対話と支援②~初対面~
当社の顧問の木村宣孝さんを講師としてお迎えし、ユーファースト社員に「対話とは」というテーマで研修を行っていただきました。
そこで学びましたことをもとに、3回シリーズで対話に関するテーマを書かせていただいています。
就労移行支援事業所ユースターや行動援護事業所ユータイムは、支援スタッフだけではなく、社会の人々と関わる機会が特に多い2つのサービスです。
サービスの性質上、両事業所を利用される方は、支援スタッフや家族以外の、地域や社会にいらっしゃる人、不特定多数の人、初対面の人に出会う機会は多くあります。
それだけではなく、その方々と会話をしたり、交流をすることもあります。
そこで、初対面の人との関わりに苦手感のある方にとっては、初対面の人とはできるだけ少ない接触にとどめたいと思うのは自然なことです。
初対面の人と関わる事は、誰にとっても怖いですし、ドキドキします。
日常では、初対面の人と会う頻度はとても高いのに、なぜか慣れないのです。
支援スタッフも、なるべくそのストレスから本人を開放させてあげたい、と工夫をします。しかし、そもそも社会で働いたり、活動する方にとって、必要以上に人を避けるのは、本人にデメリットになってしまうかもしれません。なぜなら、社会は、知らない人とのつながりで成り立っている側面があるからです。
人はなぜ初対面に苦手感を持つのでしょうか・・・?。
自分とは違う人は、いったい何者なのかがわからない・・だから引いてしまうのかもしれません。つまり未知への恐怖があるからではないかと思います。
今回の社内研修を受けて、考えをめぐらせているうち、小さなことですが、気づいたことがあります。
それは、初対面の人が苦手とおっしゃる方にも安心できる自分や家族以外の人はいるはず、ということです。もちろん全員ではないと思いますが。。
例えば友人や恩師、良く通うお店の人、近所の人、支援スタッフ?など。。。
そこで、考えてみれば、安心できる関係の人でも、最初は「初対面」であったはずなのです。
今回の社員研修は、「対話」についてです。
もし、ユースターやユータイムの支援スタッフと、初めて会う利用者の方がいらっしゃったら・・・本人はとても緊張していたり、支援スタッフを避けたいという様子を見せるかもしれません。その時、支援スタッフはどうするべきなのでしょうか?
その方に、支援者が「緊張しないで」と言ったり、無理に近づいて関係を築こうとするのは、本人を追い詰めるだけで、支援を始める前からつまづいてしまうかもしれません。
そこで、考えたことは、そもそも誰でも最初は初対面である。知らない人、怖い人と感じてしまうかもしれません。しかし、むしろその方と、ぎこちない会話をしたり・・何を言ってよいかわからず重い空気を共有する、といったことも「対話」の一つではないか、と思ったのです。
その空気を受けとめて、時間をかけて少しづつ距離を縮めたり、何かのきっかけを待ったり・・・そのプロセスが「対話」と考えてみるのも良いのかもしれない、と思いました。
なぜなら、支援スタッフの行う支援は、必ずしも利用者の方と「言葉で」会話をしているわけではないからです。非言語や無声の会話も数多くあるのです。
もっとプロセスを大事にしたいと思いました。
(=>つづく)







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