休む②~傷病手当金
- 吉岡 俊史
- 11 分前
- 読了時間: 2分
心身の状態が芳しくないとき、仕事をリセットすることについて、一つの手段としての傷病手当金について書かせていただいています。
働き続けながら、自力で気持ちをリセットするのは相当なパワーと自己管理力が必要になります。そこで働き続けながらリセットする、という方法以外も有効な手段として前向きに受け入れてゆきたいと思っています。
一つめとしては、仮に仕事や職場が関係するメンタルの不調ということであれば、一旦は仕事や職場から離れるということです。前のブログで書かせていただいたように休職などをして、長期的なお休みをする、という方法です。
二つめとして、退職をして復帰のために心身の状態をリカバリーさせたり、体力を取り戻すことに専念するという方法です。
この一つめの方法として傷病手当金が活用できるのかもしれませんし、二つめの方法をとる場合は条件が合えば失業保険も考えられます。
傷病手当金は休業した4日目から支給され始めます(参考:同じ傷病で、再び働くことができなくなったときは1日目から支給されることもあります)
また、障害厚生年金などや、労災、他の手当金などとの関係で、全額支給されない場合もあるなど、システムは複雑ではありますが、生活を維持するしくみが存在すること自体は、リセットして再び元気に就労するためには、要件が合えば是非活用したいしくみです。
ユースターから就職をし、仕事を頑張る方を見守るのは、ユースターの支援スタッフやジョブコーチだけではありません。そのスタッフ以上に心と気を配ってくださる企業の方は、支援スタッフの良きパートナーと思っています。
一緒に本人を見守ることで、本人の心身の健康が難しい状態になる前に色々な手立てを考えますし、そのような兆候がある時には本人と相談をします。
それによって、一旦職場を離れた方が良いとなった場合、支援スタッフは本人と一緒に、あるいは代わりに、会社に休職などを相談することがあります。
その中で生活を支える保険が使える場合には、企業に相談をして、お互いに次の復帰に向けて安心を得られるようにできる方法を見つけます。
次の復帰に向けてのお休み・・次とは、状況によって同じ職場や仕事内容ではないかもしれませんが、本人が肯定するのであれば、それもありなのかと思います。

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