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空の検索で837件の結果が見つかりました。

  • コミュニケーションの支援②

    就労移行支援事業所ユースターを利用される皆さんが行うトレーニングプログラム・・その中に多く登場するのが「コミュニケーション」です。 申し上げるまでもなく、ユースターを出て、皆さんが社会生活を送る上で欠かせない力であると思っています。 前のブログで触れさせていただいた通り、コミュニケーションに関して、ユースターに複数あるプログラムの中には、「話し方」や「話す練習」といった”技術”を習得するものもありますが、多くはノウハウや技術ではカバーできない「対人コミュニケーションの力」となります。その対人コミュニケーション力は人間関係を支えるものになりますので、各個人の理解のしかたに合わせて身につけていただく支援が大事だと思っています。 仮に、技術や、正解のようなものを提供しても、その場では何かを獲得した気にはなっても、本当に自分の身にはなっていない、ということがあります。 対人能力に関わる知識は、最終的に自分の納得がないと身につかないものだからです。 そして注意が必要な点は、「コミュニケーションができるようになること」を目標として設定する場合です。 支援の中で「良いコミュニケーションは大切だから、できるようにする」ということを目標に掲げることがあります。 しかし、その難しさを考えると、気負いすぎて高すぎる壁にはなってはいないか?と疑問が残ることがあります。 「社会で必要なコミュニケーションへの支援」は集団や組織の中で人間関係を維持するために、力を発揮できるようになる支援でもあります。それゆえに「できるようになる」ことが目標ではなく、諦めたり避けずに、自分の中で具体的な成功体験を積み重ねる自信を身につけることが目標なのかと思います。 そしてコミュニケーションということが「何となくわかった・・」という気持ちが自分の中に増えてゆき、自信が持てるようになれると良いのです。 ユースターの提供するコミュニケーションのプログラムは、「達成した」とか「できた」かを問うものではありません。時間の最後に自分で振り返って自分のことを意識する行動につながることを目指します。 冒頭に書かせていただきましたとおり、コミュニケーションは「人としてのあり方に関係するもの」であるがゆえに、手法だけで達成できるものではありません。 「自分という個性を大切にすること」、その上で「自分なりの人との関わり方を見出す」、そして「コミュニケーションについて自分に合った支援をみつける」ことができれば良いと思っています。 コミュニケーションの支援は人としてのあり方の支援でもあります

  • コミュニケーションの支援①

    社会で働く上で必ずといっても良いほど聞かれる言葉が「コミュニケーション」ではないでしょうか。 コミュニケーション・・・「伝える」ということだけなのに難しいものです。 なぜ難しいと感じるのでしょうか? それはコミュニケーションの奥深さに関係があるからだと思うのです。 ご想像のとおり、コミュニケーションを単に「伝えること」という目的だけに使おうとしてしまうと、そこにさまざまな不具合が起こってしまいます・・例えば人間関係の摩擦などを誘発し、後で「なぜこうなってしまったんだろうかー?」「言わなければよかった」という事にもなりかねないのです。 例えば、良かれと思って相手にアドバイスをしたつもりが、なぜかそこから関係が悪くなってしまった、ということは日常の中であることですし、何度経験しても同じことを繰り返してしまうことがあるのです。 一方で、コミュニケーションは、人間関係を豊かにする鍵でもあります。 ここでも、その鍵を上手に使いこなすことが求められます。人や社会という鍵穴と鍵が合わなければならず、それは決して簡単なことではないのです。 コミュニケーションは、その大切さに伴うやっかいさや難しさがあります。 こんなにも「コミュニケーションは大切」でありながらも、いつまでも”大切です”で終わっているような気がするのです。 大切であるなら、多くの方が実践し、もっと使いこなされているはずですし、それによってコミュニケーションの間違った使い方や勘違いが生じるような使い方は無くなっているはずです。しかし現実には、そうはなっていないと感じます。 その原因を考えると、コミュニケーションは大切であるからこそ言われ続けていますが、具体的に何を、どのようにしたらコミュニケーションが良くなるのか?という問いに「明確」で「取り組みやすい」方法が明示されることは少なかったからではないかと思います。 さらに、コミュニケーションが上手になるために 「相手の話しをじっくり良く聴く」 「積極的に色々な人と関わる」 「相手の気持ちを考える」 「信頼関係」・・など言葉では納得できる方法や注意事項がたくさん出てはくるのですが、その多くが簡単ではないのです。 私は、難しいと感じてしまう理由は・・上手になる方法が「人」としての姿勢、態度、ふるまい、そして考え方などに直結するもので、普段の自分の言動や意識が問われるものだからだと思っています。 自分の経験からも、ある限られた時や場所だけでコミュニケーションを上手にとろうと思っても、それは難しいと感じます。 就労移行支援事業所ユースターでは、将来社会で働くことを通した社会生活に向けて、さまざまなプログラムを提供させていただいています。その中にも「コミュニケーション」という名の付くプログラムは多くあります。 ユースターは、利用される方に、コミュニケーションをノウハウとして提供するだけでは、本人の納得や本当の習得にはつながらないと捉えます。 「人」が問われるテーマであることも認識して「社会で必要なコミュニケーションの支援」を展開しなければならないと思っています。 次のブログでは、ユースターがコミュニケーションの支援を行う上での着目点について書かせていただきます。 (=>つづく) コミュニケーションは、人としての自分が問われることなのかもしれません

