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執筆者の写真吉岡 俊史

働いた経験者のお話から

チャレンジすること、自分のことをもっとまわりに知ってもらうこと、躊躇せず伝えること・・などたくさんのポジティブな言葉が出てきた講座でした。。。

去る9月14日(土)ユースターにて「障がい者雇用で働いた経験者のお話」~第四弾:働くって何が大変なの?~を開催しました。


今回は、大学卒業後、一般の人の枠で北海道職員になられた菊地信さんと、北海道公立学校事務職員として従事された畠山夏生さんのお二人からのお話しでした。


私たちの大先輩の体験談。障がい者が一般企業で働くことが、まだまだ認知されていない時代に、果敢に就職活動に挑戦し、断られても粘り強く努力し続け、採用を勝ち取ったエピソードは、聞き手として、壮絶の一言だと感じました。


障がい者雇用は、企業が障がいのある方を雇う基準となる「障害者雇用率制度」で決められていますが、特に菊地さんが就職を果たされた当時は、行政機関などは、その障害者雇用率制度に決められた法定雇用率に到達した時点で採用の門戸も閉ざしていたようです。

閉ざされた門戸の前で、菊地さんは一般雇用者として受験、見事合格されたそうです。


お話しの中に出てきた言葉が、「失敗を恐れず挑戦、そしてチャンスは逃さず」というメッセージでした。

また障がいについては自分から「知ってもらう努力をする。知ってもらって理解も得る」ということが大事です、という畠山さんの言葉も印象的でした。


障がいの有無に関わらず、社会で働くことは誰にも勇気が必要です。でも自分から一歩を踏み出さないと、誰も引っ張ってはくれません。働くということだけではなく、社会に出る事だけでも大きな不安が伴います。自信を持てないと思うかもしれません。しかし、今よりももっと条件が悪い中でも誰にも言われることなく、自分で自分を高めて頑張った先輩がいらっしゃることは、私たちの勇気になるのではないでしょうか。


そこには、人生を有意義なものにしよう、という強い気持ちがあったのだと思いました。


今回お話をして下さったお二人は、現在ピアサポーターとしてご活躍されています。

これからのお二人のお幸せも願いながら、また是非ユースターの皆さんにお話に来ていただきたいと思っています。


ありがとうございました。


ユースターの講座の風景
先輩のお話しから、たくさんの勇気をいただきました


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