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- リタイアメントプランと就労①
リタイアメントプラン!・・・この言葉、ご存じの方も多いとは思いますし、聞いたことはあるという方もいらっしゃると思います。言葉は知らなくとも、多くの方が「考えたことはある」はずなのではないでしょうか。リタイアメントなので、定年退職にからむ人生設計とでも言いましょうか・・ 定年退職については少し前の「転機」というブログの中でも触れました。 それに続いて、今日は”リタイアメントプラン”『退職などに関わる計画だて』について書かせていただきます。定年に限らず、将来の人生について「計画」をすることに焦点を当てたいと思います。 定年やその他の理由で退職することは、就労と密接な関係にありますので、当然のことながら就労支援も関わってきます。 ユースターを利用される皆さんは、就職して働く、つまり「スタート」に焦点を当てている場合がほとんどですので、就職して働きはじめることで頭の中は一杯です。 しかし、社会人として生活する上で、働く以外に、住まいや生活、自分の楽しみ、人との交流、など自分で考えたり決めなければいけないことがたくさん出てくるのですが、あれもこれも・・と取り出してしまうと不安を抱えることになってしまうかもしれません。 そのために、まずは就職して働き始めることに集中をすることから、なのだと思います。 ・・・でも、働き始めて、年月が過ぎ、働くことが自分に定着しはじめたら、自分の人生や生活のことも考えていただきたいと思います。 リタイアメントプランは定年退職後の生活の計画という意味ですが、定年に限らず、今の会社を退職して別の仕事を始める、あるいは別の人生を歩む、など可能性は無限大ですから、リタイアメントはいつでも来る可能性はあります。そして、自分の人生の計画を考えることにも就労支援が関われることもあるのかと思います。
- 整理する時間
「仕事をミスなくちゃんとできるようになりたい」とはユースターで就職のための準備をしている誰もが思っていることです。 ただ、多くの方が「どうやったら良いのか」確信までは持てずにいるようです。 一生懸命に仕事をすれば良い、言われた通りにやれば良いか、何とかなるか・・・など、これをすればちゃんと仕事ができるのではないか・・と何となく自分に言い聞かせているような気がします。 ちゃんと仕事ができるようになるには・・・自分でも取組めて、少し安心につながる方法として、まずは”整理”をすることから取り組んでいます。 整理といってもタンスやカバンの中の整理整頓をするだけではないです。また整理整頓が仕事の成果に直結するものでもありません。では何か?と言いますと整理することで「先を読む練習ができ、準備ができる」ことです。 必要な時に必要なものをピンポイントで探し出せる、仕事の経緯がわかる、書類等の新旧や順番がわかる・・と整理が次の仕事に大いに役立つのです。 そして何より、次の仕事を予測して道具を揃えておく、という事で不安な明日から安心の明日になるのだと思います。 毎日の活動で、さまざまなものが自分の身の回りに増えてきます。資料であったり道具であったり、どれもが必要なものに見えるのはしかたがないです。 整理術などの専門家が良くおっしゃるのは・・『情報や書類などを毎日溜め込むだけでは仕事力の習得にはなりません、もちろん全て頭の中に入れることは無理です。そこで必要なのは、整理していつでも取り出せるようにする事』です。 この言葉をもとに、ユースターでは、整理そのものが高いスキルが必要なものと捉え、まずは自分の身の回りの書類や、毎日溜まった資料を整理する時間を取っています。 そして、考えて、予測する練習をします。 予測できない先のことを「なんとなくこうすればいいかも・・」と毎日賭けをしてゆくより、目の前のものを具体的に整理することで、自分なりの準備をした、という安心を感じることが大事なのかと思います。
- 道理
