top of page

検索結果

空の検索で842件の結果が見つかりました。

  • 寂しさ

    職場で仕事をする時の空気感は独特だと思います。会社という場所は、それぞれ、働く、〇〇に貢献する、プロジェクトを達成する、会社を盛り上げる、収入を増やす、出世する、認めてもらう・・などの意図をもった人達の集まる場所ですから、一種独特の緊張感があります。何も考えずにただいる、という人はほとんど(?)いないと思われる場所です。 一方で、そうではなく集まる団体を「共同体」と言ったりします。 余談ですが、ご存じの方も多い、ゲゼルシャフト(特定の目的や利害を達成するため組織した集団)かゲマインシャフト(共同体)という違いですね。。余談終わり。 会社は言うまでもなく前者(ゲゼルシャフト)で、目的を達成するために人が集まる場所です。それが故に一定の緊張感や、人と人の独特な関係(上下、忖度…)ができるのだと思います。その目的意識の中に障がい者雇用として入社する方は、当然本人に相当の負担がかかります。さらに配慮を超えて、軽い負担くらいは「しのいでください」と言われてしまうのです。 つまり、障がい者雇用といっても、組織の本来の目的を変えたり、無くすことまで配慮はしないということです。 ユースターでは企業実習を推し進めています。企業実習には大きな効果があり、企業で働くイメージがつきやすく、経験の質としてはとても高いものがあります。 最初は支援員が朝から実習時間終了まで同行し、一緒に実習をしますが、本人が、その企業の実習に慣れてきたら、徐々に支援者がいない場面を増やし、一人で仕事を進める練習をしていただきます。 そんなある時、本人からお話がしたい・・と電話が。。。主旨は「さみしいです」と。 既に長く実習をしている方ではありますので、技術や職場での振る舞いは兼ね備えていらっしゃいます。しかし、あまり人がいないという事もあり、寂しさを感じたのだと思います。 結局迎えに行き、ユースターに戻ってきたのですが、本人にとっては一つの良い経験だったのかもしれません。「働くとは孤独だ」と感じたかどうかはわかりませんが、少なくとも一人で働く事より誰かがいる方が仕事がしやすいと感じる方でした。 企業は、同じ目的を持って集まってくる人たちの集団で、働く人の相互刺激がある場所です。 障がい者が就職する場合も、会社に自分が合わせるだけではなく、同じ気持ちを持って集団に入り、自分の役割を果たす、そういった志を持って就職を目指せると良いと思います。簡単ではありませんが、それに近い気持ちが育てられるように支援していきたいと思います。そしてそれが、働きがいにつながるかもしれないとも思います。

  • 就労支援って何をしてくれるの?

    就労支援という名称。。。。 仕事柄、毎日のように使っていますが、頻繁に出てくるわりには、その定義をきちんと説明することが難しかったりします(お恥ずかしいです💦)。 それは、就労支援を実践している「支援者」の立場であるか、あるいは制度やしくみを作る「行政」のお立場か、法律や社会課題など研究する「学者」のお立場の方か・・・・その立場によって「就労支援」という言葉の捉え方が大きく違ってくるからです。 法律や福祉制度の側面で使われる就労支援は、何を目指して、何をするのか、それによって障がい者はどうなってゆくのか・・・などが大雑把に述べられていますが、利用される方と毎日一緒にいる私達支援者としては、目的や一般的なこととは少し画して「その方が求める就労支援とは何」を見つめています。 私は職業として長く就労支援をさせていただいていますが、利用される方が求める就労支援は、一つとして同じものはないと感じています。 「就労」に着目する方、「支援」に注目している方、自分がやりたいことを邪魔しないで欲しいと願う方、やりたいことを一緒に探して欲しいと願う方など就労支援から理解することは、本当にさまざまだと思います。 一人一人就労支援の捉え方は違って良いと思います。。。 むしろ自分に合う就労支援の方法はなんだろうか?と意識をして下さる方、考えて下さる方とはとても良い『支援関係(支援者と働く本人の関係)』が生まれると思います。 支援の実践を行っている私達から言わせていただくと、「支援関係」とは何かをしてあげる、とか何かをしてくれるという関係ではなく、今自分がいる状況では何が必要で、それは誰が用意をするのか?という役割分担を支援者と本人の間で常に行う関係かと思います。 就労支援は『誰かに補ってもらって』働くということだけではなく、働くのは自分一人であり、それ以外には誰もいない状況で、その「働くこと」に意味を持たせて、やりがいをもって続けられるようにする支援だと思っています。 違っているとはいっても、根本で共通して存在する価値観があります、それは、その制度や支援を利用する方(クライアント)のためにあるしくみ、ということです。 少なくともユースターの就労支援はその価値観を目指しています。

