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執筆者の写真吉岡 俊史

修復③

更新日:2023年4月16日

先日ユースターから就職された方が、職場環境や上司、同僚についての色々な部分を嘆いたり、否定する場面がありました。「就職後の仕事はこうなるはず・・」と思っていたが、その通りではなかったようです。

就職直後から悩みがはじまり、嘆くようになっていましたが、実はこれは特殊な例ではないのです。 就職直後の時が、そのようなことが起こりがちなのです。


そこで起こっていることは何かと言うと・・・・『社会で働く』ことへの気持ちのズレです。就職前の期待やイメージとの齟齬(そご)です。


気持ちのズレが生じにくくするように、可能な限り、就職前から職場の見学や働く体験をしますが、現実に於いて、就職前の働く体験の段階では、どんなにリアルに仕事をしていても、自分の気持ちまでその場所に所属しているわけではなく、どこかに”まだ本来の自分の場所ではない”という気持ちがあります。もちろん受け入れる企業の側も同様かもしれません。

企業と本人が、お互いに不具合や齟齬を受け入れてしまうのです。

そこで、実際に就職をし、戻る場所が無くなった時、初めて現実と気持ちのズレを受けとめきれなくなり、つい相手(雇う人や働く人)に否定的、拒否的になることがあるのです。


早くその場所に慣れて、中から状況を見れるようになれば、そういったイメージのギャップも減少するのかもしれないのです。しかし前のブログのとおり、気持ちの修復には時間を要するので。でも周囲は待ってくれず、焦ったり、考えすぎることで、修復する工程に入れずにギャップが拡大してしまうのです。


ヒトの内面や気持ちの修復は・・・・

難しいし、時間も必要、でも気持ちがついてゆけるように「待つ間」の気持ちの維持も必要・・と難題が多くあります。


モノのように「元にもどす」ことにこだわらず、そのチャンスを生かして心身が成長できる「しかけ」ができれば良いと思います。

簡単ではありませんが、修復を前向きなアクションに切り替えられれば最高だと思っています。


実務トレーニングの風景
時にはリアルな実務トレーニングが、仕事をしながら気持ちを持ち直す練習になったりします・・

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