社会に出る事務手続き①~ライフラインの確保と支援~
- 吉岡 俊史

- 5 日前
- 読了時間: 3分
就労移行支援事業所ユースターを利用され、就職を目指す方のように、これから社会に出て自立生活を送る予定の方を待ち受ける「社会に出る際に必要となる事務手続き」について、2回シリーズで触れたいと思います。
就労移行支援事業所ユースターから就職を目指す方は「社会で自立してゆく方」になります。
自立といっても、個々人によって異なりますし、それは能力だけの違いではなく、その方の生き方や生活環境などによって異なると思います。
「自立」については、今までも度々触れさせていただきましたが、何でも一人でできるということが「自立」ではないのは既に共通された理解ではないでしょうか。
それ故に、見た目での「自立」ができていないと社会には出れないのか?というとそれも違うと思います。
しかし、生活の事務手続きとなると「できる、知っている」がどうしても求められてしまうのです。
具体的な例として、特に生活基盤ともいえる、電気、ガス、水道などのライフラインの手続きはどうでしょうか?
業者選択、役所等への申し込みから、業者選択、料金精算など、色々な判断もしなければならない場面にも遭遇します。
システム化されて、自分でも知らないうちに完了しているものから、自分から手続きしないと進まないものまで・・・ライフラインでありながら、どのように始めるかが、それぞれに違うので、判断力、理解力、コミュニケーション力も必要になってしまうのです。
何より混乱するのは、電気、ガス、水道その他の窓口が一つではなく、住む場所によって違っていたり、支払方法や支払うタイミングなども違っていて「知らなかったーー」と思うことが必ずといっていいほど発生します。
更にごみ収集のルールまで・・項目も多いのが実状です。
ライフラインは、だれもが保障されるべき権利ではあると思います。それだったら、最も手続きに困難を感じる立場の方に合わせた運用がなされるべきだと思います。
障がいその他の理由で、社会へのアクセスに困難のある方、日本語が不自由な方などが、スムースに手続きできる仕組みが日本中で整備されていることが権利の保障になるのだと思います。
私たちは、手続きがわかりにくいと感じても、なんとか整ってしまうと、苦労した経験を忘れる傾向があります。多少わかりにくくてもできたことで「仕方ない」と片付けてしまいがちだからだと思います。
電気、ガス、水道などのライフラインも、一旦整ってしまうと、それが当たり前になって、始めた時のことや、失敗した部分を忘れがちです。
ユースターでも、就職による一人生活や引っ越しによってライフラインについて話題にでることがあります。
例えば料金の支払いがスムースにゆかなかった方から状況をお聞きしたり、役所や関係機関と連携したり、生活のアドバイスをしたり・・。
自治体や業者の定めた都合に困惑してしまう利用者の方を目の前にして、なんとかわかりやすくならないものか?・・と思うこともあります。
また、支援スタッフも全てを説明できないことも多いのです。
「社会に合わせてゆくことが社会に出ることー」というのはわかりますが、利用する市民に求める手続きが多く存在する中、せめて核となるライフラインだけでも統一され、わかりやすい工夫があると生きやすいと感じれる方も増えるかもしれません。
誰でも当たり前に得られる権利を得るに至る、ということは簡単ではないですが、人の手や工夫で今より簡単にすることは可能だと信じます。





コメント