  • 2号被保険者になって

    就労移行支援事業所ユースターから一般企業に就職をされたほとんどの方は、企業が加入する社会保険(基礎年金・厚生年金)の2号被保険者という立場になるのですが、ユースターに所属する間は1号や3号被保険者である場合が多いです。 「自立」や「社会人」という言葉は頻繁に聞くものの、それらを具体的な形としてつかみにくいのは前のブログでも書かせていただきましたとおりです。 そこで、例えば、この第2号被保険者になる・・・ということが、社会の中の自分の立場が変わる、一つの”変化”の表現として活用できるかもしれないと思っています。 日常の中で、社会保険の種類を意識する方は多くいらっしゃらないと思うのですが、ユースターを出て社会に一歩踏み出すという「スタートポイント」やその責任を確認する意味も含めて、社会保険の立場が変わることは、一つの意味あることかと思っています。 ところで、こういった公的年金制度は働く人にとても大事なことなのでしょうが、思い返してみても、自分が2号被保険者になった、という案内や説明、そもそも社会保険制度の説明は、普段ほとんど無いのではないでしょうか? 私達国民のどれだけが社会保険のことを知っているのか?、疑問に思うことがあります。 私も少しづつ知識を増やしていったものの、まだまだわからないまま年を重ねておりますし、実際に意識をし始めたのも、雇用されて働いてから何十年も経ってからのように思います。 完璧な制度であれば、何も知らなくても、国民であることで安心していられるのかもしれませんが、知らない間にマイナーチェンジがされたり、それが自分にとって不利益になっていた、ということも知らない間に起こっているかもしれないのです。 106万円の壁といったことも、昨今話題となって初めて知るという事態で、知識がついていっていないことを実感しました。 就労支援を行うユースターであっても、十分に説明ができているわけではありませんし、障がいなどの理由でサポートを受けて働きたいと思っていらっしゃる方へ行う就労支援の中(範疇)に、このような公的年金制度の説明等を行う必要があるのか?働く支援と比べた優先度は?など、わからないことが多い中でも、ユースターとしては、知識としてお伝えしたいと思っています。 社会制度は知らないことが多くあります。誰からいつ学べるのかもわからないと社会に出る不安にもつながります

