グループワーク①
- 吉岡 俊史
- 3 日前
- 読了時間: 3分
社会や組織の中で、自分を大切にし、自分らしく活躍していただけるための就労支援を目指している就労移行支援事業所ユースターですが、社会で活躍するために持っているべき一つの力は、他の人との関わる力(コミュニケーション)だと思います。
しかし、単にコミュニケーションが大事、と言うだけであったり、コミュニケーションを誰に対しても押し付けるような支援であっては、本人に何も良いことがありません。それどころか、持ち始めた自信や意欲をも削ぎかねません。
そこで、支援に携わる者としては、コミュニケーションの大事さを実感いただける支援方法を目指して、開発ー修正ー改善し、よりセンスとニーズを追求し続ける必要があると思っています。
コミュニケーションの大事さを、支援スタッフが「大事です」と言うだけでは本人には響かない上に、どうやってその大事なことを成し遂げたら良いのか?に悩むことになりますので、まずは、規範や標準は置いておき、自分に合ったコミュニケーションのしかたを知る、ということを目指すべきかと思います。
他の人と関わることが社会で必要なことであれば、自分に無理をしない関わり方を知れると良いです。その方法を支援スタッフと一緒に見出すことが、目指すものになります。
特にユースターのように「就労や社会生活」のための支援を展開している場合は、利用される方の目標や目的が明確にあります。そして、その目的のために材料や活動、人的リソースを提供している施設側としては「本人は目的をわかっているはずなのであとはコミュニケーションの方法教えるだけ」と決めこんでしまいがちです。その結果、支援が学習的に情報を伝えたり、詰め込んだりする方向に向かいがちです。
それでは、その方に合わせたコミュニケーションとなならない可能性があります。
まずは「これは必要かな?」「自分に合ったコミュニケーションとは何かな?」という点に興味を抱いたときに、自らコミュニケーションの方法を求めてきていただくことが必要かと思い・・・出てきた一つの解決が『グループワーク』でした。
グループワークといっても幾通りも方法はありますし、世間には、良いグループワークの方法は何か?、という議論も行き交っています。
参加者がお互い話す場の提供だけでは、コミュニケーションでもグループワークでもないと思います。
あくまでユースターでの経験からの見解ですが、個人個人の気持ちの盛り上がり具合、他の方への関心の広がり、自分と社会や環境との関係への意識などが動き始めた時のタイミングに合わせてグループワークをするのが良いと思っています。
その理由や方法は次のブログに書かせていただきます。
(=つづく)

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