  • 学校卒業・・そしてユースターで

    ある特別支援学校におじゃまをして、生徒さんの学習を拝見しました。 真剣に作業や作品を作る活動に取り組んでいらっしゃいました。 その生徒さんは、他の生徒さんと一緒の空間で作業することが苦手、ということでしたので、お一人で何と個室を2つ持って、活動の内容に合わせて行き来しながら一生懸命にご自分の役割を果たしています。 2時間の間に本当に多くの種類の活動が組まれています。飽きずに、やりがいが生まれるように、かつ安心して活動ができるように、細部に渡った工夫が凝らされていました。理想的な環境が準備されていることに、大変感銘を受けました。 先生方が大事にしていることは本人が一人での活動といいながらも「学校」という空間の中で、他の生徒さんや社会とともに頑張っている感覚を持てるようにしていること。。。 自分の役割と責任がわかるように伝えられていて、働くイメージや意識が育つよう工夫されていること。。。 先生が本人と一緒に気持ちを合せることで、言葉で全てを伝えられない、本人の感情の変化や、仕事の達成感などを言葉にして返して下さっていること。。。 報告や挨拶を区切りに入れて時間の区切り、成果の確認、次の行動への切り替えなどを明確にしていることで、短い時間でも、本人がやり終えた感を感じれること。。 など。 ここに来るまでに、ご家庭と学校、関係機関も含めて、さまざまなやりとりがあったものと想像します。 写真をお見せできないのが残念ですが、決まった作業や活動であっても、毎日が新鮮な気持ちで取り組めるよう、少しづつ進化させた試みを入れているとも感じました。例えば昨日までそばにいた先生が今日から教室の外で待機、本人は一人で作業を完結することを期待されている。。。。等です。 今特別支援学校は、本当に社会や地域での活動を視野に、進化をしていると思います。更には学級という概念から、個人の概念へと、一人一人の持つスキルや社会性を深く見て育てることにプロフェッショナリズムを感じました。 保護者さんや関係機関が学校に求めてしまうものは、限りがありませんし、ご家族以外にも関係する福祉施設、地域などからの意見や要望もあり、対応する学校も正直大変かと思います。しかしそれらの意見も必要であることは学校自体が感じていらっしゃることで、それらの意見を取り込みながら、学校は日々進化している、ということを感じます。 私達福祉機関は、個別に。。という言葉をしつこいくらいに言っています。ユースターも同様に「私達は個別の支援で・・」と言っています。しかしそれらは、利用される方かた見ると、未達成なのかもしれません。 個別にというのは「受け入れ方や支援の仕方」であって、一人の個人として、二人称のつながりを持って支援をしなければならない、と感じます。 一つの決まったことを続けがちな福祉施設ですが、利用される方は、個人個人で異なる人生を共通の社会で繰り広げます、それに合わせた支援でなければいけない、と考えます。