  • 就労者と再会して

    昨日、就労移行支援事業所ユースターから就職をして働く複数の方を職場でお会いした際、に、その変化というよりも変わり方(変化の仕方)に少しの驚きを感じました。 何に驚いたのかといいますと「社会人への変わり方」が個人個人違っていると感じたからです。 社会人になるとは・・そもそもどのようなことか、調べてみますと、さまざまな方面の人が、それぞれの分野から「社会人とは」を定義づけているようです。 一例は・・ ・誰かの保護下から脱して自立する ・仕事をしている ・社会的に対して役割を持っている ・社会との接点・活動をしている などです。 このどれもが、一つの捉え方であるかもしれません。しかし、これらが全てではないことも強く感じます。 特に「〇〇している」のが社会人とすると、〇〇していない人は何なのか?という問いにゆきつきます。 表面上の形や所属、立場、見た目での定義以外に、内面にも多くの項目があると思います。 ユースターから就職をして働くその方の「社会人への変わり方」とは、表現を変えると、社会の中に溶け込んでゆく方法が個人個人違うとでも言えるかもしれません。 「社会人への変わり方」を感じたのは、上記のような「定義(?)」と照らしたわけではありません。本人がユースターで、毎日頑張って就職する準備を進めていらっしゃったときと、いまの内面の違いを感じたのです。 複数の方とお会いしましたので、なおさら「社会人への変わり方」に個性があることがわかった次第です。 ある方の「社会人への変わり方」は、今まで指示や言われて動く受け身であった部分がすっかり変わり、「指示を受ける」ではなく「指示をもとめていく」という変わり方でした。 そして、決まったことに従順に従う姿勢から、自分で決めて進めようとするたくましさが見られたのです。 見方を変えれば、自分が活動する場所の認識が「保護されて安心できる場所」から、「自分が主体的に動く場所、自己決定できる場所」に変ってきたのではないか、と思いました。 別の方の「社会人への変わり方」は、「人との距離感」の変化でした。今まで支援スタッフとの関係性に於いては、支援スタッフが本人との距離感を調整している部分がありました。それが就職して働くと、自分で距離を保とうとする様子がありました。支援スタッフにも適度な距離で相手を尊重する態度があり、とても頼もしく映りましたし、人との距離を意識したり、違えることを本当に早く身に着けたのではないかと感じたのです。 その他多くのことで「変化」を感じることができました。人は環境の中で変わってゆくと言いますが、社会の中で人は成長もしてゆくのだと改めて実感した次第です。 社会の中で変わってゆく、ということについては、私達誰でもそうなのかもしれません。 自分も社会に育てられた部分が多くある一人である、ということをしっかり受け止めたいと思います。

  • 待つこと

    待つ場面は人生の中でとても多いです。 しかし年々待つことが苦手になる人が増大しているように感じます。 就労移行支援事業所ユースターの中でも、お待たせしないこと、待たずにできること・・・など「待つ」ことをできるだけ少なくするために、”それぞれの立場”の人が気をもむことが多いです。 ”それぞれの立場”と書きました理由は、待つ側⇔待たせる側、は必ずしも「誰」かは固定されていません。 支援スタッフと利用者の場合、待つ立場、待たせる立場が時々交互に交代して出てきます。 例えば、トレーニングに必要な道具が必要であると、ユースターの利用者の方が支援スタッフに聞いてきます。その道具を取りに行くことをスタッフは焦り、利用者の方は「待つ」のです。 でも別の場面では、トレーニングの片づけが終わるまでスタッフが待ち、利用者の方が焦るという場面もあります。 まるで焦る側、待つ側を交互に経験しているかの如くです。 現代は、さまざまな便利なしくみやシステムが発展しています。その中では「待つことを辛いと感じる」ひと、「そう感じさせてしまうのではないか・・」と他の人へ迷惑をかけてしまうのではと心配になる方も増えているように思います。 それがゆえに「ゆっくりー」「じっくりー」という価値も見直されている現代でもあるのです。 そこで、視点を変えて、待つことの善悪というよりも、「待っている間の過ごし方」であったり「待つことを待つことにしないための工夫」、つまり、待つことに意味を持たせて、大事な時間と思えるようになれば良いなあと思うのです。 その根底にあるのは「能動的に生きる」ということではないでしょうか? 待ち時間に何をしようとか、待っている間のひとときを楽しもうといった能動的に時間を有意義に変える方法をユースターでも講座などで一緒に考えているところです。 その講座では、何か指示や情報を受け身的に得ることが日常となると、どうしても、何かをしてくれる・・とか、誰かが何かを自分に持ってくるまでの間が「単に待つ時間」になりがちです。しかし、毎日の時間を自分が能動的にコントロールし、コーディネ―トしていれば、待っている間も「待たないで良い有意義な時間」に変えられるのだと思います。 職場では、ひと昔前は仕事中に時間が空いたとすると「仕事を見つける」とか「誰かを手伝う」べき、と言われました。 しかし、現代では、本来の自分の仕事ではないことに労力と時間を割く=変なこと?疑問が湧く・・ということにもなりかねません。それを受け入れられる人とそうでない人が出てくるかもしれません。 そこで、待つ間には、次の仕事を頭の中で準備していたり、状況にもよりますが、思い切って別の仕事に切り替えてそれを先に手掛け、一段落した時点で元の仕事に戻る、といった切り替えも待つよりも時間に意味を持たせやすいかもしれません。 いずれにしても自分の時間は自分が能動的にコントロールできるんだと意識することが大事だと思います。 就労場面では、何かが来るまで時間を無駄にしてしてしまうという概念は無く、自分の時間をコーディネートすることが求められるのだと思います

