札幌大学で講義をさせていただきました
- 吉岡 俊史
- 2 日前
- 読了時間: 2分
福祉支援員としてのコアバリュー(価値観)は、とても大きなテーマではあります。
この度、札幌大学(札幌市豊平区)さんに於いて、学生さんに講義をさせていただく機会を得ました。
「知的障害者の心理・生理・病理」という科目でしたが、私の役割は、知的障がい者への支援をどのような視点をもって行っているか、そして、その価値観について、支援の現場で仕事をさせていただいている者としてお話しすることでした。
出席された70人の学生さんは、全員が福祉業界を進路にしているわけではありません。
中には大学でスポーツを極めて、将来アスリートを目指してがんばっている方もいらっしゃるとのことでした。
このように必ずしも福祉を学問として学ぶ方を対象としていなくとも、誰でも持っていて欲しい福祉観とはなにか、どのようなバックグランドであっても・・進路が違っても、自分と自分以外の人に幸福を作り上げること、自分と他者の価値を認めること、尊厳を守ること、そして、自分を満たすことの大切さなどについて、法律によるの社会福祉とは少し異なる視点でお話をさせていただきました。
講義の後にも、学生さんと個別に対話をする場もいただけました。
このような学生さんとの交流から素直に感じたことは「福祉に専門家や素人はいない、だれもが主観的に福祉と接することが大事である」ということでした。
社会保障制度が福祉というのは制度論に偏りすぎています。それより、個人として「人による」「自発的で」「個人の価値観をベースにした」「(社会保障制度によらない)民間」ともいえるものが、福祉を進化させるのではないかと感じました。
講義をさせていただいたことで、学べたことがたくさんありました。
今回貴重の機会をいただきました、札幌大学の松浦孝寿教授にも心より感謝をいたします。
そこで交わされた「自分を振りかえって思う自分のコアバリュー」についての対話は心に残るものとなりました。
ありがとうございました。

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