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執筆者の写真吉岡 俊史

他人の目①

皆さんは、他の人の目が特に気になるのは、いつ、どこで、どのような状況にいるときでしょうか?

常に気になる、という方もいらっしゃるかもしれませんが。。


「いつ」「どのような状況で」という質問の意図は、例えば自分が何かをしくじったとき(-)・・自信が無いとき(-)・・誰よりもうまくできたとき(+)・・・など自分側に普段と違う特殊な事象や感情があるときだけ人の目が気になる、という人もいらっしゃるのでは、と思ったからです。

私もその一人で、普段、何も気にならなくても「特殊な状況や条件」が揃うと、いきなり人の目に敏感になります。 

たとえば、静かな場所ー病院の待合室、図書館、何かの説明会場、上映時間直前の映画館など、みんなが時間が来るのを静かに待っている中で、いきなり自分のスマホが音高らかに鳴りだすとき。。(そんな時に限って(?)マナーモードを忘れたりします)慌てて音は消しますが、その後はとても気まずく、早く次の展開が来ないか待ち時間が更に苦痛になります。

以前、そのような状況の中で、スマホの画面を見ていたら、いきなり電話が鳴り、慌てて消音に・・それで解決したはずなのですが、なぜかその一瞬で室内の全ての人の視線や監視を浴び(たような気がして。。)。本来でしたら画面を見ているだけなら許されている場所でも、スマホをカバンにしまってしまいました。。気まずいエピソードです


このように私の場合の「特殊な状況や条件」で起こった一度の失敗が、その時以降の行動自体も変えてしまいます。


人の目というのはそのような大きな影響力があるものですね。


お店のレジで、クレジットカードや電子マネーなどを使う機会は増えていると思います。混雑しているレジで自分の後ろに多くの人が待っているとき、スマホの電子マネー(QRコードやバーコード)の画面が開かず、列にいる後ろにいる方々を待たせてしまった。。その時以来、電子決済をするたびにドキドキしますし、あまり混雑している場所では、つい現金で・・なんてこともあります。


人の目が行動を変えてしまうことがあることを知っておくべきですし、それはヒトとして避けられない反応なのかもしれません。「気にしない」の励まし言葉はあまり効かない場合もあるということ、人の目が気になって自分がやりたいことができなくなり、ヘルプを求められた際に、支援者や周りの人はどのように対応したら良いか・・など普段から考えておきたいことがたくさんあります。


他の人の目がある中で自分が動く体験をしているトレーニングです
ユースターでは、個々人に合わせ、人の前で話す、動く体験を一瞬~長めの時間、などで導入するときがあります


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