  • 意向と質問攻め

    どのようなサービスも「受ける側の人の気持ち」にマッチしないと、受ける側は辛い気持ちになりますし、他の選択肢がある場合には、そのサービスから離れてゆきます。 例えばカスタマーサービス、最近はAIなどが人を代行することが多いようですが、質問の答えに行き着くまで数々の質問を逆にされます。 質問をする人(顧客、クライアント)が答えを得るために、逆にその何倍も多くの質問を受けることになります(苦💦) 正直、直接対面で話した方がはるかに早く完了しそうなことも少なくないのではないでしょうか。 回答する側に立って考えてみると、的確な答えを出すためには、相手の意図を正確に読み取らないといけないーという意気込みは伝わってくるのですが、それを何が何でも求めるために、質問者(顧客)に「何を知りたいのか」と質問攻めにしているのだと思います。 もちろん福祉の支援もサービスの一つですし、意向の確認場面では同じことが生じがちです。つまり本人を質問攻めにしてはいないか?・・振り返ってみる必要があるかもしれません。 本人の意向を確認して支援を始める、というのは基本ではありますが「何をしたいですか?」「どうしたいのですか?」「ABどちらが良いですか?」と本人に質問をし、答えを得るようにする場面も多いかもしれません。 人間が考える「意向」「要望」は常に明確かつ言葉にできるものだろうか??ふと考えてしまいます。 わが身に置き換えてみると、自分の心や頭はとても優柔不断で変わりやすいです。自分のその時の気分や、その時点で獲得した情報量や、それが増えることでも変わりますし、「話している相手」によっても変わるのが正直なところです。 その時、心や頭の中では、時には「何となくこんな感じだけれどあなたの言い方によっては変わるかもー」という余白が多い時もあります。また「誰かに決めて欲しい」・・という白紙からの「要望」の時もあるのです。 もし、その場面で本人が誰かに質問攻めにされたら、本人はどうしても気持ちの圧迫感を感じるでしょうし、それによって心を閉ざしてしまうかもしれません。 本人の意向というのは単純ではないという前提で、相手の人は、できるだけ言葉にならない心を想像できると良いと思うのです。 私達の施設、就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムなど、支援を提供する側が自己認識し、改めて考えるべきことかと思います。 相談しようと思って私達支援スタッフのところに来て下さる方が、相談ではなく質問に答えて帰るということにならないようにしたいです。 とはいえ、一方で、自分が相談したいことを言葉にまとめて相手に伝えることも本人にとって重荷になる場合があります。 特に就労支援の場合には、将来のことが具体的にわからない中で「どうしたいか」を言葉で告げることはとても難しいです。 そこでは、逆に支援スタッフが本人に質問を重ねながら話し、一緒に到達点をイメージしてゆくことも多いです。 いわゆる「本人の気持ちを追い詰める質問」ではなく、「一緒に到達点をイメージできる質問」をしてゆきたいと思います。 本人にとっても心地よい質問と回答の時間になれば・・・

