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執筆者の写真吉岡 俊史

実務とは

今日は少し支援スタッフのバックヤード(楽屋裏)をお話させていただきます。ユースターのトレーニングプログラムは、企画段階から目的や方法を細分化するように努めています。出来栄えや質については、利用者の皆さまから審判をいただくのですが、支援スタッフの想いとしては、トレーニングプログラムを大ざっぱに決めたり、あいまいな目的にせず、目的をきめ細かく定めるようにしています。

具体的には、例えば、事務職を目指す方がユースターで実務トレーニングをする際、事務だからパソコン、計算、身だしなみ、電話応対・・・など?といった事務職のイメージを大きく括って進めるのではなく、事務職の行う業務を細かく洗い出し、一つ一つをリアルにきめ細かく決めてそれぞれのトレーニングにつなげます。「今日はコピー機の操作、コピー機操作の覚え方の癖や発揮度を基に、次は電話の機能、次は態度、言葉遣い・・そしてプリンターの操作・・」といった業務と動きの一つ一つを実務の最小単位とし、そこから何を理解していただくのかを決めます。運送関係のお仕事であれば、ガムテープの切り方、台車の押し方、人の避け方まで細分化します。

働く支援といっても実務に少しでも慣れているかで、働く本人の安心につながります。就労支援の表面に見える部分は実務支援です。
ユースター事務トレーニング・細かい一工程から確認です

準備に時間はかかっても、目的を細かく定めた方が、支援を受ける方も提供するスタッフも支援中の充実感が違ってくるような気がします。

目的を定めるという事では、前のブログ「意図した支援とは違って・・」と矛盾するかもしれません。確かにきめ細かく目的を定めても、意図しない結果となることも多いですが、別の一面を知る事ができたので、その部分を活かした支援設定をすれば良いと思います。準備の過程で想定した結果が裏切られることを支援スタッフは一つの糧として次の準備に入ります。

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