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人と人の間のルール

以前、就労移行支援事業所ユースターを利用された方に、「支援者には何でも言って良くて、ここ(施設内)では何でもして良いのですよね?」と聞かれたことがあります。


半分そうなのですが、果たして私たち支援スタッフは、そのような立ち位置や利用される方との関係で良いのかな?とも思いました。

もちろん、その方は、一定範囲内で、というルールはご存じで、自分が安心して支援スタッフに相談したり、失敗した自分も見せて良い、という意味でおっしゃっていたのです。

使う言葉はやや違っていたかもしれませんが、そこは日ごろからの支援スタッフと本人の関係から自然なやりとりではありました。


支援スタッフとしては、これから社会で働いてゆくことを目指して、準備をしている皆さんと支援者は、お互いに社会人としての振る舞い方も自分のためにも場面に合わせてただきたい、という想いはあります。それは、例え施設内であっても、そこは社会でありますの、人が人に接するルールや関係を、ユースターにいらっしゃる間に自分のペースで身につけられるようサポートができればと思っています。


状況によって異なりますので、全ての場合とは言えませんが、極端な逸脱や、法律といったレベルではない限り、人と人の間でAはだめ、Bは大丈夫という、絶対的な決まりは、あるようでいて無いのが人間社会です。


そして、人と人の間のルールは、両者をとりまく環境や関係によって〇になったりになったりもするのではないでしょうか。


例えば日本では違和感のある行為でも、別のある国では日常的に行う、という慣習もあります。場所が変われば✕が〇にもその逆にもなります。


人と人はあくまで相手がどのように感じるか、が最大の要素ですので、一律のルールは最低限のことしか定められないのかもしれません。

そして、最低限のルール以外は、相手への気遣いなど、人が人と関わる中で作られ、それが社会となってゆくのだと思います。


そのようにあいまいであるからこそ、社会の中で他の人と接する上で大事な「あいまいなルール」を、これから社会に出る方にはお伝えしなければならないのです。


大変に難しく、かつ正解を求めると悩んでしまうことも多いのです。



唐突ですが・・福沢諭吉先生の「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」ではありませんが、目上の人、お客様、年上などは、便宜上社会の中で決められた上下であって、生まれながらに優劣がついていたものではありません。(福沢諭吉先生は学びや努力で差がつくとも言っていますが、それは置いておいて・・)


そこまで根本に遡らなくても、そもそもは優劣がない関係であること、それが、社会の中では優劣をつけたくなっている「人」が多いこと、そのために、周囲の人と上手に関わるためには、相手や周りの人、今の場面などで、最低限必要な態度やふるまいがどうしても必要になっていることなどをわかっていただけるよう、就労移行支援事業所ユースターの中でも練習をして、ユースターを利用される方も支援スタッフも共に悩みつつ社会性の練習を進めてゆきたいと思います。

都会の写真
人と人との間のルールは悩ましいです




 
 
 

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