道理は理解していても、なかなか現実にはそうはいかないことはたくさんあります。 ユースターでは、社会につながるテーマをとりあげて講座を続けていますが、その中で、社会の道理を言いすぎているようにも感じています。道理とは「正しい理論」であったり「あるべきこと」ですから、それを全面に言えばいうほど、「筋道」を述べて終わっているに過ぎないのではないか、と感じた次第です。 例えば・・・ 1、『上司の指示や手順通りに仕事をすることが大事です』 これは、ユースターから就職した方は、何度も聞いていると思いますし、それがゆえに、就職後、会社で誠実にお仕事をしていらっしゃいます。 2、『労働保険は労働する人を守るもの・・指示や会社の規則に従っているからこそ、万が一ケガをしたり病気になっても治療費がかからないのです』 これは多少乱暴な説明ですが、 1の「指示通りに仕事をするのが決まり」というだけで、何十年も仕事に向き合う気持ちが保てるのでしょうか? それよりも2の「指示や規則に従っているからこそ、万が一ケガや病気になっても安心」という方が印象に残る方もいらっしゃるようです。 ユースターの講座は『社会で生活するリアル』を扱っています。従い、道理は言葉としては理解できても、自分ごととしにくい場合もあります。 「こうすれば良いんだろうなあ・・」とは感じても「では自分が今日から何をするか」につなげる術がなければ「道理」で終わってしまうかもしれません。 大きな主語を使って理想を示しても、心には落としにくいものです。
- 基本です・・基礎です
ユースターを利用される方に何かを説明するとき、気になることがあります。 「基本を説明します」とか「基本的には・・・」などと言いながら「基本ってどこまでなのか?」「今自分が説明していることは本当に基本といえるのだろうか?・・」といった疑問です。 未熟な私は、自分が説明していることは基本と言えるのか?と一度気になると不安は増して、熱心に聞いて下さる利用者の皆さんを前に、自分が一番狼狽している人になったりします💦。 「基本」についてのエピソードをもう一つ・・ 私たち支援スタッフは、利用される皆さんと過ごす時間が終わった後、新しい支援プログラムの企画開発をしています。「●●の基本」と題した支援プログラムを良く作ります。 本当に初歩的なものであるときに”基礎”とか”基本”という言葉を加えてプログラムを表現していますが、それ以外にも色々な思惑(?)があってそれらの言葉を使ったりします。たとえば”初めて”そのプログラムを体験する方が不安にならないように・・・つまり「簡単ですから安心して」というメッセージを込めて「基本的な」という表現をしたり、本当に大事なことで、ぜひ知って欲しいときに「●●の基礎」と言ったりもします。さらに「●●の基本的なこと」と表現する時には、色々多くの事柄があるが、その一部しか説明できない、という時にも使っています(全てを説明できない時の言い訳かもしれません💦)。 とにかく「基本」とか「基礎」という言葉は私たちの支援プログラムに非常に多く登場するのです。 しかし、良く考えると、基本と謳っていながら、そして基本的な部分だけを取り上げているつもりであっても、出来上がった支援プログラムは、実は基本では無く『全て』だった、と気づくこともあります。 そういった場合は基本ではなく『●●の全て』などと言った方がよかったかなあーと反省します。 基本とか基礎とかは便利な言葉ですが、基本や基礎ばかりをしているように感じている利用者の方がいらっしゃるかもしれない、と自分自身を振り返り、反省しなければならない、と思いました。
- 転機
寒暖の差が激しかった日々が続いていましたが、ようやく少し安定してきました。 就職に向けてユースターの利用者の方の出入りもありましたが、利用される皆さんも意欲的に毎日を過ごされています。 この時期、ユースターを応援下さる関係の皆さまの中には、転勤、人事の異動、定年退職などで、転機を迎えられた方がいらっしゃり、新しい場所や、新天地でのスタートに就かれたことについてご連絡下さっています。 何歳になっても、何年お仕事をしていても、それぞれの段階で転機はやってきます。その転機を、どのように予測して準備し、迎えるのかを時には考えてゆくことが、就労支援の中では大事なのだと思います。 