新しい年度に
- 吉岡 俊史

- 6 時間前
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4月になり、新しい年度に入りました。
新年と同様に4月というタイミングで色々なことを切り替えたくなるのはなぜなのだろうか?と疑問に感じました。
例えば学生さんのように、今まで「新学期」のはじまる習慣がある方は4月が切り替えのタイミングとして身体に染みついているのだと思います。
そして、お仕事をされている方も「新年度」として4月はじまりの会社、業界も多いために、学生に続いて「4月」が特別なタイミングになっているのだと思います。
なぜ4月なのでしょうか・・?
明治時代まで遡りますが、明治維新に政府の会計年度が4月となったそうなのですが、それも、なんと酒税の徴収時期が4月ということで(政府としては大きな収入?)、税収の入るタイミングに合わせて、会計年度も4月になったという説があります。また農家(特にお米)が生産品を販売して収入を得るのが年明けであるために、それに合わせて4月に会計年度が始まるのが見通しやすいとなったという説もあるそうです。
公立学校の多くも、国家予算で動いている機関ですので、4月から新年度が始まるのが都合が良かったのかもしれません。(もちろん理由はそれだけではないと思いますが)
桜の咲く時期、新しい門出を・・・とロマンだけで決まったわけではなかったのですねー。
さて、4月の謎はここまでとして、学生でも社会人でも、私たちの身体には
『4月⇒新年度』
が染み込んでいるので、生活や行動、習慣だけではなく、”意識”の上でも4月に切り替えをするのが浸透しているのではないでしょうか。
4月を迎える前には、気持ちがそわそわしたり、不安になったりする経験のある方も多いかもしれません。
就労移行支援事業所ユースターでは、サポートを必要とされる働く方への就職前から就職後に至る支援をさせていただいています。
ユースターから就職して、雇用されて働く皆さんも、この時期上司や同僚、今までお世話になった方が変わってしまう、というご相談を多くいただきます。
この「新年度」らしい4月特有のご相談や問題ともいえることが、春に入って、これから増えてゆくかもしれません。
「春に向かって、気持ちを新たに」とは言っていられない、不安や体調異変を感じる方も増えるのです。
春先は、植物、虫が活動を始めて、木の芽どきとも言われて自然界では活動が活発化します。同時に、メンタル面でも安定を崩しがちな時期であると言われているようです。
ユースターに相談に来られる方からは、前述のように、環境が変わること、引っ越しなどで住む場所が変わるといった目に見える変化、そして季節の変化といったことだけではなく、一見変わってはいないように見えるが、いつもの上司や同僚などの「人」が、いなくなるわけではないけれども変わってしまうこと、例えば同じ「人」でもその人の責任範囲が広がり、自分に向ける目が減ったり、その方の責任が変わって、自分との接し方も変わる・・など「見えないちょっとした変化」が自分の緊張につながり、内面のストレスが強くなることもあるようなのです。
心身のストレスが不穏や心身への負担を増やしてゆくので、相談に来られるユースターの皆さんは相談をして下さったことが大きな一歩だと思います。そして、自分の身体を大事にしている証でもあります。
ユースターの支援スタッフは、医療の専門家ではありませんが、これらの4月の不安は自律神経がアンバランスになっていることもあるかもしれないことなど、ユースターを利用される方と一緒に、色々な原因や身体のメカニズムを学ぶことで、皆さんが自分の身体についても知ったり、お話しをすることだけでも少し改善される方もいらっしゃいます。
そしてこの状態を少しでも和らげられるように支援スタッフも心理面の勉強を重ねています。
将来的には少し専門的なカウンセリングにも関わり、ユースターを利用される方のメンタルを支えてゆければと考えています。





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