自己PR
- 吉岡 俊史
- 4月28日
- 読了時間: 3分
今日は、まずは就労移行支援事業所ユースターを利用されて就職活動をする方のこと
・・ではなく
一般の方の就職活動から見えることについて勝手な想いを書かせていただきます。
最近、転職サイトが激増し、人手不足から求人企業・就職希望者・転職希望者の間で毎日闊達なやりとりがなされているようです。
当社も現在支援スタッフを募集しておりますが、送られてくるプロフィールや自己PRを拝見して、選ばれるように書いて下さる方とそうでない方との間に大きな印象の違いを感じます。
そして、前者の方(選ばれるように書く方)のプロフィールや自己PRの文章や表現、書き方にとても感心することがあるのです。
ひと昔前は「御社で力を発揮したく・・・。どのような仕事にも誠心誠意・・」という主旨の表現が多かったように思いますが、最近は、自分のやりたいことを全面に出して、それを達成できる場所を探していて、「それが御社で叶えば・・」というアピールに変わっている実感があります。
そのようにいわば自分利益主義的にやりたいことを言いながらも、読み手を遠ざけず、しっかりと相手(採用企業)の意識をつなぎとめるように書いてくる方に「すごいなあ」と感じるのです。
どこに相手の意識をつなぎとめるポイントがあるのか?を考えると、私の場合は、読む企業がアピールの箇所に「わかるわかる」と感じたときなのではないかと思うのです。
そして読んでいるときに何かがつながった気になるのです。それは本人の意欲が文字の中に見えてくるときかもしれません。そのような時は、たとえ自分のことだけを書いていても、シンパシーを感じるのです。
一方で、やりたいことがないのにアピールだけをしていても「当社で良いのか?マッチしているように思えない」と縁を感じずに終わるのです。
障がい者雇用の場合の履歴書を就労移行支援事業所ユースターを利用される方と一緒に作っていると、必ずといってよいほど、皆さんのペンが”ピタッ”と止まる箇所があります。それは「自己アピール」の欄です。
何をどこから書いたら良いのか・・、皆さんとても悩んでいらっしゃいます。確かに自己PRを初対面の人にどのように文章で伝えるかは大変難しいことだと思います。
ユースターの場合はいきなり文章として書くのではなく、人生のエピソードや、自分の好きなこと、そしてそれをやっているときの自分の気持ちなどを単語でも良いのでなるべく言語に直すことから始めます。
そして少しずつ、ステップを踏んで文章に整えてゆきます。
しかし、障がい者雇用の場合の履歴書はこのブログの冒頭で示しました履歴書の書き方とは少し違うとも思います。
相手(採用企業)に「わかるわかる」と感じさせるよりも、自分を知ってもらうこと、「この人はこういう人か・・」ということが相手に伝わることが自己PRでもあるしアピールなのかもしれません。
それがしっかり伝わった時に、相手(採用企業)の気持ちをつかんだことになるのです。
自己PRとして、得意なこと、何か良いことを伝えなければ・・と思わないで良いのかもしれません。

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