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校則と就業規則の違う点

就労移行支援事業所ユースターでは、月に2~3回週末土曜日に、普段の平日とは違う、ラフな雰囲気で、平日にはできないプログラムを行っています。その内容は体験会、交流、知識習得・・・など多岐に渡りますが、目指していることは


「社会で生活してゆくために知っておきたいこと体験しておきたいこと」です。


先週末は「講座」と行いました。とくに、会社に就職して働くうえで聞くことがあることである「就業規則」についてイメージを出し合ったり、クイズ形式で確認したりして、理解を深めました。


「就業規則」とは何かを知るために、参加者の多くが学校在学中に聞いたことがある「校則」と比較して、参加者の皆さんと考えてみました。


まず校則と比べて、会社にある就業規則を設置してある目的や意味を一緒に考えることで、会社とはどのような世界なのか、会社は自分に何を期待しているのかを覗くことができます。

会社は何のために従業員をやとってお給料を払い続けたいのでしょうか?

色々な属性の方々が一緒に同じ目的で行動するときに、共通認識を作ってゆくための規則であることも講座のワークを通して知ることに努めましたが、それ以外に、規則があるから考え方や価値観の異なる方々とも同じ仕事ができたり、一つの目的のために一緒に働ける、ということもわかりました。


就業規則は校則とは全く違って、書かれてある内容は、守れる生徒が良くて、守れなければ場合によっては怒られるかも・・といったことではありません。


また、規則は参考までに書かれてあるのでもなく、お勧めとして書いてあるわけでもないことが参加された皆さんも理解されたようです。

書かれてあることは、会社だけではなく、働く皆さんも守ることが書いてありますので、遵守する義務のある項目がほとんどであることも確認できました。


これら規則の存在を意識することで、働く方が自分の立場がわかりますし、求められることもわかります。


このような具体的なモノを通して働くことのリアルを実感していただければと思っています。


会社に就職してどこかで「就業規則」という背表紙を見つけたとき、親近感をもって手に取って読んでみるという行動がとれれば、それだけでも社会人なのかもしれませんね。


ユースターの講座の様子
就業規則は守るためやましては規則を破った時の罰則のためにだけあるのではなく、企業の存在する目的や意味を映し出している場合もあります。





 
 
 

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