因果
- 吉岡 俊史

- 2 日前
- 読了時間: 3分
仏教用語になりますが、原因があって結果があることを「因果」といいます。
就労支援にも因果を当てはめられると思います。
就労支援の「因」:各種就労準備への努力、自分への投資、失敗や成功の体験、人との関わりの経験、自分を信じること、希望を持つこと
就労支援の「果」:豊かで充実した社会生活
今の状態は全て何らかの原因や過程があってできている・・ということを就労支援に例えてみました。。。
それは、因を地道に積み上げて、真剣に取り組んだ結果は就職後の就労や生活につながるからです。
障がいやその他の理由で、就職をして働くために支援を希望される方が利用される就労移行支援事業所ユースターですが、その中では、身につけたい力や目的別に支援プログラムとして活動を揃えています。
そのプログラムは、就労に必要な全ての成功や解決につながるわけではありません。
就職のための準備(因)の段階では先の見通しが立てにくいのは確かにあり、ユースターを利用される方からは、ときおり以下のような苦悩や悩みの声を聞くことがあります。
「このプログラムをやって何の意味があるのか?」「自分はできるからやらないでいいと思う」「この前もやったから不要」「やりがいがない」「自分には簡単すぎる(難しすぎる)」
・・・
そうおっしゃる方に、困っていること、わからないこと、悩んでいることなどをお聞きすると、わかることがあります。
それは、ユースターのプログラム自体にそのような意見を持っているというより、自分の将来や今後の就職活動に対して漠然とした不安があることから、目の前にある活動そのものに気持ちをぶつけて、その発言になっているということです。
(もちろん、全ての方がそうではなく、中にはプログラム自身への不信を抱いたり納得感を持っていない方もいらっしゃいますが・・)
このように、先の見通しがわからないことから、結果を急いだり、あきらめてしまう方、今の状態から目を反らしてしまう方などがいらっしゃるのです。
一方で、因果という言葉が就労支援と一致しない部分もあります。それは、例えば、因果は良い行いが良い結果につながる、という深い意味につながるのですが、就労は準備さえ良ければ良い結果、悪ければ悪い結果とはならない場合もあるからです。
良い準備と共に着目したいのは、人の縁、忍耐、タイミング、自分自身の変化、そして運など・・・これらは準備だけでは達成できないことでもあるのです。
むしろうまくゆかずに全てのことを否定したり、思い通りにならなくて苦労したり、複数の会社から不採用となり挫折しそうになりながらも、現状を否定せずに自分を受け入れて一日一日を重ねてゆくことが、最終的に理想の結果につながったということもあるのです。





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