」・・という白紙からの「要望」の時もあるのです。 もし、その場面で本人が誰かに質問攻めにされたら、本人はどうしても気持ちの圧迫感を感じるでしょうし、それによって心を閉ざしてしまうかもしれません。 本人の意向というのは単純ではないという前提で、相手の人は、できるだけ言葉にならない心を想像できると良いと思うのです。 私達の施設、就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムなど、支援を提供する側が自己認識し、改めて考えるべきことかと思います。 相談しようと思って私達支援スタッフのところに来て下さる方が、相談ではなく質問に答えて帰るということにならないようにしたいです。 とはいえ、一方で、自分が相談したいことを言葉にまとめて相手に伝えることも本人にとって重荷になる場合があります。 特に就労支援の場合には、将来のことが具体的にわからない中で「どうしたいか」を言葉で告げることはとても難しいです。 そこでは、逆に支援スタッフが本人に質問を重ねながら話し、一緒に到達点をイメージしてゆくことも多いです。 いわゆる「本人の気持ちを追い詰める質問」ではなく、「一緒に到達点をイメージできる質問」をしてゆきたいと思います。 本人にとっても心地よい質問と回答の時間になれば・・・

  • 「適性」と「適正」

    「適正」と言う言葉があります。 申し上げるまでもなく、また読んでくださっている方には失礼になることをお許しいただきながら、同じ読み方でも「適性」という言葉もあり、「適正」は「適性」とは全く意味が違います(当たり前💦)。 意味の違いまで書いて恐縮ですが・・・ 「適正」は適切で正しいことです 「適性」は能力などがどれだけ合っているかということです この2つには歴然とした意味や使う場面の違いがあるのですが、意味以外の部分で大きな違いがあることに気づきました。 「適性」という言葉は、ある人やモノの焦点の当て方が全く違うのです。これを知ったときに、私ははっと気づくことがありました。 障がい等の理由でサポートを希望される方が就職して働くための支援を行っています就労移行支援事業所ユースターですが、支援をさせていただく過程で、職業を選ぶ際に「適性」という言葉が頻繁に出てきます。 何気なく使っていた「適性」という言葉、良く考えてみると、そこには大きな条件が付いていたことに気づいたのです。 それに気づけたのは、なんと「適正」との違いを何気なく考えた時でした。もっと詳しく言いますと、「適性」を「適正」と書き間違えた時に、「はたして自分の理解している両者の意味は正しいのか?」とふと思い、調べてみた時でした。 就労支援の中では、「適性」といえば本人の能力や動機が、探している職業や職種と合っているか?という観点で使われます。つまり向いているかどうか・・です。 しかしその適性は「ある一定条件で合っているか」という点だけなので、そこには正しいとか不正解といった評価はないのです。 一方「適正」には正しいかどうかの判断が存在します。 私達支援スタッフが陥りやすい間違いとして、適性について話しているつもりが、いつの間にか適正かどうかに話が変わってゆくことです。 例えば、ある方がフルタイムで働くことは避けたい、とおっしゃったとします。その方は趣味はマラソン、健康体で一見ストレスも溜めにくそうだとします。その方に、支援スタッフがつい「お仕事は一日何時間も働き続けることだから、働けると良いです」と言ったとします。 本人は「適性」について話しているつもりでも、支援スタッフなり支援をする側の人が「適正」を回答してしまっているのではないでしょうか? また、別の例でも言えることです。 「適性」は、いわゆる「向き不向き」です。それは仕事そのものだけではなく「能力を発揮しやすい環境」についても言えることです。 例えば、ある方が「初対面の人は苦手です」とおっしゃったとします。(実際そのようにおっしゃる方は少なくありません)。その方は、接客業のようなお仕事には適性がないと思われがちです。少なくとも本人は対人対応するお仕事は苦手と感じているのだと思います。しかしそれだけで「接客業には適性はない」と決めて良いのでしょうか? といいますのは、ひょっとして、適性が無いのは「人」だけではなく「初めて体験する全てのこと、未経験のこと全て」なのかもしれないからです。 もしそうであれば、適性が無いのは接客業だけではなく ・仕事が頻繁に変わる仕事 ・予告なく変わる仕事 ・毎日異なる仕事 ・一日の中でその都度指示が出る業務 ・見通しのない手順・・・・ などに苦手感があるのかもしれないのです。むしろそのように捉えて、一つ一つを詳しく調べ(アセスメント)る必要があるのです。 得意を生かして働くのは基本としてはあり得る考え方ですが、得意を整えるための環境は「適性」を成り立たせるために必要な支援なのだと思います。 言い換えれば、「適性」は「適正」か否かではなく、成果を上げやすい業務や環境を整えてゆくことで「適性」が発揮される、ということになるのだと思います。 適性を適正で語らないようにしないとと思います