  • 「適性」と「適正」

    「適正」と言う言葉があります。 申し上げるまでもなく、また読んでくださっている方には失礼になることをお許しいただきながら、同じ読み方でも「適性」という言葉もあり、「適正」は「適性」とは全く意味が違います(当たり前💦)。 意味の違いまで書いて恐縮ですが・・・ 「適正」は適切で正しいことです 「適性」は能力などがどれだけ合っているかということです この2つには歴然とした意味や使う場面の違いがあるのですが、意味以外の部分で大きな違いがあることに気づきました。 「適性」という言葉は、ある人やモノの焦点の当て方が全く違うのです。これを知ったときに、私ははっと気づくことがありました。 障がい等の理由でサポートを希望される方が就職して働くための支援を行っています就労移行支援事業所ユースターですが、支援をさせていただく過程で、職業を選ぶ際に「適性」という言葉が頻繁に出てきます。 何気なく使っていた「適性」という言葉、良く考えてみると、そこには大きな条件が付いていたことに気づいたのです。 それに気づけたのは、なんと「適正」との違いを何気なく考えた時でした。もっと詳しく言いますと、「適性」を「適正」と書き間違えた時に、「はたして自分の理解している両者の意味は正しいのか?」とふと思い、調べてみた時でした。 就労支援の中では、「適性」といえば本人の能力や動機が、探している職業や職種と合っているか?という観点で使われます。つまり向いているかどうか・・です。 しかしその適性は「ある一定条件で合っているか」という点だけなので、そこには正しいとか不正解といった評価はないのです。 一方「適正」には正しいかどうかの判断が存在します。 私達支援スタッフが陥りやすい間違いとして、適性について話しているつもりが、いつの間にか適正かどうかに話が変わってゆくことです。 例えば、ある方がフルタイムで働くことは避けたい、とおっしゃったとします。その方は趣味はマラソン、健康体で一見ストレスも溜めにくそうだとします。その方に、支援スタッフがつい「お仕事は一日何時間も働き続けることだから、働けると良いです」と言ったとします。 本人は「適性」について話しているつもりでも、支援スタッフなり支援をする側の人が「適正」を回答してしまっているのではないでしょうか? また、別の例でも言えることです。 「適性」は、いわゆる「向き不向き」です。それは仕事そのものだけではなく「能力を発揮しやすい環境」についても言えることです。 例えば、ある方が「初対面の人は苦手です」とおっしゃったとします。(実際そのようにおっしゃる方は少なくありません)。その方は、接客業のようなお仕事には適性がないと思われがちです。少なくとも本人は対人対応するお仕事は苦手と感じているのだと思います。しかしそれだけで「接客業には適性はない」と決めて良いのでしょうか? といいますのは、ひょっとして、適性が無いのは「人」だけではなく「初めて体験する全てのこと、未経験のこと全て」なのかもしれないからです。 もしそうであれば、適性が無いのは接客業だけではなく ・仕事が頻繁に変わる仕事 ・予告なく変わる仕事 ・毎日異なる仕事 ・一日の中でその都度指示が出る業務 ・見通しのない手順・・・・ などに苦手感があるのかもしれないのです。むしろそのように捉えて、一つ一つを詳しく調べ(アセスメント)る必要があるのです。 得意を生かして働くのは基本としてはあり得る考え方ですが、得意を整えるための環境は「適性」を成り立たせるために必要な支援なのだと思います。 言い換えれば、「適性」は「適正」か否かではなく、成果を上げやすい業務や環境を整えてゆくことで「適性」が発揮される、ということになるのだと思います。 適性を適正で語らないようにしないとと思います

  • 自分を元気にする講座(後編)

