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貢献をすること

就労移行支援事業所ユースターでは、社会に出て働く方の就職から働き続けることまで、就労をキーワードに就労生活のサポートをしています。


そんなユースターを利用される方も、会社でお仕事をがんばることについて「自分はなぜ働かなければならないのだろうか?」という自問をしながら過ごしていらっしゃる部分はあると思います。


納得して、決心して就職はしたものの・・そうは言っても、長い人生で紆余曲折あるわけですし、へこむことも多く経験します。


ユースターが皆さんの”働き続けること”をサポートしている中で、皆さんがへこむ都度「なぜ働かなければ?」という疑問に戻る姿を身近に見ます。


それだけ、働き続けることはいかに大変なのか、という実感を抱きますし、だからこそ、一人だけでがんばるのではなく、支援スタッフがどこかにいるという環境で働き続けることが良いのだと思うのです。


実際、就職後、しばらく連絡が無かった方から、相談に来たいという連絡をいただくことがあります。

相談をしたいというときは、仕事や職場に関して、へこんでいるときが多いのです。


面談をして色々なことをお話しくださったり、悩んでいることをお話ししながら、今の会社を続けようか・・辞めたとしたらどうしようか・・など頭の中で悩みがぐるぐると回ってしまうようです。


支援スタッフに話したり、自分の想いをぶつけることで抜け足す場合もありますが、どうしても(今のお仕事を)続けられない、続けたくない・・・という想いから抜け出せない場合に「では今後どうしようかー」となります。


色々と相談を重ねる中で、いまのへこんだ心の状態で次の新しいお仕事や環境に移っても、周りに合わせてゆくエネルギーが不足していることもありますので、そこには、切り替えとかリセットが必要になるのです。


そして、お仕事を続けてゆくための何等かの「根本的にゆるがないよりどころ」があると気持ちを切り替えたり、新たにして再出発をする助けにもなるようです。またそのよりどころにより、少しインターバルを設けた後に、今の仕事に戻ることも可能になる場合もあります。


その「ゆるがないよりどころ」の一つとして、働く方から「働くのは、自分のためだけではない」とお聞きしたことがあります。


社会でも誰かでも『自分が働くことで自分から他へ与えることができる』という喜びは働いた人が得られる心地よさなのだと思います。

もちろんここでいう”働く”とは、会社で働くということに限りません。ボランティアでも、家族の中でも、自分以外のことに自分が貢献できていることが嬉しさにもなっているのは言うまでもありません。


正直に言いまして、その気持ちは、優越感や承認欲が満たされる気持ちなのかもしれませんが、理由な何であっても良いと思うのです。とにかく自分の存在や行動が、何か他に影響や利益を与えることにつながることが、もう一度働きなおそうか、というエネルギーになると感じるのです。


働くことで『自分から他へ与えることができる』という気持ちを是非味わっていただきたいし、楽しんでいただきたいと思います。

就労が、その気持ちを盛り上げる一つの選択肢であると良いと思っています。

一休みしている犬
自分がやっていることで誰かが助かっている・・という気持ちが、歩みだすきっかけになるかもしれません




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