シンギュラー
singular(シンギュラー)は「シングル」(単数、単独)から派生して、「特異的な」という意味になるそうですが「唯一無二」と言う意味合いとしてでも使われます。
余談ですが、英文法を学んだ方は、この”シンギュラー”という言葉覚えていらっしゃるかもしれません。これは英語の「単数形」のことを示す言葉でした。。。
「特異的な人」と言われると、他の人とは違う人という印象が強調されて、周りの人の中には引いてしまう人がいらっしゃるかもしれません。しかし「唯一無二」といえば、人について肯定する表現としてポジティブな印象があります。
シンギュラーは誰にでも当てはまることだと思います。
つまり、誰にも唯一無二の部分はありますし、そもそも、誰もが必ず持っているものは「個性」と言われ、それは唯一無二のや特異性であったりもするからです。
自分と全く同じ個性を持っている人は他にはいないはずなので、つまりは全員が唯一無二なのではないでしょうか。
その「個性」が、どの程度一般標準と違うかで、人はその人に対して持つ印象が微妙に変わるのかもしれません。
その微妙な部分にこだわって、自分を高い位置に置いたり、低い位置に置きたくなるのだと思います。
「標準であること」や「他の人と同じであること」にこだわることについては、古くからさまざまな格言や示唆に富む言葉が語られてきました。
例えば・・「人はそれぞれ違うのだから、人との比較よりも自分らしさである」
「人と比べる人生」ではなく、「自分を育てる人生」・・等
自分の気持ちが弱くなればなるほど、自信を失いそうになるほどに、その傾向が現れるように感じます。
就労支援を行う就労移行支援事業所ユースターを利用される方が、就職を前に、まず忘れそうになっていることは、自分の”シンギュラー”です。
誰にも個性と言える部分があって、そこに対して自分で肯定的な見方ができなくなってしまっていることです。
それだけではなく、良い悪いの評価を付け、たいていは何かと比べて「できていない」「できないであろう」と決めてしまっていることです。
ユースターを利用される方で「〇〇ができない、〇〇に自信がない」という気持ちで一杯になっている方に、その気持ちを受けとめつつ、次のような言葉をかけることがあります。
●「これまでできてきたことがたくさんありますよね、例えば〇〇とか・・」と具体的な実績や経験を自分で見つめていただく
●どうしても他の人と比べがちな方には・・・
「未経験なことに本当に自信があると言う人は少ないですよ」「就職はあなたのゴールであって、他人のゴールではないです。自分のゴールを大切に」
などです。
未経験であることが、自分を一段低くしてしまっていることに気づいていただければ、そして、自信があるかないかは経験して初めてわかるものであることをお話ししたりします。
そして、人にはシンギュラー的な部分が必ずあり、自分以外の全ての人が標準なのではないことをわかっていただきたいと思っています。
さらに自分と他の人を比べる精密な計測器もどこにもないことも知っていただきたいです。







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