自分を知ることに時間をかけることに大きな意義と必要性を感じます。
といいますのも、自分のことを知らずに先のことに漠然とした不安や不信を持っている方がいらっしゃるからです。
必ずしもユースターを利用される方だけではありません。誰でもそのようなことがあります。。かく言う私も、いったい自分は何が得意で何ができるのか?ということを突き詰めて考えたことはないような気がします。それは恐らく自分でもわからかもしれないし、自分は〇〇です、といっても、他の人から見ても絶対に認めてくださるほど自信が無いからかもしれません。
ユースターの支援では、自分では自分のことを全てわからない、というところからスタートして、支援スタッフと一緒に自分の得意、何にこだわるのか、何が気になるのか・・まで少しでもわかるようにしています。
とはいっても、「あなたは〇〇です」と断定的、結論的に言うことは決してありません。さらに言うと支援スタッフであっても、わからないからです。
人は深いところに本質があった、簡単にはわからない、と思って支援をしていかないといけないとも思っています。
「自分のことは自分がわかっている」とは良く言われますが、本当にそうでしょうか?
もちろん自分が一番自分との付き合いが長いので、誰よりも詳しいはずですし、それが前提だとは思います。
しかし、他の人からはどのように見えるか、という点も決して見逃せません。特に社会に出て組織の中で多くの人と働く上では、他の人の客観的な視点も受け入れたり、他者からどう見られているかに関心を持てると良いからです。
これらから、ユースターの支援では「自分」について知るプログラムを、方法を変えて繰り返し実施しています。そして知ることをゴールとせず、自分を客観視したり、自分に関心を持つことを目指します。
すこしづつでも、自分のことを知ろうとか、自分のことを説明しようとすることで、階段のステップを一段あがった気になります。そして、それをきっかけとして就職先を見つけやすくもなります。
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