小樽高等支援学校の皆さんをおむかえして
- 吉岡 俊史
- 2024年9月16日
- 読了時間: 2分
先週、北海道小樽高等支援学校の生徒さんが、授業の合間に、就労移行支援事業所ユースターにお越し下さいました。
いらっしゃった皆さんは、まだ高校生活を始めて半年あまりですが、すでに卒業後のご自分の進路を考えるための情報収集に余念がないようで、私達の説明に真剣に耳を傾けてくださいました。
見て・触って・試してみて・・だけではなく、皆さんから、たくさんの質問もありました。。。その中に、
「職員が一人の人間として、何にやりがいを感じているのか?何を目指したいのか?」
といった、ドキッとさせられる投げかけもあり、短時間ではありましたが、生徒さんと正直な気持ちを交流させていただく時間もあって、とても有意義な時間をいただきました。支援スタッフも生徒さんから刺激をいただいたと思います。
皆さんから出されました質問の内容だけではなく、ユースターの就労支援プログラムをご説明した中で特に多くの関心が集まったものを見ると、皆さんは卒業後、就職にだけ関心を持っているのではなく、ご自分の将来全体、社会にいる自分はどうなっているか、生活はどうしているのかなど、さまざまなことを考えていることが伝わってきました。
自分のやりたいこと=職業、というのは、過去の考え方や価値観であって、今は自分のやりたいこと=自分があこがれることなのかもしれません。つまり、自分がなりたい姿や生き方が自分の目指すものであって、何かの職業だけを目指しているわけではない、と感じました。
高校の3年間はとても短いと思います。しかしたくさんのインプットを得て”考える”ことができる3年間でもあると思います。
自分の将来は何となく浮かんでくることもあるかもしれませんが、多くの経験や情報、刺激のインプットをもとに、じっくり”考える”ことで、なりたい自分が固まってくることがあります。ユースターを利用される皆さんは、インプットしたさまざまなことを今度は”考える”ことで、自分の進路の姿が見えてくる場合があるのかもしれないと思いました。
今回訪ねてこられた生徒さんは、良く考えていらっしゃる皆さんだと感じました。まずは今の高校生活を楽しみ、自分らしく生きることを忘れず、希望の実現に向かえるように、迷って考えて相談していただけることを願っております。
今回は、皆さんにお会いできてとてもよかったです、またユースターで再びお会いできましたら嬉しいです。
諸準備をしてくださいました先生方も、本当にありがとうございました。

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