といいますのも、就労支援はとかく”就職”という社会への「入口」の支援になりがちなのですが、入口だけを想定したり、意識して支援するだけではどこかに偏りが出てしまうのではないか・・・と考える時があるからです。 人生を支援するのであれば、それは色々なライブイベントも考えた上での支援、つまり入口や出口の両方を意識して、一緒に考えてゆくことが大切かと思っています。 例えば就職をして、自分は働いてゆくが、ご家族が逆に定年で退職した後に、働く自分は高齢となったご家族とどのような生活になってゆくのだろうか・・ひとり暮らし、自立生活はできても、自分だけの暮らしを考えるだけで良いのだろうか。。など自分や身近な方のライフイベントによる自分の生活への影響と働くことは切り離せないテーマであったりします。 ユースターでは、そのような社会での生活や人生(大げさ?)をテーマに週末に特別講座を行っています。 一人で身の回りのことを片づけたり・・親御さんの介護をする時もあるかもしれない・・・ご自分だけではなく、身近な方々の転機から受ける影響について支援に取り入れることも大切かと思っています。 今から想像できることを実際にやってみて実感を得たら、日常のトレーニングでも継続しています。
- 就労と主体性
一つ前のブログで支援プログラムと主体性について触れました。 その中で「〇〇ができないと就職できない」という基準を持って就職を目指すものではないことも書きました。 私も含めて、誰もが「何ができたら働けるか」「〇〇ができないと一般企業には就職できないであろうか」が気になります。その答えを求めてユースターに来られる方もいらっしゃいます。その答えを見つけるために毎日のユースターでトレーニングを頑張る姿はもちろんすばらしいのですが、本当の目的は、答えを求める過程で自分自身を見つめたり、自分が働くことに向き合うことなのだと思います。 「〇〇ができないと」と言う基準は働く能力を測る一つであって、全てではないのです。 なぜなら、就労とは、もっと主体的なものだからです。 つまり、社会に出て働きたい、という自分の意志や希望を持って、何をしたら、どうしたら働けるか?を自分で考えてゆくことなのです。 そして、就労支援は、それを考えることをサポートすることなのだと思います。 「誰でも就職はできる」とは安易には言えないながらも、他者が「〇〇ができないと就労はできないよ」と決めつけることもできません。 ●「できることを増やして就職する」のは、自分が自信を持ちやすくするため。 ●「経験値を増やして就職する」のは、パターンや見通しが持てて安心して働くため。 経験やできることを増やすことで、働きやすくはなります。でも、できないを無くすことだけが目的ではありません。 就職には、主体性な力が必要になりますから、就労支援も個々人の持つ主体性、自分の希望や感情を行動に変えたり、不安や周囲への不信を乗り越える方法を考える、といった個別的なものになるのです。 ユースターのプログラムはそれら、個々人に合わせて個別的な支援を形にしていくためのものです。
- 支援プログラムと主体性
就労移行支援事業所ユースターの全てのトレーニングはプログラム化されています。 一つのプログラムには、その活動の<目的>や<職員の支援方法><目指す成果>や導き出される<効果>が明文化されているのはもちろんですが、その上に、就労(社会で実際に働く)する際の、何に役立つか、関連するか、といった点も示されています。 プログラムは、シンプルなものから、複雑なものまで、さまざまなものが揃えられています。例えばシンプルなものとしては、数を数えたり、色を分類したり、記憶したり、といったものですが、どんなにシンプルであっても、簡単であっても、目的が明示されていることで、何のためにそれに取り組むのか。。その活動の意義が出てきます。 ある人の持つ働く力に対して、一番良くない捉え方が「できるはず」「できてあたりまえ」「だれでもできること」と、目に見えない基準を主観的に決めて、それに当てはめて、その人の働く力を決めてしまうことです。その人が働く意義、やりがいを持てるような動機付けにはつながりません。 