人と人の間に流れるもの
- 吉岡 俊史

- 2 日前
- 読了時間: 3分
人と人との間に流れる空気、見えないものに想いを馳せることがあります。
それは、障がいやその他の理由で、サポートとともに就職を目指す方が利用される就労移行支援事業所ユースターで取り組んでいる支援プログラムで感じることです。
写真はユースターを利用される方が取り組んでいらっしゃるグループワークの一コマです。
ユースターでは、グループワークを多く取り入れていますが、目的は、利用される方同士の交流とかコミュニケーション力に関するスキルといった目に見えるハード面の獲得だけではありません。それらに加えて、皆さんに経験していただきたいことは「人と人との間に流れるものを意識する」ということです。
人と人をつなぐものは、言葉だけではありません。むしろ就職をして社会でさまざまな”人”と関わる場合、その人と自分の間にあるものを、ポジティブかつ恐れずに受けとめることはとても大事だと思うのです。
つい遠慮をして避けたり、言いたい事や、やりたいことがあっても、いざその場その時になると、自発的に行動や反応をすることを躊躇してしまう方も少なくないのです。
確かに、何もしないと何も起こらないので、間違いのリスクはないように思われます。しかし、人と人との関係は継続し続けるものです。今日その人との接触やコミュニケーション(言葉とは限りません)を避けられたとしても、その人との関わりはこれからも続きますので、いつかは何らかの形で言葉や態度で接点を持つ必要が出てきます。
特に就職をして同じ職場で働く人とは、なるべく早いうちに心の接触をしておいた方が、働きやすくなりますし、自分のことを理解してもらいやすくなります。
ユースターのグループワークでは、「共感」「共有」と共に、そういった「自分と他の人の間にあるもの」についても感じれることを目指します。
「自分も他の人も同じことを同時間に考えている」ことに気づくだけでも、自然に笑顔や視線を向けられるかもしれません。
グループワークをしつつ、自分と他の人の間に流れているものを恐れず、臆せず、遠慮せず、自信を持って、正面から受けとめられるようになれると、他の人にも自分の個性を伝えやすくなると思うのです。
仮に障がい者雇用で、就職をした場合に、職場の人から障がいのあることへの配慮は受けられるとは思いますが、自分の「人となり」や「魅力」は、配慮とは違うつながり方で、伝えてゆくことになります。
ユースターは、働く皆さんを支えるために、皆さんには、一番大事な「自分」を社会に出たあとも大事にしていただきたいです。
人と人との関係を繋ぐものは「配慮されること」だけではありません。人としての自分の個性と魅力を発信していただきたいと願っています。





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