トータルに見て(多角的視点)
- 吉岡 俊史

- 1 日前
- 読了時間: 3分
就労支援を提供している就労移行支援事業所ユースターでは、対象となる方個々人に合わせた支援を考えてゆくことが基本になります。そこには、集団で取り組む作業であったり、同じテーマで講座を開いたり、と一緒に取り組むプログラムも多くあります。
個々に考える支援とは、見た目で一人一人が違うことをしている、ということだけではないのです。同じ活動を全員が行っている場合もあるのです。
個々に考える支援とは「個々の目的に沿った支援」とも言い換えられると思います。
まず、個々人に合わせてたてた支援の計画に沿って、その方の目的とするものを見据えてプログラムを選ぶということになります。それゆえ、例えば同じ活動であっても目的が個人個人で異なるということになります。
例として、同じ作業でも、ある方はリーダー的な立場で全体を見て自分の仕事を考えたり、別の方は、材料管理などの管理力を培うためのものであったり、ひたすら処理能力を上げるために集中して取り組む方がいらっしゃったり・・かと思えば、ミスに対して対応してゆく経験など、それぞれの方の目的に合わせて「役割」や「目指すもの」が変わるというものです。
その役割や目指すものはどのように設定されるかといいますと、各自の就職までの距離や意識、経験の積み重ね、就職を見据えた各個人の段階などによります。もちろん、個々人の得意や苦手なことも参考となります。
しかし、時にはいろいろなことを意識せずに取り組んでいただくこともあります。それは社会や会社で経験するであろう”あいまいさ”や”突然おこること”への対応といった状況を体験していただくためでもあります。
支援は普遍的なものではありません。人生の中で生きてゆくことと密接ですので、形や枠にはめ過ぎずにリアルに進めるということがとても大切であると思っているからです。
その中で、前提として外してはならない基礎もあります。それは社会をリアルに見据え、トータルに役立つ支援を考えるということです。
例えその方に合った支援があったとしても、逆にそれだけで良いのかを常に疑問視して取り組む必要がありますし、苦手なことを避けても良くありません。
自分は道理に合っていても、周りの環境が理不尽であるかもしれないからです。
また、就労といっても、働く時間のことだけではなく、働くための身体づくり、生活の自己管理からモチベーションなどさまざまな時間外に行うことの積み重ねも就労につながります。
そこに支援を当てはめることは簡単ではありませんし、例えばユースターが達成できているとも言えませんが、トータルな視点(多角的視点)を失わずに持ち続けることが支援スタッフのためにも重要です。
支援スタッフが思っている通りに進まない支援は数多くあります。想定外は支援を受ける方だけではなく、スタッフ側も同じです。
何が起こってもそれは全て社会で起こること、とおおらかに捉え、一つ一つが全ての人にとっての支援になるのだ、と受けとめて取り組む必要があると思います。
ユースターを利用する方も支援スタッフも、成長してゆければと思っています。






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