コミュニケーションの支援
- 吉岡 俊史

- 4 時間前
- 読了時間: 3分
人間は言葉を使って考えるとも言われます。耳に入る音としては話し言葉ですが、人が色々なことを理解したり、特に考えるときには、言語を使うのだそうです。
つまり、知っている言語の幅が、考える幅にも影響しているかもしれないのです。
言語は話し言葉や文字などの道具を使って伝達されるので、例えば言葉がうまく話せないとか、適切な表現が返せないという場合があったとすると、それは言語ではなく、「言語を使う部分(話し言葉や言葉を聞いたり理解することなど)」になるのです。
人間関係を維持するためにコミュニケーションを取りたいが、相手に伝える方法がわからないときは、自分が知っている言語の量が少ないか、言葉を使う部分に躊躇や困難があったりするのだと思います。
就労移行支援事業所ユースターで行っているコミュニケーションに関わるプログラムでは、その言語の量を増やすことと、発信するなど「言語を使う部分」の両方の支援を行っています。
少し細かく言いますと
①言語そのものの理解
②その言語を聞いたり読んだりして認識すること
③言語を理解すること
④言語を使って考えたり判断すること、
⑤その結果を話し言葉で発信すること
・・等に網羅的に関わるプログラムになっています。
ユースターは医療機関ではありませんし、テラピーなどを行っている専門機関でもありませんので、療法を用いているわけではありません。
それだからといって、理論の理解無くては話し言葉を使うコミュニケーションのプログラムはできませんので、極めて薄い知識ながらも、理論の伴う支援を行いたいと思っています。
そして、それらの理論に加えて、むしろコミュニケーションを取る際に必要となる「場面」や「相手を読むこと」も練習をしています。
それは、話すことが上手になるトレーニングということではなく、人間関係を構築したり維持することを、自分なりに難しいと思わずにできる支援になります。
人は場面を十分に認識したり、自分との関係がわかると、反応に自信も持ちやすくなります。
他人の前では寡黙になっている人でも、身内の前ではたくさん話しができるのは、他人の前では、どこまで自分を出したら良いかわからないという「自分を守る心理」が働くからです。
相手が自分のことをわかってくれていないかもしれない・・と感じる相手には誰でも安心して話せないので、自然なことです。
ですので、できないとかできるとかではなく、初対面や親しい関係にない人には誰でも同じ心理になる、という前提でのコミュニケーション支援ができればと思います。






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