たとえば「一般企業で働く人は、誰でも計算や読み書きはできるはず・・できて当然」「通勤は一人でできて当然」・・・など「〇〇はできるはず、できて当然」といった先入観が多くあると、本人も「一般的にはどうか」ということばかりに着目して、自分と「一般」とを比較し気にすることになります。一方的な決めつけや基準のおしつけは、本人や支援スタッフ双方にとって良い結果につながらないです。 ユースターには、パソコンで書類を作成したり、計算や事務処理がほぼ問題なくできる方もいらっしゃいます。でも公共交通機関の利用となると、練習をしていても不安が残る方もいらっしゃるのです。 「〇〇ができていないと就職できない」ということを言うために、数を数えたり、色を分類するプログラムがあるわけではないのです。 では、プログラム化された支援は、何のためにあるのか、というと 「主体性を育てたり、伸ばすため」です。 一つ一つのプログラムは与えられたものですが、それを日々こなしながら、自分はこれが得意、とか苦手と考えたり、パソコンは好きでいつもやっているが、指定された課題をパソコンで続けることはできない、と気づいたり・・不器用と言われてきたので、苦手と思い込んでいたが、手先に集中して物を完成させることは案外楽しいと感じる・・。 など「自分自身の発見」から始まり「では、どうしたら働けるか」という主体性を生み出すことにつなげます。 就労と主体性はとても大事な結びつきがあります。なぜ働くのか、どうしたら働けるのか、など、それぞれのやり方で、自分で主体的に就労に向き合って考えることによって、自分と働くことを結び付けてゆければと思っています。 就労と主体性の結びつきについて、次回のブログでも、続きを書かせていただきます。
- クレジットカード
今やキャッシュレス決済は日常化していますが、その中でもプラスチックのクレジットカードはスマホのバーコード決済等におされ気味なのではないでしょうか。特にプラスチックのカードは紛失や盗難のリスクもあったり、スキミングなどの危険もあって、バーコード決済の方に移る人もいるようです。 クレジットカード業界の肩を持つわけではありませんが、クレジットカードの利点としては各種保険やサービスなどが付帯されていたり、利用から引き落としまでの間に猶予があって、その間に自分が利用した覚えのない支払をカード会社が保証してくれる場合もあり、使い過ぎやリスクへの備えなど、使い方を知っていれば、便利なものだと思います。 しかし、日本国内ではあまり認知されていないクレジットカードの大きな機能として、身分証明と支払保証の機能があるようです。 たとえば外国では、ホテルの予約やチェックインの際にクレジットカード番号の登録はあたりまえと聞きます。それはまさに支払を保証するためだと思います。ホテルにとどまらずさまざまなサービス(たとえばレンタカー)でもカード情報は必須となっているようなのです。 昨今、日本国内でもクレジットカードは支払保証のために求められる機会は増えていると思います。 福祉サービスを提供する施設はまだまだ紙、口座引き落としといった方法が残っていますが、将来は、これらにも色々な決済手段が導入されてくるものと思われます。ユースターも、自己負担や昼食代などご精算が発生する場合、今は口座や現金での決済になっていますが、近い将来に決済手段の選択肢を増やしていきたいと思っています。 ユースターの利用者の中には、お金の紙幣や硬貨の区別や金額があいまいな方もいらっしゃいますし、言われた金額に対して、どの紙幣や硬貨を出したら良いかとっさには判断が難しい方もいらっしゃいます。でもその方でもプリカなどを駆使して移動をしていますし、お買い物も楽しんでいます。 クレジットカードなど現金以外の決済手段は、使い方や機能は難しくありませんので、それらを良く理解した上であれば、金銭管理に自信の無い方、計算やお金の大小の理解が苦手な方が一つの解決策として使っていく方法もありかもしれません。 身の回りには便利な道具がたくさん出てきています。。。このように生活の中で、私たちの身近にある機能や道具は「難しいものだから・・」と躊躇せず、その方の得意・苦手に合わせて、色々と使えるかと思います。
- 就労の経験者から学びました
