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意図を持つと面白くなる

「意図」──。

普段あまり意識しない言葉かもしれませんが、就労支援を行う就労移行支援事業所ユースターではよく登場するキーワードです。


しかし、耳にする機会が多いのは「意図」というよりも「意図的」かもしれません。

意図的というと「あえてそうする」とか「故意に」「わざと」といった、やや否定的で、良い響きはあまりないのかもしれません。

今日書かせていただくのは、そのような意味ではなくて「可能性を引き出すための建設的な仕掛け」としての「意図」についてです。


この写真は、カードを分類しまとめ、商品として梱包するまでを行う作業の様子です。

ユースターの日常の一場面でもあります。


カードには魅力的な絵が描かれてあり、ゲームカード、トレーディングカード、トランプなど、若者にも魅力と感じる「カード」を扱う作業ではあります。


ご想像のとおり、この作業を通して、その人の持つ能力や得意なこと、将来的な働く力につながると思われる資質など、さまざまなことがわかります。


たとえばーー

〇数字と絵のどちらに本人は魅かれるか、〇意識や注意が向きやすいポイントは何か?

〇絵柄の記憶、〇枚数の計算、〇上下左右の認識・・・等々。


支援スタッフは、時には作業の進め方を「意図」をもって本人に任せることがあります。

それは、本人がやりやすい作業の方法は何か?無意識にこだわる点はどこか?などを自分でも気づいていただくためです。


一つ一つの活動にそれぞれ意図を込めることで、その作業が重要な職業体験になります。

そしてそこで体験した気づきー自分でもわからなかった点をー支援スタッフが本人にフィードバックしたり、次の活動に取り入れたりします。


このように「意図」を持って取り組むことは、大変大きな意義と魅力も秘めています。

・自分のことを知るために、ある作業を逆からやってみる。

・終わらせるためにやる(つまり「やらされている感覚」)のか、何でも興味を持ってできるかなど、無意識に持つ自分の仕事観を知る

・飽きずにできるかを知るために、数や時間を決めずにやり続けてみる


ユースターの中だけではなく、日常のルーチーンも意図を込めてみると、新鮮な発見があると思います。


意図をもって取り組むことで、その活動の意義や目的が分かりやすくなりますので、これは体験する本人だけではなく、私たち支援スタッフにとっても「支援の意義」を再確認できる有効な方法です。


何事も興味を持って打ち込むことは大事ということはわかっていながらも、正直なところ、私も心から興味が持てないことは少なからずあります。


そんなとき、どうしてもやらなければならないときにはーー「〇〇を知るために」「〇〇ができるようになるために」「〇〇を好きになれるか自分を試すために」・・など意図を持ってやってみようとしています。


毎日同じことを繰り返しているようでも、「意図」を込めた瞬間、それはただの作業から「意味のある体験」に変わるかもしれません。

皆さんはどのような意図を込めますか?

カードを使った作業をしている場面
作業にどのような意図を込めるか、作業を職業体験にします

 
 
 

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