キャリア デイ①
アメリカには、学校授業の一つに「キャリア デイ」と呼ばれるものがあるそうです。
いろいろな職業について学ぶ授業だそうで、小中学生のころから、将来の職業について考えるために設けられているそうです。
実際にその職業についている大人を授業に呼んで、自分の仕事について生徒の前で語って頂くのだそうです。
それを語る人は、必ずしも職業を説明する専門家とは限らないそうで、時には生徒の親だったりするのです。先生とは違うリアルな方が語ることで、生徒の印象にも深く残りやすいのかもしれません。
そこではさまざまな職業について実際の話しを聞く事ができます。とにかくバラエティ豊かな職業の説明を聞ける機会であり、大人になってからは聞けない体験でもあるのだと思います。
学校を卒業した後、誰もが自分の将来や生き方、職業等を自分で選択するわけですから、その選択のきっかけとして、とても理にかなった授業なのだとつくづく思います。
では、日本に目を向けると、どうでしょうか?・・・
私自身の経験で恐縮ですが、私の場合は、学生になって初めてアルバイトを通して「働く」ことや「職業」というものを見聞きし、体験することができました。
それも、働くとはいえ、学生アルバイトの身分で、あまり責任が伴わない仕事であったし、不謹慎ですが、学生の間は、何となく学業優先という大義名分が自分を守ってくれていて、学業といえば、休むことも、遅刻することもできた環境でした(もちろん就くアルバイトにもよると思いますが・・)。
今から思えば、そこには緊張や責任を伴う「本当の就労」とは、かなり違う部分もあったのかもしれません。また、量的にも学生の間に経験できる仕事の数も限られたものでした。
先のアメリカの例の、もっと小中学生の頃からたくさんの仕事の存在を学ぶのとは違い、私のように、学生でアルバイトをするまで「働く」ことを考える機会はほとんど無かった、という方も多いのではないでしょうか。
このように、日本では、若いときから「職業」というものを見聞きし、体験する機会は決して充実していないと思うのです。
私たち就労移行支援事業所ユースターは、障がいやその他の理由で、社会で働くために何らかのサポートを希望される方を支援させていただいています。
ユースターの中で行う支援は、
●「自分に合った職業を見つけることから・・・」と言いたいところなのですが・・・
実はもっと前の段階の、
●「職業とは、働くとは何か」「世の中にはどのような職業があるのか?・・」から始めます。
そこから始める理由は、「働く」について、さまざまなことを最初から知る機会が必要だからです。
そして、それはユースターを利用される方に限ったことではなく、障がいの有無を問わないいことだと思います。
(=>つづく)







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