  • 人から受けた親切から

    前のブログで「感謝」のメカニズムと就労支援について私案を書かせていただきました。 感謝と就労支援の関係で、もう一つ思うことがあります。それは・・誰か、あるいは会社のためにがんばりたい、という思いは、その「誰か」から良い影響を受けていないとなかなか生まれにくいのではないか、ということです。 専門職や研究をされた方にはおなじみかもしれませんが「進化心理学」という心理学があります。その領域の一つで他の人のためにとる行動が示されています- 「AさんがBさんに良いことをしてBさんが感謝したら、BさんはCさんに同じようなことをし、最終的にAさんにもどってくる」というものです。 何も心理学で述べなくても、親や諸先輩が私たちに「人にすることは自分にも戻ってくるよ・・」と諭したあの教えです。 自分に対して向けられた親切は他の人にも行いたい、ということから、人は、自分がお世話になっている人、あるいは自分が好きな場所、所属する場所から受けた恩恵に対して、自分も何かをしたい、そうすることが自分にもメリットになる、と感じられると良いと思います。 会社は従業員を大事にするべき理由は、それだと思います。 私達ユースターの就労支援スタッフは、まず働くことを目指すユースターの利用者の方に、本人に合った組織を一緒に探します。 そして、就職後、その組織が、就職をしたユースターの利用者に親切に仕事を説明してくれた、職場で歓迎してくれた、失敗をフォローしてくれた・・・などのさりげない親切や感謝の言葉が本人に向けられると良いと思います。それがあると、働く本人も会社に対して・・一緒に働く同僚や上司に対して・・ひいては、会社のお客様などの関係者に対しても『貢献したい』という気持ちが沸き上がってくる、と思うからです。 そこから、働く本人と受け入れる会社、お互いの良い雇用関係が生まれるのではないかと思うのです。そして、それが、本人の働き続ける動機にもつながります。

  • 評価より感謝

    皆さんは評価という言葉にどのようなイメージを持ちますか? 何となく上から見ている・・・とか、学校の成績や〇✕をつけること・・と感じる方もいらっしゃると思います。それに比して、感謝にはそのような上下関係のイメージを持ちにくいです。 そこからも「評価をするより感謝を・・」という言葉は、一般的にも受け入れやすいのではないでしょうか。 「感謝をする」行動は、私達は日常の中で目にしますし、身近なものですが、そもそも「感謝」は何か?どのような効果?があるのか?と考えてしまいました。調べると、感謝にもメカニズムがあるようで、論文などでも発表されています。 それは、他の人が、自分に何かをしてくれた場合には、感謝表現(お礼を言う)の他に、お返しをする(金品や労力を提供して返す)こと、そして自分に何かをしてくれた人とは別の第三者に良い行動を返す(向社会的行動)行動をしやすくなる、というものだそうです。 さまざまなことに対して、自分が「嬉しい、助かった、ありがたい・・」などを感じたとき、それだけで終わらずに次に「何か」をしたくなる時ってありませんか? 私の場合(あまり善人と言われたことはありませんが💦・・)、自分が何かをいただいた時はお返しをしたくなりますし(返礼行動?)、物でなくとも自分のために親切にしてくださった方には、こちらも親切にしたい、と思います。 考えてみれば、自分たちはいつも、誰かのお世話になっていると思いますし、自分が知らない時に誰かが自分の事を心配したり、想ってくださったりしているのだと思います。同時に自分に対して感謝の気持ちを持っている「であろう」人も世界のどこかにいるかもしれません(本当?)!? 「感謝」は日常に多く見聞きする、と書きましたが、それもそのはず、感謝され・感謝することは私達の行動のきっかけになっているのではないでしょうか? モチベーションは一人だけでは持ちにくく、誰かとの関わりの中で、行動を起こす動機付けにつながることが多いです。 会社に雇用され、働き続けてゆくためには「頑張る」という一人称的な行動だけでは、続けることがとても難しいのですが、人に感謝されたり、自分が感謝しながら働くという二人称的な「就労」だと働き続けやすいのだと思います。 働く場面では「成果の評価」「人事評価」など評価という方法が使われますが、それはあくまで会社や上司が組織をまとめたり、従業員を管理育成するために必要な道具のようなものだと思います。 その上で、人の心を突き動かすのは、評価ではなく感謝なのかもしれない、とも思います。 ユースターから社会に出て働く皆さんへの就労支援は、働く方に「感謝」の気持ちを伝えることが支援でもあるのだと思います。