先週末に、就労のご経験のある方お二人のピアサポーターをユースターにお招きし、企業で働いたご経験をお話しいただきました。 お二人とも永年にわたり、職種も待遇も異なる複数の会社で勤務したご経験を余すところなくお話くださり、お話を聞いていたユースターの皆さんからは「とても参考になった」という声が多く寄せられ、大好評でした。 どのような経過をたどってお仕事に就くことになったか、自分のやりたいことが仕事にできたか?就労生活の中で困ったこと、トラブルを乗り越えた体験・・など、実際に経験されたことがありのままに語られました。 「まじめに毎日勤務していたら、気持ちの準備が無い中、いきなり店長に任命されてしまった。納得ゆかずに、会社と衝突してその日のうちに会社を辞めてしまった。周りの人の理解とたくさん助けられ働いた、これに対して感謝を伝える事が働き続ける秘訣。。。」などなど、実体験ならではのとてもリアルでわかりやすいお話だったという感想が多くありました。 最初は、どちらかというとノウハウ面のお話かと思っておりました。しかし、実体験から語られた、障がいの有無に関わらず、働く喜びや、何で働かなくてはならないのか?といった本質と向き合えた時間をいただいたような気がしました。 ノウハウをいただくことも大事です。しかし、体験談から「働く方が何を感じたか、自分の感情は就労を通してどのように動いたのか・・」といったことを知れるのはとても貴重だと思いました。 働く喜びや楽しさは、支援スタッフが、そこだけを切り取って話しても、心に響きにくいです。 今回お話をしてくださったピアの方が体験されたことをお聞きしながら、その時々の気持ちや感情、そしてどのように乗り切ったのか、などは、心にダイレクトに来るものだと感じた次第です。 お話くださいましたお二人に心より感謝申し上げます。 また、ユースターではシリーズで今後も同企画を進めて参りますので、次回も多くの方がご参加下さることを願っております。
- 1号2号
1号2号という呼び方、日本に住んでいるうえで、実は身の回りにたくさん存在することにふと気づきました。台風も〇号・・また、年金・医療・介護といった社会保障制度と身近にいる方は、年金や健康保険・介護保険などの「1号2号」かもしれません。 私たち被保険者は、1号とか2号とかに分類されています。「〇号」といった正直「古風」とも感じる表現の「号」つまりは称号と、その前にある番号は何を意味しているのか・・ふと疑問になりました。といいますのも「番号」は順番の他に序列、優劣などを想起されないか?それに称号である「号」がついて、何か人を分類しているイメージ?・・・とバイアスがかかった見方をされることはないのであろうか?とちょっとした疑問を感じたからです。 トップ1、ナンバー1という表現は、他に上が無く、他の人にもそれがわかりやすい表現です。言われた本人も(良いことであれば)気持ちの良い表現かと思います。対してワースト1という言われ方はマイナスイメージがあります(そもそもワースト自体が最低という意味)。 2・・3・・4・・5・・などの番号は、他との比較で「順番」や「優劣」のイメージにつながってしまいがちです。 先日、ユースターから就職された方が、入社したら社員名簿の一番下に自分の氏名があった、とお聞きしました、自分が一番新人、下・・など、リストの順番からも、意味を読み取ろうとすることでないでしょうか? 列を待つ人に整理番号をつけるのは、順番を決めているので優劣ではないというのは明白です。しかし私だけかもしれませんが、被保険者のように、人の立場自体に番号と称号を付けて分類することには違和感がないわけではありません。 気にするまでもない、と言われればそうなのですが・・・率直に、称号1とか称号2と呼ぶしかなかったのかなあ?もっと素敵な分類名はなかったのかなあ?とも思います。 分類、表示のしかたって本当に難しいですね。すっきりとわかりやすく、でも誰にでも優しい名称ってないものでしょうか。
- ピア