  • 自分を元気にする講座(後編)

    先日、就労移行支援事業所ユースターが主催し、外部から講師としてお招きしました、札幌大学の森影恭代先生の講座を実施いたしました。 後編をご報告いたします。 前半は、どのようなきっかけで学生(小中高大学生)が、気持ちが落ち込んで講師の相談室に来られるかや、その方々が再び元気を取り戻して学業や就労に戻る過程などについてお話しをうかがいました。 学生さんが自分や今の状況が嫌になったり、自信を失いそうなときに、何がきっかけになって自分の自信や力を取り戻せるようになったのか、とても興味深いお話しがあり、参加された皆さんの参考にもなったのではないかと思いました。 そして、いよいよ後半・・参加された皆さんの出番です。 まず一人一人が自分のことを「自己紹介」という形で語ります。しかし通常の自己紹介とは趣向が違っていました。 詳しい進行や方法(手法)については別の機会にしたいと思いますが、自分の名前やプロフィールを紹介するという自己紹介ではなく「自分はどんな人?」「アピールポイントは?」 などを、まずはじっくり自分で考え、近くの人に語り、そしてお互い質問をし合うという体験です。 そして最後に皆さんの前でとてもユニークな方法で発表するというものでした。 とても印象深かったのは、質問をしあうという作業の持つ深い意味でした。 質問し合うということは、単に相手と仲良くなったり交流する、ということだけではなく、相手に「興味関心を持つこと」、そして「持たれること」・・という「気持ちの相互交流」が自然に起こることでした。 誰かが自分のことを質問してくれる、ということで自分が少し自己肯定感を刺激されたり、自己有用感を実感しているようでした。 最後の、皆さんの前で自分のことを発表するというのはハードルが高いのでは?「誰も手を挙げないかもーー」と想像していましたが、結果は想像とは全く違い、時間が足りなくなるまで、たくさんの参加者が自分のことを発表したい、と手を挙げていました。 この盛り上がりは、講師の森影先生のリードがすばらしかったのと、教材が今回参加して下さった皆さんにぴったりと合っていたからではないでしょうか。 本当に皆さんが元気を取り戻したのではないか、と実感できたひと時でした。 当日、講座には予想を超える多くの方がお集まりくださいましたが、その中には現役で就労されていらっしゃる方もいました。 就職しても、社会で働いて生活する中で、たまに自分を振り返って、ユースターに気持ちを戻して、再び元気を取り戻していかれる方がいらっしゃることがわかります。 ユースターや付随するプライベートサービスである「キャリアセンター・ユーディ」の会員の方も、既に働いているとはいえ、会社組織の中で自分が抱える諸問題を、このような機会に表に出してリフレッシュできれば良いなと思いました。 ”元気になる”ということで、就労移行支援事業所ユースターが目指す、働いて活躍するために、皆さんの社会生活を元気にするために何ができるだろうか・・を皆さんと考えられた時間となりました。 改めまして、講師としてお越し下さいました森影先生ありがとうございました! 自分のことを発表したい、と誰もが思う講座の雰囲気でした

  • 自分を元気にする講座(前編)