  • サイド・バイ・サイド

    サイド・バイ・サイド・・・映画のタイトル(1921年、2023年など)、楽曲名(1927年)からレース用語、ゲーム名までさまざまなものに使われている言葉です。 直接的な訳では、運転席と助手席のように横に並んだ状態ですが、意訳として「一緒に」「ともに」「横に一緒に並んで」などの意味合いがあります。 素敵な言葉だと思いますーーどちらかが先でも後でもなく、邪魔し合わないで同じ方向に向かって歩む姿が想像できるからです。 社会に出て活動するための支援として、どのような形があるのかを考える際、例えば就労移行支援事業所ユースターを利用される方のイメージでいうと、意思決定や自己管理は大方おひとりでもできるが、行政に関する事務、財産管理などは、やはり身近に誰かに見ていてもらえると良いと思う方も多いです。さらに、目に見えないリスクとなると、正しく準備し回避できるか・・など不安が増します。 制度や社会サービスも徐々に増えているだけでなく、高齢化社会に伴って、それら将来の生活や、家族がいなくなったあとのサポートをする制度が一般社会に広がりつつあります。例えばご存じの「成年後見制度」です。 制度的なものはもちろん安心ですし、守られることも増えます。しかし自分の気持ちや自分の立場、欲求、尊厳といったソフトなものをどうやって守っていったら良いのでしょうか。 それらのソフトな価値は、周りの人の本人への関わり方や、本人を守ってあげたいと願う家族が安心できるのは、本当に誰かがサイド・バイ・サイドで身近にいて一緒に歩んでくれる、という事ではないでしょうか。 法律で定められた障がいのある方の権利を守る制度も安心材料に違いないのですが、サイド・バイ・サイドで見守ってくれる理想の方は、必ずしも成年後見人や家庭裁判所、監督人だけではないと思います。 そのためには、まずはサイド・バイ・サイドにいて下さるヘルパー、サポーターのような仕事ができる人の養成、その方々の倫理管理、職業的地位の確立、権利や立場の確保などができるしくみが社会にできると良いと思います。 兎にも角にも、福祉施設が一つの箱の中で、そこにいらっしゃる障がいのある方を支援する、という形は今の社会に合っていません。社会に現に活動している当事者を「サイド」でサポートする制度も求められているような気がします。

