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失敗とは①

執筆者の写真: 吉岡 俊史吉岡 俊史

就労移行支援事業所ユースターを利用した後に就職をして働いている社会人の方から「失敗しました。。」「大変なことに・・」「やばいことになりました💦」という連絡をいただくことがあります。。。


準備を経ての就職ですので、頻繁にあるわけではないのですが、たまにいただく相談です。


「失敗した」とおっしゃる内容はさまざまなのですが。。。

至急に対処が必要な時もありますが、そうでないこと、まず、とりあえずは大丈夫といえることが多いです。


働く方としては、(就職直後は特に)自分の仕事に真剣に取り組みたいという気負いや意気込みを強く持って就職をしています。

それだけに「責任を果たすこと=完璧にこなす」と思い込んで、100点を基準に就労に臨んでいますので、少しでも違う結果が出ると「失敗」と自己評価をしてしまうことが多いのです。新入社員の頃を思い返すと誰もが似たような経験をされたのではないでしょうか?


支援スタッフが「そこまで完璧でなくても良いです・・」とお伝えすることは容易いのですが、そのような言葉をかけることは少ないです。

なぜかといいますと、その言葉がけは、本人にとっての解決にはならないであろうと思われますし、本人に対する期待が下がったようにも感じてしまう可能性があるからです。


そもそも「何をもって完璧なのか?」という本人が持つ疑問に答えていません。どこかで、本人の持っている「完璧の基準」を上書きできると良いのですが、その言葉がけだけでは、上書きにはならないからです。

「失敗とは何か?」は「成功とは何か?」と同じかと思います。働くことは失敗することでもありますし、失敗や成功がはっきりしない仕事も多くあります。もやもやを抱える中で、自分で失敗と感じても成功と感じても、その経験が自分の中に力として身につけられるようにサポートできればと思います。


失敗は成功と言いますが、失敗したときより、そこから立ち直ったときの方が、はるかに大きな成果ですし、評価されることだと思います。


失敗と成功の札を持つ男性
自分に真剣で一生懸命な姿は、失敗も成功も同じ価値を持っている気がします・・

 
 
 

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