エージェント
- 吉岡 俊史

- 21 時間前
- 読了時間: 3分
エージェントという職業は私達の身近になってはいると思いますが、日々の生活で関わりがある人は少ないかもしれません。
というのも「エージェント」という名称を、そのまま会社名としている業界は限られていますし、使用したとしても、業務内容が誰にでもわかるのは難しいかもしれません。
そもそも「エージェント」というのはどのような仕事でしょうか?
調べますと「エージェント」とは、「代理人」や「仲介者」を意味する職業だそうです。
今日「エージェント」について書こうと思いました理由は・・先日、障がい者雇用の経験が全くないある企業から「ユースターはエージェント的なお仕事をしているか?」という主旨の質問をいただいたからです。
就労移行支援事業所ユースターは、障がいなどで、何らかのサポートを受けて一般企業等、社会で働くことを目指す方が利用される福祉施設です。
福祉のしくみや就労支援という言葉に触れたことがない企業から見ると、エージェントに見えるのかな?と思ったのです。
確かに、その企業は、障がい者雇用や就労支援という言葉自体を初めて聞いたようで、ましてや「就労移行支援」という言葉になると、イメージが全くわかない、ということでした。
というのも当然で、企業の立場としては、(あくまで一般的にはですが)雇った方の人事管理は「企業自体」が担うわけで、人事管理は、社員を支援する、というよりも、社員を適正に管理、評価して、会社のために社員(構成員)の勤務がスムースに進むように企業が主体的に行うこと、という認識であるからです。
ユースター「職業斡旋や人材派遣業とは異なります」
企業A「では何ですか?」
ユースター「障がいやその他の方に就労支援をしています」
企業A「ああ、エージェントですか」
ユースター「・・・」
このようなやりとりでした。
もちろん上記の会話には続きがあって、その後詳しくご説明をして企業にはようやく理解をしていただけたのですが、知らないことに企業は責任はないのです。
障がいのある方や就労支援を受けている方と一切接触の無かった企業にとっては、それだけ未知の領域であることを我々ユースターは理解しなければならないと思った次第です。
「エージェント」を「代理人」という日本語に置き換えると、もちろんユースターは本人を代理する立場ではありませんし、その権限も持ち合わせていません。
しかし、企業の側から見ると、本人を支援する現場では本人に代わって本人のことを説明したり、希望や配慮について代理人として企業と交渉ややりとりをする場面があるのです。
業界としては「エージェント」ではありませんが、それっぽい業務を確かに行っている場面はあるのです。
仮に「エージェント」ではなくとも、正面から否定をするのではなく、企業にとって、ユースターは具体的にどのような業務を提供するのか、ということについて、わかりやすくしてゆく役割を担っていると思います。
福祉と経済の狭間にいる就労移行支援事業所ユースターとしては、就労支援の啓発促進をするのか、企業の立場と理解に合わせて福祉制度をおしつけずに溶け込んでゆくのが良いのか・・どちらも必要なことだと思います。これからも、しなやかに動いてゆきたいと思いました。





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