  • 相談におもうこと

    相談支援とか相談支援事業所(以下「窓口」)とか・・・特に福祉領域では「相談」という単語が溢れています。溢れさせているのは、私たち支援スタッフかもしれませんが・・・・ 相談という言葉からは、皆さんはどのようなイメージを持ちますでしょうか? 『領域や範囲なく、何でも聞いて答えてくれて、また何でも受けてくれそうな、便利な場所。あるいは心の支え・・。駆け込む場所・・・?』 今さらですが『相談』の定義は、お互いに話し合うこと、意見やアドバイスをもらって問題の解決をはかること、などです。また、解決だけではなく、気持ちを軽くするために行うこと、、とも言われます。 福祉の相談窓口を使っている方のイメージと合っているのでしょうか? 「相談をする」という言葉が氾濫していて、相談をする場所も複数存在していて・・・かえってどこに行ったら良いか、どのように使ったら良いかわからない、という方もいらっしゃると思います。 また、相談の支援を行う場所だから・・と勇気をもって行ってみたら「それについてはうちは専門外なので、他の窓口が良いでしょう・・」と言われた、という体験談も聞きます。そもそも日程の予約も取れない相談窓口もあります。 そうなんです!相談窓口とひとことに言っても、実際には、専門とする分野や業務が細分化されていて、どの窓口も親切に何かをしてくれようとはするが、専門外なので限界もあり、相談者の思うようにスムースに進まない場合もあるのです。そして、一か所だけで目的が達せられない場合もあるのです。 相談場所には「○○の相談」などと、具体的に表記してあるところもありますが、まだ少数ですし、ましてや対象外の項目を「受け付けません」と書いてあるところはもっと少ないのではないでしょうか。 そこが利用する立場としてはわかりにくく、使いにくいと感じてしまう点ではないでしょうか。 行政のホームページなどには、取り扱う項目と共に相談窓口が載っている所もありますが、それらを見ると、まずは地域分けされている、つまり管轄があるということがわかります。管轄は、国の運営、市町村の運営、個人の運営・・・などによって変わってくるようです。 それから「何を相談できるのか」ということも、相談を受ける側からの説明となっている場合が多いので、利用する側には少しわかりにくい表現もあるのかもしれません。 私たちユースターについてですが、ユースターは相談支援を専門に行う場所ではありませんが「○○について相談しても良いのでしょうか?」と遠慮がちに聞いてこられる方がいらっしゃると、こちらもとても恐縮して、何とか満足していただける答えなりアドバイスなりをしたい、と真に思います。。。でもそうできないことも正直あります。 出来れば、相談に来ていただく方として、次のようなことがはっきりしていると、相談を受ける施設も答えられる、答えられないが素早くわかり、貴重な時間を無駄にしないで良いのかもしれません。 ①相談したいことは何かをなるべく絞る。 ②むしろ「相談したい」と求めることを大きくするより「○○を知りたい、○○をどうするのが良いのか教えて欲しい」などと聞いてみる ③窓口の担当の方は、専門外であっても、何とかしようとすることが多いので、率直に受けてもらえるか聞く。微妙な返答であればどこに行けば良いかを聞く そもそも相談というのは「どこまで」がはっきりしていませんので、相談をする側も、もちかけられる側も、とまどいやすいです。 相談ではなく、別のわかりやすい表現はないかなあ、と思ってしまいます。

  • 収入のために働く

    収入を確保する、という捉え方は誰にでもあるのか、というとそうでもないようです。 ユースターの就労移行支援サービスは、65歳までの方は、どなたでもご利用できますが、20代から30代の方を見ると、障がい者基礎年金を受けていらっしゃる方と受給されていない方と半分半分です。 年金を受給されている方でも年金以外は基本的に定まった収入は無い方が大半です。ですから、就労により収入を得ていこうとされているのです。 さらに、就労すると、収入だけではなく、将来、厚生年金(勤務時間や日数の条件はありますが)等が受給できる、といった目立ちにくいメリットも出てきます。それらの意味でも、私たち就労移行支援事業所ユースターは、なるべく雇用契約を締結して働く事が、将来を考えると良いと思っています。 そこで、今日はあえて、「収入のために働く」ことを考えてみたいと思います。 障がいがありながら働く場合に、つい「毎日時間通り出勤できるか」「通勤に耐えられるか」「いろいろな難しい仕事ができるだろうか」「厳しい職場の中で、肩身の狭い思いをしないだろうか・・・」など、働く毎日の現実的なことに目がいきがちです。 同じように、私たち支援スタッフも、毎日の勤務で本人が苦労すること、さまざまなプレッシャーやストレスを受けながら働きとおす気力を持ち続けられるか、といったことを考えてしまいます。 しかし、実際に就職後の支援の経験の中で、働けるか否かは、働いてみないとわからないことが多いことに気づくのです。 なぜかといいますと、ユースターから就職された方の中に、今まで支援スタッフの前では見せなかった底力を、本番で初めて発揮する方がいらっしゃるからです。すべての方とは言いませんが、私たちに見せる顔よりも、本番となる職場での本人は、勤務態度、上司とのやりとり、機転、行動など、いつの間にか、私たちも驚くほどにすばらしく変わっていて、遅まきながら、その時に改めて本人に敬意をはらうことも少なくないからです。 更に、不思議なことに、雇用者として受け入れる企業が、事前に支援スタッフが打ち合わせしたときよりも、一段と理解や配慮が進んで、職場環境も本人が働きやすいように整備されているということもあります。。。不思議です。 収入があるから本人が変わったとは言いませんが、本人にとっては、極めて分かりやすい目標であることは事実です。 働けるかどうかだけを考えず、私たち支援スタッフも、本人の力を信じ、気持ちを受けとめて、勝手に心配せずに見守るべきだと思います。 そしてそこには収入を得ることの意味の重さ、それを現実として意識する本人の覚悟といったものもある、ということを尊重するべきだと思うのです。 「できるだろうか?」といった心配よりも、本人が自分で決心して、覚悟して進む先を一緒に見てゆきたいと思うのです。 『働いて収入を得る』 それはタブーでも二の次でもありません。とても重要な価値と意味を持っていることを改めて感じますし、本人だけではなく、私たち支援スタッフの「支援の姿勢を成長させる」ものにもなるのだと思います。 お金のために働くことは、すばらしいことです。。。

