BCP
- 吉岡 俊史

- 2 時間前
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BCPは事業継続の計画のことで、自然災害、サイバー攻撃など多数の脅威に囲まれる世の中で、事業を行う企業、行政など全ての事業者には必須の計画です。
ご存知の通り、BCPとは、災害や感染症、外部からの攻撃などの緊急事態が発生しても、自社への影響を最小限にとどめ、なるべく早期に元の状態に戻し、サービスを再開するために何をするべきなのかを、計画としてまとめておくものです。
ということで、BCPは脅威に対する対処の目的があるのですが、実際には複数のステップや項目を行う必要があるために、BCPの作成には、組織の中でじっくりと検討をしたり、一定の規模以上の企業には専門部署が設置されていたりします。
さて、就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムにて福祉サービスを行う私たちの場合について書かせていただきます。
当社ユーファーストは、小規模ながらも、事業を行う団体としてサービスを予定通り提供する責務を負っています。
社会で働く方のための就労移行支援事業所ユースター、同じく社会で生活される方のための行動援護事業所ユータイム、そのどちらも、責任を果たすために、最初に必要になるのがBCPだと思います。
小規模ゆえに、スタッフ同士の日頃のコミュニケーションはとりやすいと思いますし、小回りの利く組織でもあります。
危険な状態に陥った場合にはスタッフで協力して事態を乗り越える機動力は持ちやすい(はず)です。
しかし一方で、人員が限られているために、一人が何役もこなす必要があるのと、単純に人員不足によって脅威への対処が追いつかないということも想定されるのです。
ユースターもユータイムもすでにBCPを整備していますが、作ったことで解決するものではありません。
BCPを従事者が理解していること、実行する体制が整っていること、そして日常の業務の中でも実践されていることが求められているのがわかりながらも、正直、そう簡単にはゆかない実感があります。
事業存続の基本なのに、なぜそれを実行することがとても難しいのか、当社の場合を考えてみました。
お恥ずかしい限りですが、まず、人が本来持っている「脅威(リスク)は起こらないだろう」「自分の組織は大丈夫だ」といった正常性バイアスを持ちやすいのが一つめの原因。。。
誰かが「もし〇〇が起こったらどうしよう」と言っても⇒「そんなことは起こらないよ」とせっかく上がった議題が消されがちなのです💦
「私達は、いざというとき、皆正しい判断と間違えのない行動がとれるから大丈夫・・」という集団同調性バイアス的な状態もあります。
更に、すぐに起こらないことに時間と労力をかけたくない、という怠慢さも正直あります。
当社のように小規模な組織であればやりやすい、と大きなことを書きましたが、課題も多く抱えているのです。
その課題の解決にはトップダウンや強制することではなく、そこには前述しました、人の認知バイアスまで関わってしまっていることを知り、じっくりと自分達を取り巻く状況の理解から行うべきなのです。
そして、日頃の備えから始まり、復帰後の対応と再発防止まで、その責務を全うするためにある相当なプロセスも整えて参りたいと思います。
BCPの策定は、被害の影響を最小限に抑えるだけではなく、関わる全ての方からの信頼を維持するものですから、ユースターやユータイムを利用下さる方や、社会に対する責任であることを社内に浸透させてゆきます。





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