忙しい!
- 吉岡 俊史

- 12 分前
- 読了時間: 3分
外国の方は日本人に比べて「忙しい」と口にすることは少ないと聞きます。
統計的な分析を見たわけではないので、正確には言えませんが、欧米を参考にしますと、欧米の方は、文化の違いからか、仕事に対して「忙しい」とか「暇だ」という意識を持っていないようなイメージがあるのです。
私達のいる日本では「忙しい」という言葉は、まず「仕事」を指すことが多いです。その上で、「忙しい」が、がんばっている代名詞、誇れること、責任を持っている立場、すごいこと・・になっている(正確には「なっていた」)のかもしれません。
しかし、時代が変わった今でも、会話の中でクッション的に言ったり聞いたりします。
忙しいことが評価されているという印象は、まだ日本に住む人のマインドに根強く残っているのだと思います。
外国では、バカンス=「空にする」という言葉の意味の通り、自分の頭や身体を、仕事なり日常から切り離すことが前提のようです。そのためには長期的にまとまって休む必要もあるのです。
それ故に、外国にはお休みが多いように見えますが、本当は、日本の方が祝日が多く、休みの日数的には諸外国に引けをとらないようなのです。
例えそうであっても、やはり日本は仕事の日が多く、オフの日が少ない・・という印象がまだあり、外国の方はワークよりライフに比重が置かれていた、休みが多い・・と感じやすいのです。
その背景には、冒頭に書かせていただきました、休みの取り方が違う、ということがあるのかもしれません。
つまり「バカンス」と言われる通り、「まとまって」休む、という文化は日本にはまだ根付いていません。10連休・・・がニュースになる日本です。
それに比して、欧米の例では、バカンスは一か月近くというのが普通にあるようです。
このように少しづつ、細切れで休みたい日本の人は、なぜそうなのか、というと、やはり「仕事が気になる」からでしょうか。
そして「所属していることが安心」という考えから、長期間、自分の所属している集団から離れるのは不安なのかもしれないのです。
日本人の仕事に対する価値観が「忙しい」という言葉に象徴されるかと思いますが、忙しいことが評価される文化は徐々に減っているとは思います。
欧米は言うまでもなく、忙しいのはむしろ「なにをやっているの?」と心配されたりしますし、忙しくても余裕を持つ方が良いのかもしれません。
まだまだ「忙しい」かどうかがお互いに気になる日本の社会の中で就労を目指すのは大変なことも多いのです。
就労移行支援事業所ユースターから就職した「お休みが多いのが良い」「週休2日か3日は欲しい」とおっしゃっていた方が、就職をしてからは、日曜日だけのお休みでも問題なく働き続けている姿を見て、お休みは数だけではなく、実は取り方、過ごし方にあるのかも・・と欧米のことを見ても感じてしまいます。
決してお休みの日数は少なくない日本で、自分に余裕を持たせて働きたいものです。





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