  • 熱量

    「熱意」(ねつい)の意味は誰しもご存じのことかと思います。 一方、「熱量」(ねつりょう)は熱エネルギーの大きさを表す量のことだそうです。カロリーとかワットなどの単位でも言い表すもの、というとわかりやすいかもしれません。 この両者「熱意」と「熱量」は全く異なるものであったはずなのに、今「あなたの熱量には圧倒されました」とか「来場者から、ものすごい熱量を感じました・・」など、まるで熱量が熱意を表しているかのように、比ゆされて使われる場面を多く見るようになりました。 一日でも早く、社会で活躍したい・・・会社に入って仕事をがんばり、会社や社会に貢献する、そしてたくさんのお金を稼ぐ・・・など、熱い思いを持って、当施設、就労移行支援事業所ユースターに来られる方がいらっしゃいます。その方からは、私たち支援スタッフが感じるのは「熱意」です。でも一方で「熱量」といった方が良いようなものも確かに感じるのです。 そういいながら、その違いは何か?と問われると、はっきりとは説明できない自分がいます。 私なりに、なぜ最近は熱意の代わりに、熱量と言うことがあるのか・・・を考えてみました。 もちろん私個人の意見ですから、間違っている解釈かもしれませんし、他の方それぞれが持っていらっしゃる解釈も尊重したいと思います。 私の思う熱量とは・・「自分なりに秘めているもの、がんばっているものの量」のように思います。 つまり熱意という本来測ることはできない抽象的なものが、相手に迫るように熱く、濃く、伝わるもの。そして、その熱意が、他の人にも大きな感動や刺激を与えている。ということから、熱意があるとか無いとかでは語りきれず「すごい熱量がある」、と言いたくなるのではないか、と思うのです。 なぜ熱量という言葉が気になったかと言いますと・・・昨今、熱意があるとか無いとかで、人は評価されがちで、それに何となく違和感を持ったからです。 ユースターを卒業され、就職をした方が、職場でがんばっている姿はすばらしいです。 しかし、就労者の中には「がんばっている姿」をアピールしているわけではなく、粛々、淡々と真摯に自分の仕事を進めている方が多いのです。その姿は、見かけだけでは必ずしも熱意があるように見れない場合があるのです。 それは、就労者の皆さんは、与えられた仕事を着実にこなすだけであって、熱意とか、一生懸命さをアピールすることには頓着しないからだと思います。自分の仕事を淡々と誠実に進めてゆくことで自分が満足する、それが自分の一番の得意・・自分らしさという方が多いのです。 熱意を持っている・いないが見えないと、やる気が無いとか、がんばっていないなどと誤解されがちです。そうではなく、彼らが緊張と希望を胸に毎日がんばる姿から伝わる熱量を、私たち支援者はもっと称えるべき、と思います。支援者が、あらためて本人のことを良く知り、見方を変えると、会社や私たちに飾らない熱いものが伝わってくるのです。 熱意は見えにくくても、本人が発する熱量を感じ取り、それを受け取っていることを、働く皆さんにお返ししながら、応援をしたいと思うのです。

