自分とのコミュニケーション
- 吉岡 俊史

- 7月23日
- 読了時間: 2分
猛暑と気象不安定が続く日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は、自分とのコミュニケーションについて書かせていただきます。
私達は「コミュニケーション」と聞くと、“自分以外の誰かと行うこと”を思い浮かべるのではないでしょうか。
一方で、今回のテーマである「自分とコミュニケーションを取る」ということを実践している人は、あまり多くないかもしれません。
なぜか?と考えてみると・・・・
その必要性がないから・・どうやったら良いかわからないから・・何か意味があるとも思えないから・・などの理由が出てくると思います。
その根底には、「自分のことは自分が一番よくわかっている」という前提があり、だから、わざわざコミュニケーションは取らない、と思っているのかもしれません。
しかし、自分を知らないがために、過剰な自己批評をしたり、自信を喪失したり、また逆に背伸びをして辛くなったりすることがあります。
そして、結果として、自分のキャパシティや自分の中の物差しに気づけないのです。
私が所属する就労移行支援事業所ユースターでは、一般企業に就職を目指す方へ、就職前から就職して働き続けることを総合的にサポートしています。
ユースターを利用される方々が、就職先を選ぶ際によく直面するのが次のような状況です。
・「自分にできると思ってこの仕事を選んだが、実際は合っていなかった」
・「どの仕事も、自分にできるイメージが湧かない」
・「自分に何が向いているのかわからず、知っている会社の名前で選んでしまった」
これらのことは、もし「自分をよく知っていたら」軽減できた、あるいはそもそも悩む必要がなかったのかもしれません。
では、自分のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?と考えたときに「もっと自分とコミュニケーションを取ったらよいかも」と思ったのです。
具体的には、自分が自分に質問をするのでも良いのですが、そこまでしなくとも、いつも頭の中で考えることや傾向を振り返ってみる、などです。
後者について、わからなければ、例えば独り言や、誰かに話す時に、よく良く使う言葉などをピックアップしてみるだけでもヒントがあるかもしれません。
他の人とコミュニケーションを頑張る一方で、自分ファーストにして、まずは自分とコミュニケーションを取ることが、就職をうまく進めることにつながるのかと思います。





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