知識・見識・胆識
- 吉岡 俊史
- 10 時間前
- 読了時間: 3分
ある文献で読んだ「知識」「見識」「胆識」という言葉が胸に刺さりました。
人間の信念とは・・みたいな心のあり方に触れる言葉で、普段、本を読む習慣の無い私(💦)にはとても硬い言葉でした。
何が胸に刺さったかといいますと、この3つの言葉は、気持ちのレベルアップ、ランクアップを言葉に置き換えたものであるように感じたからです。
ご存知の方には恐縮ですが、「知識」「見識」「胆識」の意味について若干説明をさせていただきます。これら3つは平たく言うと以下になるのだと思います・・
「知識」は、いわゆる情報です。情報を得る段階です。
「見識」は、知識が信念にまで高まった段階です。
そして
「胆識」は、見識に胆力(恐れたり、尻ごみしたりしない精神力、勇気)が加わった段階に到達している段階です。
この「知識」「見識」「胆識」をふと、就労移行支援事業所ユースターを利用される皆さんに置きかえてみたのです。
就労移行支援事業所ユースターは社会で生きて働くための準備をしている場所です。そこには利用される皆さんをサポートする支援スタッフがいます。
主役である利用者の皆さんは、さまざまな年齢、背景をお持ちで、人それぞれ違います。
しかし、どの方も、ユースターの中では、就職=社会に出る”最終段階”の仕上げをしようと頑張っていらっしゃいます。
文字通り就労への入り口で、社会への出口なのかもしれません。
ユースターに来られる前は学校等に所属されていた方が多いです。その方を例にしますと、学校で学んだこと経験したことで情報を得て、それが本人の中に「知識」としてたくさん蓄積されているのだと思います。
そして、その次に社会人として活躍したいという信念を持ち「見識」の段階にレベルアップさせる役割は、実はユースターが担うものなのではないか?、と思ったのです。
知識から見識にグレードアップさせる場所として、ユースターを使っていただきたい!
と感じたのです。
その背景には、知識だけでは社会で生き抜けない、やはり社会で生活して、多くの人の中で働いてゆくには、自分の信念(見識)も必要だと思っているからです。
更に言いますと、勇気(胆識)も持てるようになっていただきたい。と思ったのです。
「知識」「見識」「胆識」をきっかけに考えましたことは、学校を卒業したあとに、自分の持つ「働いて自己実現をしたい」という信念をしっかり持って、自信と勇気を身につけられると良いと思います。
そして、知識を見識と胆識にレベルアップしていただけるようにユースターとしても、私たちの使命をしっかりとかみしめたいと思った次第です。

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