  • タイトルのつけかた②

    タイトルについての第二弾です。 タイトル付けの難しさ、タイトルで表現することに苦労している体験を前のブログで書かせていただきました。 ふと考えると・・・会社の業務も同じようなことが言えるのではないでしょうか? ユースターを利用される皆さんは、求人票の「業務内容」を良く読み込んで会社選びをします。 力仕事は苦手、大勢の人の中で周りの人と同じことを求められると自信がない・・であれば、座って得意なパソコンを触ることはできるかも・・相手が見えなければ、多少の電話応対はできるかも・・・ だったら「事務」だ! となりがちです。 でも事務という業種はとても難しい・・・・・いや言い過ぎかもしれませんが「リスク」すら孕(はら)んだ職種ともいえます。 といいますのも、ほぼ常に判断や機転を求められる仕事ですし、手順や指示された通りにやっていけば仕事になると思っていらっしゃる方には、実際にやってみると、あいまいなことが多い仕事、と感じるかもしれないからです。 それらの「あいまいさ」の無い事務ーーとなると、単調でサポート的な位置づけの仕事、いつまでも「想像していた事務」の仕事をやらせてもらえなくて・・となる可能性もあります。 また、終日同じ部屋で同じ人と顔を合わせることも多いので、一旦人間関係が難しくなった時には解決が難しかったり・・等です。 企業の求人欄の「業務内容」に書かれてある一行タイトル。。。「事務全般」このタイトル はとても悩ましいものです。 恐らく書く側(求人者)にとっては便利ですし、イメージも持ちやすいと感じるかもしれませんが、読み手(求職者)は自分主導のイメージを勝手に持ちやすく、後々起こるイメージギャップを覚悟しなければならないかもしれません。 働き始めてみないとわからない・・という業務の一つにもなる可能性があります。 職種も一つのタイトルと捉えると、求人の業務内容は具体的に書いてあっても「○○に関わる全ての業務」「○○全般のお仕事」「○○に関わるお仕事です」という内容について、一人だけで想像せず、またあきらめず、人生や働いた経験者、支援スタッフなどとじっくり相談して吟味していただきたいと思います。 (前のブログの結論と同じですが)再び・・『タイトルに惑わされずに』です。

  • タイトルのつけかた①

    今日のブログのタイトルは「タイトル」です・・笑。 タイトルとは表題とか題名ということですが、これから書く文章や内容、行動をまとめて一つのワード、あるいは短文に置き換えているものだと思います。 就労移行支援事業所ユースターの支援プログラムには全てタイトルがついています。「プログラム名」と命名していますが、その意味とは、整理、支援の種類の分類など、事務処理上の目的の他に、何をするのか、をわかりやすく表示するために付けているつもりです。 例えば「在庫管理トレーニング」「ビジネス敬語」「○○文章作成トレーニング」・・といったものになります。 ユースターを利用される方は、毎日のご自身の活動をスケジュールボードで確認しますが、個人個人の活動を書くスペースは大変小さいです。ですから短文で、何をするかをなるべくわかりやすく明示する必要がありました。そこで『○○トレーニング』といったようにタイトルだけで、何となく何をするかの当たりをつけていただけるようにしています。 内容や人によっては、以前体験したものも出てきますので「あっ、あれね」とわかるためにもタイトルは”内容を想像しやすい”ようにしています。 ところで、タイトル付けは、慣れないととても難しいものだと感じます。 ユースターのトレーニングも次々と増えていますので、タイトル付けも苦労します。 過去に使ってしまったタイトル・・・気軽に受けられるものなのにタイトルがかたく、難くなってしまったがために大変そうな印象に・・・何をするのかがわからない・・・AとBどう違うのかがわからない・・等はしょっちゅう起こります。 この難しさはプログラムを説明する時にも続きます。「今日は○○トレーニングです」といいながら説明をしてゆくと、利用者の方から「なんだ、○○かと思ったー」といった反応も時々あります。タイトル付けがまずかったのかも・・と思ってしまいます。 そのようなことが続くと、タイトルから内容を知ることをほぼあきらめてしまう方もでてきます。それが良いのか悪いのかは判断しかねますが、社会ではタイトルだけで決めなければならない事柄も多く遭遇するので、当たりをつけられると良いかと思っています。 例えば仕事を探す際「福利厚生が充実した会社です!」とか「休みがとりやすい会社です!」といったタイトルが躍る求人もあります。この場合どちらが働きやすいのか? 身近では電化製品を選ぶ際「プレミアム○○機能搭載」の製品を選ぶか「超スーパー○○機能搭載」を選ぶか・・・などです。 何かの言い訳ではありませんが、タイトルにまどわされないことも必要である、ということをみなさんにお伝えできれば良いと思います。