    先日、就労移行支援事業所ユースターが主催し、外部から講師としてお招きしました、札幌大学の森影恭代先生の講座を実施いたしました。 後編をご報告いたします。 前半は、どのようなきっかけで学生(小中高大学生)が、気持ちが落ち込んで講師の相談室に来られるかや、その方々が再び元気を取り戻して学業や就労に戻る過程などについてお話しをうかがいました。 学生さんが自分や今の状況が嫌になったり、自信を失いそうなときに、何がきっかけになって自分の自信や力を取り戻せるようになったのか、とても興味深いお話しがあり、参加された皆さんの参考にもなったのではないかと思いました。 そして、いよいよ後半・・参加された皆さんの出番です。 まず一人一人が自分のことを「自己紹介」という形で語ります。しかし通常の自己紹介とは趣向が違っていました。 詳しい進行や方法(手法)については別の機会にしたいと思いますが、自分の名前やプロフィールを紹介するという自己紹介ではなく「自分はどんな人?」「アピールポイントは?」 などを、まずはじっくり自分で考え、近くの人に語り、そしてお互い質問をし合うという体験です。 そして最後に皆さんの前でとてもユニークな方法で発表するというものでした。 とても印象深かったのは、質問をしあうという作業の持つ深い意味でした。 質問し合うということは、単に相手と仲良くなったり交流する、ということだけではなく、相手に「興味関心を持つこと」、そして「持たれること」・・という「気持ちの相互交流」が自然に起こることでした。 誰かが自分のことを質問してくれる、ということで自分が少し自己肯定感を刺激されたり、自己有用感を実感しているようでした。 最後の、皆さんの前で自分のことを発表するというのはハードルが高いのでは?「誰も手を挙げないかもーー」と想像していましたが、結果は想像とは全く違い、時間が足りなくなるまで、たくさんの参加者が自分のことを発表したい、と手を挙げていました。 この盛り上がりは、講師の森影先生のリードがすばらしかったのと、教材が今回参加して下さった皆さんにぴったりと合っていたからではないでしょうか。 本当に皆さんが元気を取り戻したのではないか、と実感できたひと時でした。 当日、講座には予想を超える多くの方がお集まりくださいましたが、その中には現役で就労されていらっしゃる方もいました。 就職しても、社会で働いて生活する中で、たまに自分を振り返って、ユースターに気持ちを戻して、再び元気を取り戻していかれる方がいらっしゃることがわかります。 ユースターや付随するプライベートサービスである「キャリアセンター・ユーディ」の会員の方も、既に働いているとはいえ、会社組織の中で自分が抱える諸問題を、このような機会に表に出してリフレッシュできれば良いなと思いました。 ”元気になる”ということで、就労移行支援事業所ユースターが目指す、働いて活躍するために、皆さんの社会生活を元気にするために何ができるだろうか・・を皆さんと考えられた時間となりました。 改めまして、講師としてお越し下さいました森影先生ありがとうございました! 自分のことを発表したい、と誰もが思う講座の雰囲気でした

  • 自分を元気にする講座(前編)

    「気持ちを元気にする方法をみつけよう」というタイトルで、土曜日特別講座を就労移行支援事業所ユースターで行いました。 2回に渡ってご報告します。 将来、社会で働くことを目指して、その準備のために、ユースターは就労移行支援事業所として支援をさせていただいています。 ユースターに通われる皆さんと支援スタッフはお互いに協力し合う関係です。その中で、毎日の準備プログラムを進めていますが、平日は、就労や社会での生活に関連した講座を「支援スタッフが」皆さんへ行っております。 今回は、土曜日特別講座として外部講師をお呼びして、いつもと違う雰囲気で行いました。 就労移行支援事業所ユースターが講座を主催し、講師として、札幌大学の森影恭代先生にお越しいただきました。 森影先生は長きにわたり、多くの特別支援学校(養護学校)で教鞭を取られ、現在は大学で小中高大学生の学業や将来のことへの悩みや進路相談に携わっていらっしゃいます。 今回テーマとしましたのは、将来の社会人として、時には元気をなくしそうになったとき、落ち込んだとき、自信が持てないとき、どのように自分を取り戻したらよいか?でした。 自分のことや、気分を言葉にして発しようということで、森影先生のリードのもとで、参加された全員が大いに語って、そして交流したと思います。 講座の雰囲気はといえば、皆さんすごく盛り上がって、とても楽しい時間だったのではないでしょうか。 まず最初に、森影先生から、どのような学生(小中高大学生)が、気持ちが落ち込んで先生の元に相談に来られているのか?。そしてその方々が、再び元気を取り戻して、どのように学業や就労に戻っていかれたのか・・というお話しがありました。 学生さんで、一度は自分や今の状況が嫌になったり、自信を失いそうになる方は少なくありません。 そうなったとき、どのようにして再び前を向けるようにしたら良いのか? 相談に来られる方の例から、自信を完全に取り戻せてはいなくても、一歩づつ進めるようになれた方など、時間はかかるけれども、色々な人との関わりや、学生相談室などで自分の味方となる相談員を見つけ、お話しすることで少しづつ自分を取り戻せた様子をわかりやすく、リアルにお話をして下さいました。 参加された皆さんとても熱心に聞き入っていました。 お話しのあと、いよいよ後半の全員参加のプログラムが始まりました・・・ (=つづく) 講座の前半ー講師の森影先生から、学生さんの悩みや元気を取り戻すまでの実際についてお話しがありました

