同時並行できるのは良いこと?②
- 吉岡 俊史
- 6 日前
- 読了時間: 2分
同時並行は是か非か?・・・今の時代は同時並行が生活様式の一部であり、文化にもなっていので、むしろ推奨される場合もあります。
といった時代を生きる私達として、同時並行の是の部分をいかに活用して生活を便利に充実させるかを知ることが良いのかもしれません。
一方で、社会の中では、自分は単に「同時並行」をしているつもりでも、周りから受け入れられなかったり、否定されたりすることがあります。そのため「周りからどう見られるか」を知っておく必要があります。
就労移行支援事業所ユースターを利用される方とのグループワークや個別のプログラムで「何かをしながら別のことをすること」をテーマとしているものがあります。しかし、その行動だけを取り出して〇✕を決めても、皆さんが納得ができるとは限りません。
必要なことは、「周りにどう見られるか?」という点と共に話してゆくことです。
ただ「周りにどう見られるか?」という、周囲の目ばかりを気にすると、自分が萎縮してしまいます。
また、社会のルールを毎回考えて「どっちが良いのか?」を判断してゆくと、とても生活が窮屈になります。
そこで、ユースターでお勧めしていることは、社会で必要なふるまいは、考えて迷うことを越えて、自分の中に習慣として身につけてしまう・・・という方法です。
たとえば、
・休憩中にだけスマホを取り出して食事をしながらでも見る→〇
・誰かが話をしている時、仕事中にスマホを見ることは(一部の業種を除いて)→✕
このように、自分の習慣として身につけ、都度考えなくても自然に「行動してしまう」自分になると良いのかもしれないです。
社会の中で、自分が生きやすくなるには、ある程度の範囲で社会に合わせざるを得ないので、その境界や、自分らしさを守ることのバランスを共有できればと思っています。
どのようなときでも、時代を超えて、周りに気を配る大切さは残り続けるのであろう、と思います。
・上司に挨拶をすると人間関係が良くなるが、上司が接客中や、電話中に無理に挨拶をするのは、人間関係を微妙にしてしまうかも?。
・1時間に1回の報告は好印象でも、1分毎に報告はどうでしょう?など・・
このような具体例を出しながら、ユースターの中で社会のルールを一緒に考える時間を持ちます。
そしてできるだけ自分の身につけてゆくようにします。楽に安心して生活できるように。。。

Comments