  • 漢字

    学校で教える色々な科目「国語算数理科社会」といったものを「教科」と呼ぶのはご存じのとおりです。 教科そのもののしくみや内容について、私は門外漢です。自分のことを思い起こすと、学生時代には色々な教科を受けましたが、大変お恥ずかしいですが、学んだことが、自分の生活のどこにつながっているか、きちんと説明できない自分がいます。恐らく本当に学習できてはいなかったのではないか、と後悔や反省の気持ちがあります。 福祉の就労支援は、目的、プロセスや方法が学習とは性質が異なります。しかし実際に社会で必要なスキルを得るためには、就労支援であっても「学ぶ」ということが必要になるものがあります。例えば、適切な漢字を書く、字をきれいに書く、暗算、量の単位の理解・・・等です。 デジタル時代であっても、まだ履歴書の手書きを好む企業もありますので、今まで使ったことのない漢字を使う場面があります。また、パソコンで入力したとしても正しい変換を見つけられない場合もあります。例えば「自分の想い(思い?)、貴社を知る切っ掛け(ひらがな?)、謹んで(慎んで?)、経験を活かして(生かして?)・・」等のように、どの漢字を使うのが良いのか?といったことは誰かに聞きたくなります。ユースターでも非常にじっくり、長い時間をかけて履歴書作成に取り組む方も多くいらっしゃいます。 また、履歴書に書く漢字は、就職の時だけ必要な特殊なものではなく、むしろ就職後のビジネス上でずっと使用することになるものが多くあります。「学生時代にもっと漢字を知っていたら良かったなあー」と思うこともあります。 大変不謹慎ながら、教科そのものを単独で学ぶと、あまり楽しさを感じないのは私だけでしょうか? 問題「経験を(い)かして」「( )に漢字を入れなさい」といわれても、それは国語の漢字の学習、としか印象が残りません。一方、ユースターで会社に入る準備をしている方に、「あなたが行きたかった○○社の募集が出たとして、自分の想いを伝える履歴書を書きましょう」と言うと、少し気合が入り、漢字も調べて「経験を生かして・・・」などと書くことになります。 実用してこそ身に付きやすいものを、ということで、ユースターでもビジネス漢字のプログラムがあります。ビジネス漢字は年齢問わず、成人の方に役立つものも含まれています「休暇申請」「有給休暇」「お世話になります」「拝啓」「御中」・・(私も一緒にやっています) あたりまえですが、目的があると、人って学びやすいですね。

まずはお気軽にご相談ください
施設の見学や体験学習など随時行っております。

Copyright © youfirst ALL RIGHTS RESERVED.

株式会社ユーファースト

〒063-0865 

北海道札幌市西区八軒5条東2丁目6番23号
TEL : 011-688-5491 

FAX : 011-688-5492

bottom of page