top of page
執筆者の写真吉岡 俊史

社会性とは何?の答え①

社会性を身につけることは、とても難しく感じる方がいます。

それもそのはず、社会性のある行動の正解がわからない・・社会性を身につける方法がわからない・・・など、あいまいさオンパレードの社会性です。


自分が正しい行動やふるまいができているか・・正しい判断ができているか・・を考えると悩みが深くなる一方です。全く気にしなければ悩みは無いかもしれませんが、気にしなかったために、場面に合わない行動をして、あとで後悔する経験をする時もあります。

就職先の候補として、ある会社の見学に行った際、「見学だから服装は気にせず・・」と言われて、何も考えずに衛生管理が厳しい食品関連企業に行って、入室時に厳重な除菌防菌を求められて、初めて自分の服装や身辺はこれで良かったのか?と気になったことがありました。企業は、支援者の衛生管理への意識も見ているかもしれない。。と思うと、もっと良く考えるべきだった。。と反省した次第です。


社会性が何か?が捉えにくい理由は、社会性には一つの決まった『正解』の形がないからだと思います。

なぜ、社会性には正解が無いのか?なぜわかりにくいのか?と考えると・・

『10の場面があると、10通りのその場に合致した言動が存在する』からではないでしょうか。つまり、ふさわしい行動は一場面に一つ、別の場面では別のふさわしい行動があるからだと思います。そしてそのふさわしい行動も、相手の人によって変わったり、気分や天気によって違ったりと・・全部わかろうとすればするほど、お手あげになるのです。


それでも、社会で働いて生活するために、どこで社会性を身に付けたらよいか・・まさに、就労移行支援事業所ユースターで・・と言いたいところですが💦・・・ではユースターで社会性のある行動の正解を得られるのか??というと、必ずしもそうでもありません💦。


ユースターで行う社会性を身につけるプログラムは、必ず場面・行動・目的事に、自分のいる場所と状況を知り、それに合わせて考える習慣を身に着ける、つまり「この場合はこのような行動や判断が合っているかもしれません」の繰り返しをするのです。


もちろんスタンダード(標準)の行動を提示はするのですが、何が正解ということより、社会にいる一人として、「他の人の行動を見て、この場で取るべき行動は何か?を考える」プログラムを行っているのです。

客観的に見て「これは違うな?」という感覚を少しでも経験して、わからなくても何度もその話題に触れることで、身に着く感覚はあるかと思っています。


10の場面で10通りとなると、全部を知りたいと思っても難しいです。すこしづつ見て聞いて考える・・ですね。


想像する会社員の絵
見て聞いて・・少しづつでも身体に入っていくものです




閲覧数:179回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page