多方向から見ないとわからない①
- 吉岡 俊史

- 1 時間前
- 読了時間: 3分
つい忘れがちなのは、どのようなことでも、相手の視点に立って考える・・ということかもしれません。
最近ユースターの利用者、ご家族、関係企業、その他のステークホルダーの方々と関わらせていただくなかで思います。
特に支援を提供している事業所として、わたしたち就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムは、サービスを受けていただく方々、ご協力をして下さる相手の方の視点が大事なのです。
しかし反省として、相手の視点をとても意識をしているつもりでも、最後は自分の立場から決めていることがあるかもしれません。
福祉サービス事業は相手の方があってこそ成立しますし、その方の目指す方向に向かって一緒に歩むサービスです。支援をする側だけの視点では成り立ちません。
細かく分類して、具体的に、相手の方の視点になれているかを振り返りながら何が大事かと見てみました。よろしければご一緒に確認いただければ幸いです。
『就労支援の場合・・』
(1)(自分の)働く力の現在を知る
⇒支援スタッフが見る(アセスメント)その方の力と、本人が自分で認識している力でいうと、ついスタッフの言うことの方を正しいと捉えてしまう妄想です。
これは支援スタッフを何かを支援する人、プロの人、というイメージが先行して、支援スタッフは正しいことを言っている人・・となってしまうのではないでしょうか。
支援スタッフはもちろん全力で本人の働く力について観察してお伝えしているつもりなのですが、決して正しいと思われることを「押し付けている」わけではないですし、そうあってはならないのです。そうではなく、経験を通して共有しているということになるのです。
最終的には、その方は自分ができることを、自分で決めて取り組むので大丈夫なので、絶対ではないとも言えます。
そのように(支援スタッフは絶対)見られていることに気づけない支援スタッフは、相手を置いてどんどん先に進みがちです。自分だけで結論を目指してしまうことになります。
自分の働く力を知る目的はどこにあるかというと、その方自身が「自分はどのような力を「持っていて、どこに支援が必要か」を知ることにありますので、伝える側が一方的にあるべき論を唱えても、気づきを生むことは少なくなるのです。そして支援スタッフの思いが、相手の方の中で十分に腑に落ちていないのに、話を終わらせてしまうことになってしまうのです。
(2)働く力を身につける・伸ばす
⇒働く力は、その幅や深さがさまざまで、多岐に渡ります。自立の力と言われることもありますし、基礎的なアカデミックスキルや認知能力であったり、理解力、指示内容を正確に遂行する力、周囲を見る力などにもわたります。
それ故に、相手のペースや理解を見ずに伝えると、それは付け焼刃の知識となり、一時的に身につけたスキルで、本質的には自分の自信につながる知識や技術ではないものにとどまります。
一例ですが、就活の際に、採用面接の受け方の練習をしますが、その日その場でのみ対応できようにするのであれば、問答集の暗記で良いかもしれません。
しかし面接で「伝えたい自分のこと」を熟考してまとめる段階から取り組むと、面接に限らず、今後の人生でも、何かと活用できますし、何より今まで生きてきた自分を振り返り、肯定することもできるのです、まさに支援が入る場所です。
この他に以下の項目について、相手の方の視点に立つべきことを、次のブログに続けて参ります。
(3)就職先を探す
(4)就職して働く
「行動援護」の場合
(5)自分の時間を過ごす
(6)リラックスや刺激などその間に得たい体験や感情を獲得する
(=つづく)





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