  • 就労アセスメント・ステップアップとは③

    就労の力を伸ばす小さな「ステップ」は日常の生活の中にもたくさんあると思います。 その小さな「ステップ」を「ステップアップ」につなげる一つの方法(コツ)は・・ 「意識をする」ということです。 なぜなら意識ができていないと身につけようと思わないからです。 例えば初対面の人とはうまく話せない、という困り感を持つ方は多いです。でも「初対面の人が苦手」という人は社会の中にはとても多くいらっしゃるのです。 そして、それは障がいの有無や、能力の高低とは無関係なのかもしれないのです。 もちろん私自身も初対面の方と何かを話すときは言葉が出てこなかったり、何か間違ったことをしてしまうのでは--と不安です。 なぜなら相手の反応が読めないからー相手のことがわからないからです。 初対面の人が苦手な方は、相手を知ったり、読み取ることに自信が持てないということもあるかと思います。 そこで「ステップ」を意識する支援としては、人の考え方を多く知れる練習を就職前の準備として行ったり、人は人を見て、どのように感じるのかを研究したり、初めての人に苦手感を感じるメカニズムを学びます。 また、ひょっとして初対面の「人」が苦手と思っていても、初めてのこと全体が苦手な場合もあります。 初めては誰でも不安で自信を持ちにくいです。ここでも自分だけではないことがわかります。そのために生活の周りには多くの「説明」や「例」や「代わりにやってくれるサービス」がたくさんあるのだと思います。人はそれらのサービスを使って初めての緊張を軽減させているのだと思います。 そう考えると、自信が持てない人は多くいて、それを補う支援もたくさんある、というごく普通の社会がそこにあるのかもしれません。 自信が持てないときは「何に」自信が持てないのか、それは何かで補えるか、その時自分はどのようなことを考えるのか等も知れると良いです。 少しずつ「不安な自分」を客観的に見れると、対応策も練りやすくなるのです。 そして、1つの「ステップ」を自分で意識することで、次の「ステップ」に意欲が向き、自然にステップを積み重ねることになります。 実感は持ちにくいかもしれませんが、この積み重ねが、気持ちの「ステップアップ」になるのだと思います。 心理学としては別の確立された理論があると思いますが、あくまで就労に向けた準備の支援としては、気持ちの「ステップアップ」は、これから将来の社会での活躍に向けて、本人にとっても向上している実感を持ちやすいのではないかと思うのです。 ステップアップというと、何か施設や通う先を変えたり、活動の時間を延ばしたり、と目に見える「変える」ことに目が行きがちです。 しかし、日々の生活の中の出来事を意識するだけでも、気持ちのレベルを上げてゆくことにつながると思うのです。 その他、ステップアップのレベルも、人それぞれ違います。他人との比較ではなく「どの基準で自分は〇〇だと感じるのか」が知れると、結局「自分は〇〇と比べて△△だ」という根拠が薄いことにも気づくのです。 ステップアップは見えない部分にもあります

