アルバイト・スキマバイト①

働く事に何らかのサポートを必要とする方へ、就労支援を提供しています就労移行支援事業所ユースターでは、就職先を一緒にさがして就職につなげるだけではなく、さまざまな方面から、会社に所属して社会で活躍するために必要なことを習得する準備をお手伝いしています。

ユースターに通いながらアルバイトもしたい、とおっしゃる方が、たまにいらっしゃいます。

アルバイトができるくらいなら自力で働けるので、サポートは不要なのか？と考える人もいます。

しかし、アルバイトも・・とおっしゃる方から見て、実際の就職とアルバイトは、何か違う種類の「働き方」と捉えているのかもしれない、と感じることがあります。

就職とアルバイト・・・両者は、意識の中で何が違うのかは、個人差があることかと思いますので断定はできませんが、ユースターに通いながらアルバイトをしたい、とおっしゃる方からお話しをお聞きすると次のようなことがわかります。

就職は「働く事」で「責任があること」。一方アルバイトは「空いた時間でお小遣いを得たり、時間を埋める」ため、ということをおっしゃる方がいます。

何となくアルバイトには責任が伴わないので、どのようになっても大丈夫のような気がする・・失敗しても大丈夫かも・・すぐ辞められる・・など本当に肩の力を抜いてできること、のように感じていらっしゃるのかもしれません。

理由の是非は置いておき、そのようなご希望が出てくることは、働く意欲や自信が芽生えつつあるとも捉えられますので、ユースターとしては良い転機とも捉えたいと思っています。そのような気持ちが芽生えたことは頼もしくも感じます。

頼もしく変わっていかれることを是非肯定したいと思いながら、支援スタッフとして、どうしても伝えたいこともあるのです。

それは、就職とアルバイト、与えられる業務内容や働き方の違いはあっても、前述のような「空き時間」「すきま時間」を活用して気軽に働く目的でアルバイトを考える本人には、実は就職とアルバイト、実はそれほど違いがないということです。

アルバイトを気軽に考えがちになるのは、ユースターを利用される方に限りません。

ご存知のとおり、いま「スキマバイト」と呼ばれるものが社会現象となっています。

スキマバイトが社会現象となっている今、誰でも好きなように働けると思いがちです。

しかし誰でもいつでもすきな時間で働く機会を得られるのは確かにスキマバイトが実現してくれますが、「すきなように働く」ことは実現してくれません。

スキマバイトの良い点は多くありますので、決して否定はしないのですが、自分が目指す働き方や自分に合った働き方は、是非周りの人と良く話し合って決めることが大事だと思うのです。

先日、スキマバイトを運営する事業者の方とお話しをする機会をいただきました。

お話しをお聞きした内容からお伝えしたいことがありますので次のブログにまとめます。

（＝つづく）

最新記事