皆さん、ピアサポーターってご存じでしょうか?福祉業界にいる方や利用されている方には既知の事だと思います。 ピア(peer)とは「同輩、仲間、対等な人」などを指していて、広い意味で、同じ立場や位置にいる人や物の事のようです。 ピアサポーターはそういった点から、同じ立場でサポートする人になります。例えば障がいのある方のピアサポーターは同じように障がいのある方です。「同じ問題や環境を経験する人が、対等な関係性の仲間(ピア)を支え合うこと」と定義されて います。 今ピアサポーターは色々な場面でご活躍されています、他の人を支えるには自分を支えて、他の人のことにも気持ちを向ける必要がありますので、大変な一面もあるでしょうが、ピアサポーターとして、多くの同輩の方々をサポートしたい、という想いから、個別、グループ等でお話しをしたり、交流する活動をしています。 ピアの人同士は、気持ちを分かち合いやすく安心感もあり、支援者とは違ったサポートができるのだと思います。 障がい分野に限らずピアの存在は誰にとっても非常に大事だと思います。たとえば学校の同級生、会社の同僚、同期などと共にした時間、それらの人から自分が得たものは、自分の人生に大きな影響をもたらしている人も多いのではないでしょうか。これらもピアの効果なのです。 就労支援については、ピアの方の存在は2つの良い点があります。 一つは、障がいのある方が、社会でどのように生きてこられたのかを、これから就職する方が知ることで、不安を軽減したり、相談できること。もう一つは、職場の健常者の集団組織の中でどのような働き方をしたか、困った時や辛い時にどのように乗り越えたか、など、働く現場の経験そのものを、本人から聞けることにあると思います。 実際に就職をすると、支援スタッフはもちろんですが、会社にいる人は配慮やサポートをしてくれるはず、と思いながらも、どこまでどのようなサポートがあるかは、最後まで不安です。それを同じ立場で経験した人から聞くことはとても大きなサポートなのです。 ユースターでは、定期的にピアの方の就労経験談をお話いただく機会を設けています。 社会生活で起こること、職場での不安は、はかりしれません。支援スタッフからの専門的なサポートとピアの方からのサポートを合わせて少しでも安心して就労生活を送っていただきたいです。
- リタイアメント
リタイアする、ということは、日本ではなんとなく「あきらめた」というマイナスイメージがある言葉です。ひょっとしてスポーツ競技の中での”リタイア”という意味が先行しているからかもしれません。 今日お話しさせていただきたいリタイアメントはスポーツ競技のリタイアとは違い、前向きなリタイアメントです。 ご存じのとおり、リタイアメントは定年、退職を指す言葉ですが、ハッピーリタイアメントという言葉もあるくらい、それは第二の人生を始めたり、新しい引退生活に入るポジティブなイメージも含みます。 ユースターを出て会社に勤める皆さんは、もちろん定年退職のことは、その時点では想像できないとは思います。 しかし定年という年齢に到達していなくても、仮に途中で会社を辞める時がきたとしたらどうするか?。それはネガティブなあきらめの退職ではなく、ポジティブな次のステップへの移行となる、ということを自分でも位置づけたリタイアにして欲しいです。 そのためにも、「最初の就職は働く体験」と決めて就職する方もいらっしゃいます。つまり、初めて就職をする方の中には、支援スタッフと一緒に、自分の適性とやりたい仕事のイメージの折り合いを付けつつ、あれこれ就職先を検討する中で、「まずは最初の経験として働いてみたい」と思う方もいらっしゃいます。支援スタッフはその気持ちを肯定します。 たとえばフルタイムでの勤務が自分の希望であっても、初めての就職であれば、職場の環境が合っている方が自分にとっては良い、と捉え、一日2~3時間の求人であっても対象外とせず、働いて自分と相談することもありかと思います。 一大覚悟をして、これが最後と思って就職するのはとても大変です。就職はいずれにしても重大イベントです、そこに一大覚悟を決めて気合を入れすぎると、リタイアが、失敗のイメージにつながってしまうからです。。。もちろん気軽に仕事を変える事は決しておすすめできませんが、社会の中で経験を積んでゆく過程で、最初は時短勤務やパート勤務から始め、自分に心地よい働き方を見出してから、それが叶う正社員登用の就職先を目指す方法もありだと思います。 リタイアを上手に活用していただきたいです。