  • 就労アセスメント・ステップアップとは②

    就労アセスメントは過去と現在についてまとめたものです。その情報を元に将来の希望についても活用できるようにできればと思っています。 将来のことを考える中で、計画や道筋が無く良い将来だけを望んでいても、実現は難しいかもしれません。何かラッキーなことがたまたま起こることを期待するよりも、一歩でも「思い描く良い将来」に向けたステップを踏み出すことの方が実現に近くなるのだと思います。 そして、その「ステップ」は本当に小さなものでも大丈夫なのです・・・ たとえば就労に関するアセスメントでは、上司や同僚の話している間に、一瞬でも話している人の方に視線を向けたり、顔をあげる、という小さな動作にも着目しますが、その小さな動作であっても、やるとやらないでは、相手の持つ印象ががらっと変わります。そして、その結果、相手から出てくる情報が大きく広がるかもしれないのです。 また、相手の上司や同僚の方が良い印象を持ってくれることで、仕事がしやすくなるかもしれません。もちろんその他の要素や、個人によって結果が異なりますが、この例では「相手に顔を向ける」という小さな動作が、今からでも試せる「小さなステップ」になる可能性があることになります。 アセスメントを受けて下さる方に限らず、その違いについて、あまり考えたことはない人もいらっしゃると思います。 知ったからといって、「やってみよう」という意欲がわくかは人それぞれです。でも何をしたら良いか、どうせだめだ、と思うよりも、具体的にそのような小さな「ステップ」が生きてくるということだけでも知っておいても良いのかもしれません。 そしてその「ステップ」が「ステップアップ」につながるのですが、どのように「ステップ」を「ステップアップ」につなげるのかが大事になります。 未来のことはわからないですし、特に自分が社会で働くために持っている力がどのように変わってゆくのか・・は本当にわからないものです。 そもそも働く力がどのくらいあるのかは、自分だけで判断はできません。なぜなら「働く」とは誰かの要請を受けて、その人や、その他のもっと多くの人々に自分が労働を提供することだからです。 自分だけで「できた」とは判断できないのです。 そうであっても、就労移行支援事業所ユースターから実習や就職をして働く方を拝見していると、誰でも「自分がどの程度、何をすれば求められる働き方ができたか・・」が知らず知らずにわかってくるように感じます。 つまり「働く」とは何か?・・・・は働きながらわかってくることの一つなのかもしれません。 ユースターから就職をした方も、どんなに小さな「ステップ」であっても、それを積み上げ続ける人が最終的には就労を継続でき、就労生活を続けています。 ではその「ステップ」とは何か、前に例を挙げさせていただきましたが、日常の生活にもたくさんあると思います。 そして、たくさんあるその要素を意識することで身に着くこともあります。逆に意識ができないと身になりにくいのです。意識を向けることで、自分ができるようになった・・身についた、という自信につながりやすくなります。 (=つづく) 現在のことをどう未来につなげるか・1つのステップを大事にしたいです

  • 就労アセスメント・ステップアップとは①

    当社の就労支援の活動の一環として、就労に関わるアセスメント(「就労アセスメント」)をご提供しています。 就労に関わるアセスメントとは、働く力や将来働くとしたらどのような働き方(*)が本人にとって良いのか・・など、現在の本人の状態を元に、本人の働く力をまとめるものです。 ユースターのアセスメントでは、その基点から、本人が潜在的に持つ力や動機を、より芽生えさせるために(つまり可能性を伸ばすために)必要な支援や環境、そしてそれを実現するための、本人に合った福祉サービスも含めてご提案しています。 (*ここで言う「働き方」とは、働く本人だけではなく、働く場所、労働条件、職場環境、同僚上司お客様など関わる「人」、周囲の理解、将来のキャリアアップなど種々のものを総称しています) 『就労移行支援事業所ユースター』では、施設を利用される方へ、複数の種類の就労に関わるアセスメントを行っております。 加えて、『就労選択支援事業所ユースター』では、就労移行支援事業所ユースターを利用されていない外部の方へも同様のアセスメントをご提供しています。 今日は、その外部の方へアセスメントの際によく出てくるキーワード「ステップアップ」という言葉について書かせていただきます。 前述のとおり、就労アセスメントでは、現在の本人が働く上で持つ力に焦点を当てます。しかし、更に焦点を当てるのは、その方の「将来」です。 そこでキーワードとなるのが、将来に向けた「ステップアップ」なのです。 そもそも、アセスメントは、本人の現在の様子をまとめるのですが、いわば、生まれてから今日まで育ててきた「過去から今日まで」の結果ということになります。 過去はもとより、今現在の状態は誰でも受け入れるしかないと思いますし、むしろ受け入れることに集中してゆく方が良いのだと思います。 しかし、未来については、これから自分でコントロール(左右)できる部分があるのです。これからつくるものだからーー可能性や希望がたくさんありますし、誰も決められるものではないです。 希望が一杯の自分の未来について、どんなに専門性の高いアセスメントでも、何かを断定できるはずはありません。 しかし、わからない未来であっても、自分のがんばりやサポート、環境などで、自分の思う将来の形に近づけることはできます。 では、どのようにしたら自分の思う将来の形に近づけられるか、あくまで一つのアイデアになるのかもしれませんが、アセスメントがお手伝いできるかもしれないことを次のブログで書かせていただきます。 (=つづく) 将来なりたい自分に向けて、アセスメントもお手伝いができるかもしれません

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