    「気持ちを元気にする方法をみつけよう」というタイトルで、土曜日特別講座を就労移行支援事業所ユースターで行いました。 2回に渡ってご報告します。 将来、社会で働くことを目指して、その準備のために、ユースターは就労移行支援事業所として支援をさせていただいています。 ユースターに通われる皆さんと支援スタッフはお互いに協力し合う関係です。その中で、毎日の準備プログラムを進めていますが、平日は、就労や社会での生活に関連した講座を「支援スタッフが」皆さんへ行っております。 今回は、土曜日特別講座として外部講師をお呼びして、いつもと違う雰囲気で行いました。 就労移行支援事業所ユースターが講座を主催し、講師として、札幌大学の森影恭代先生にお越しいただきました。 森影先生は長きにわたり、多くの特別支援学校(養護学校)で教鞭を取られ、現在は大学で小中高大学生の学業や将来のことへの悩みや進路相談に携わっていらっしゃいます。 今回テーマとしましたのは、将来の社会人として、時には元気をなくしそうになったとき、落ち込んだとき、自信が持てないとき、どのように自分を取り戻したらよいか?でした。 自分のことや、気分を言葉にして発しようということで、森影先生のリードのもとで、参加された全員が大いに語って、そして交流したと思います。 講座の雰囲気はといえば、皆さんすごく盛り上がって、とても楽しい時間だったのではないでしょうか。 まず最初に、森影先生から、どのような学生(小中高大学生)が、気持ちが落ち込んで先生の元に相談に来られているのか?。そしてその方々が、再び元気を取り戻して、どのように学業や就労に戻っていかれたのか・・というお話しがありました。 学生さんで、一度は自分や今の状況が嫌になったり、自信を失いそうになる方は少なくありません。 そうなったとき、どのようにして再び前を向けるようにしたら良いのか? 相談に来られる方の例から、自信を完全に取り戻せてはいなくても、一歩づつ進めるようになれた方など、時間はかかるけれども、色々な人との関わりや、学生相談室などで自分の味方となる相談員を見つけ、お話しすることで少しづつ自分を取り戻せた様子をわかりやすく、リアルにお話をして下さいました。 参加された皆さんとても熱心に聞き入っていました。 お話しのあと、いよいよ後半の全員参加のプログラムが始まりました・・・ (=つづく) 講座の前半ー講師の森影先生から、学生さんの悩みや元気を取り戻すまでの実際についてお話しがありました

  • 就労アセスメント・ステップアップとは③

    就労の力を伸ばす小さな「ステップ」は日常の生活の中にもたくさんあると思います。 その小さな「ステップ」を「ステップアップ」につなげる一つの方法(コツ)は・・ 「意識をする」ということです。 なぜなら意識ができていないと身につけようと思わないからです。 例えば初対面の人とはうまく話せない、という困り感を持つ方は多いです。でも「初対面の人が苦手」という人は社会の中にはとても多くいらっしゃるのです。 そして、それは障がいの有無や、能力の高低とは無関係なのかもしれないのです。 もちろん私自身も初対面の方と何かを話すときは言葉が出てこなかったり、何か間違ったことをしてしまうのでは--と不安です。 なぜなら相手の反応が読めないからー相手のことがわからないからです。 初対面の人が苦手な方は、相手を知ったり、読み取ることに自信が持てないということもあるかと思います。 そこで「ステップ」を意識する支援としては、人の考え方を多く知れる練習を就職前の準備として行ったり、人は人を見て、どのように感じるのかを研究したり、初めての人に苦手感を感じるメカニズムを学びます。 また、ひょっとして初対面の「人」が苦手と思っていても、初めてのこと全体が苦手な場合もあります。 初めては誰でも不安で自信を持ちにくいです。ここでも自分だけではないことがわかります。そのために生活の周りには多くの「説明」や「例」や「代わりにやってくれるサービス」がたくさんあるのだと思います。人はそれらのサービスを使って初めての緊張を軽減させているのだと思います。 そう考えると、自信が持てない人は多くいて、それを補う支援もたくさんある、というごく普通の社会がそこにあるのかもしれません。 自信が持てないときは「何に」自信が持てないのか、それは何かで補えるか、その時自分はどのようなことを考えるのか等も知れると良いです。 少しずつ「不安な自分」を客観的に見れると、対応策も練りやすくなるのです。 そして、1つの「ステップ」を自分で意識することで、次の「ステップ」に意欲が向き、自然にステップを積み重ねることになります。 実感は持ちにくいかもしれませんが、この積み重ねが、気持ちの「ステップアップ」になるのだと思います。 心理学としては別の確立された理論があると思いますが、あくまで就労に向けた準備の支援としては、気持ちの「ステップアップ」は、これから将来の社会での活躍に向けて、本人にとっても向上している実感を持ちやすいのではないかと思うのです。 ステップアップというと、何か施設や通う先を変えたり、活動の時間を延ばしたり、と目に見える「変える」ことに目が行きがちです。 しかし、日々の生活の中の出来事を意識するだけでも、気持ちのレベルを上げてゆくことにつながると思うのです。 その他、ステップアップのレベルも、人それぞれ違います。他人との比較ではなく「どの基準で自分は〇〇だと感じるのか」が知れると、結局「自分は〇〇と比べて△△だ」という根拠が薄いことにも気づくのです。 ステップアップは見えない部分にもあります

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