用事
矛盾に聞こえますが、”就労支援を受けて就職をしたい”、という希望のある方でも”働きたい”という想いや希望は特に持っていない方がいらっしゃいます。
どういうこと?
誰かから働かなければいけない、と言われたり、そうするものだ、と自分で思い込んで、とりあえずは何らかの支援を受ければ就職しやすい、という気持ちから、働くということの前に就労支援なるものを受ける、就労移行支援事業所に通う、ということなのかもしれません。
就労移行支援事業所ユースターは就職して社会で働くことに向けての支援を提供しています。
そのユースターの利用を検討して下さっている方に、改めて「就労移行支援を受けるご希望があるということは就職を目指していらっしゃるのですね」と確認すると、当然「そうです」というご返事をいただく方の一方で「そうなりますかねー」という返答の方もいらっしゃいます。
何のために働くのかを考えるときに、もし働かなかったら何をするのかを考えると良いのではないでしょうか。
人の人生の中の進路は多様です。人生ではAが終わったらBとは限らない・・ということは誰もが知っていると思います。
それでも自分ごととなると、Aが終わったのでBか、と自分自身については典型の中におさめようとする気持ちになります。
自分は自分であって、誰かと同じ進路でなければならない、とは思っていながらも、典型の中に入れたいという気持ちにもなるのもわかります。
また実際は誰にも言われたことはなくても、なぜか、働くべきと言われている・・と思い込んでいる方もいらっしゃいます。
人は”何もしないこと”、”用事がないこと”を嫌うものです、と先日ある方から伺いました。
その方は年を重ね、お仕事から引退をしたあと、一息つくと、用事のない日々が続くことに、孤独や不安を持ち始める、ということです。
今は、何歳になっても働けるのであれば働いて、人とのつながり、社会とのつながりを持ち続けること、の価値が注目されています。
僭越ながら、当社株式会社ユーファーストも、定年制度は近く撤廃の予定です。
つまり人間を年齢で区切るのではなく、個人個人の内面、身体などの状況により決めて良いことなのだと思うからです。
使い古された感がありますが、高齢になり必要なことのひとつは「きょうよう」と言われます。それは教養ではなく「今日用事がある」の「きょうよう」だそうです。
高齢者に限らず、社会の中で、人や何らかの機能につながることは、人生にとって必要なことなのかもしれません。ただしこれも人によって違うのだと思います。まったくそのニーズを感じない場合もありますので。。
話しは戻りますが、働きたいという気持ちがあってもなくても、とりあえず就労支援を受けると「就職の意味や意欲がでてくるかもしれない」。。。。
ユースターでは、このような気持ちにも応えてお話しをうかがって、将来のことを相談してゆきたいと思います。
少なくとも就労支援をうけよう、という動機には、「社会につながる、という進路や方向を自分では考えたい」という小さくても大切な動機が自分のどこかに芽生え始めているかもしれないからです。







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