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追随する

作業や仕事を覚えていただくために、就労に関わる支援スタッフは、自分の行うことを真似していただくよう、お願いすることがあります。


例えば・・紙を折って封筒に入れる作業があるとします。

1、「まず紙を三つ折りにして・・・」(三つ折りにしていただく様子を見ながら)

2、同じようにできたらーOK

3、「では次に、封筒に入れて・・」(同じく様子を見ながら)

4、同じようにできたらーOK!

といったイメージです。


しかし、それで「仕事を習得した」と言えるかというと、疑問が残ります。なぜなら、それだけですと、働く本人は支援スタッフを真似ただけになるからです。

いや、むしろこれは「真似た」というより「追随してやっていた」に近いのかと思います。


例に挙げました封筒に入れるだけの比較的シンプルな工程ですと、次から一人で再現はできる方もいらっしゃるとは思います。。。。しかし細かい点を見ると、それは、支援者の紙や封筒の持ち方、支援者の力の入れ方まで同じように、全てをそのまま追随した通りにやるだけかもしれません。

全く同じようにしか再現できない、ということであれば「仕事の手順を習得した」ということとは少し異なると思うのです。


ここでは、せめて「追随してやってみた」というだけではなく、一人で再現できるように練習をし、その成果として、同じような作業に汎用できる力が身に付くことが習得というものになります。

習得とは「習って覚えること」ですから、「習った」だけでは完全ではなく、自分の知識としてやり方を知った、という平面的な成果です。一方で「覚える」となると、それが知識として身に付いただけではなく、汎用しながらも再現することができる力になっているということです。

つまり、習うだけではなく、覚えていただけるように工夫をするのも私達支援スタッフとしては努力しないといけないことです。


また、作業ができるとかできない、というのは個人個人のスキルに合わせて、どのように再現できるか、に注目するものだと思います。


まるで自分ができているように書かせていただきましたが、自分を含めて就労支援をする支援スタッフの核となる仕事になります。


支援スタッフが傍らで作業を見守ります
作業の習得と追随は少し意味あいが違うのかもしれません

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