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サービス②

「サービス」についてつづけます。。。


日本では、サービスは、飲食店であればレストラン、販売店であればショップなどの運営する店、会社や組織として顧客にサービスをし、責任も報酬もその会社や組織が引き受けます。


見解はさまざまあるとは思いますが、私は、パーソナルにサービスをする文化は、日本はまだ浅いと言えるのではないかと思います。


そのような中で、福祉はどうでしょうか?

福祉の支援もサービス業の一種です。人が人に労働を提供する・・つまりその福祉サービスを利用される方は、お客様としてサービスを受けていることになります。


そこで、施設や事業所単位なのか、人単位なのか・・・日本の「文化」に照らしながらも、真のサービスのあり方を考えてみることも大事なのかと思うのです。


一般でいうところの、”サービスの概念”と”福祉の支援”は、その本質は異なるかもしれません。しかし、サービスを受けていらっしゃる方は、同じように「〇〇施設(〇〇事業所)は■■の支援は良い(悪い)」といった印象をお客様として持つのは当然なことだと思います。


一方、支援をさせていただく支援者も、施設、会社、事業所の一員として、利用される方と接しています。

支援する人が「個対個」として接する場合が多い支援であっても、それは施設、会社、事業所が行っているサービスなのです。

施設、会社、事業所が個に対して支援をしているという意味では、サービスを受ける側と提供する側、両方にとって、使いやすいしくみにはなっているのではないかと思います。なぜなら、たとえ担当者が変わっても責任は施設、会社、事業所にあり、人によってサービスの質や量が変わることはない・・と(理論上は)いえるからです。


しかし、現実はどうでしょうか?福祉サービスに関しては、人が人に対するサービスの先端に位置するものは「人」だと思いますので、やはり「誰が」サービスをするかで、その内容は違ってくるのではないでしょうか?

いくらサービスの責任は施設、会社、事業所が負うとしても、サービスの質は、提供する「人」の単位で変わってきます。


就労移行支援事業所ユースターは、就労支援のサービスを提供する私たちと利用する側の個人の方が、人と人との良好なつながりを築けるように努力したいと思います。そして、その両者の間には、目には見えないサービスの価値や重さ、そして責任が存在していることを大切に受けとめて、さらに良いサービスを探求しなければならないと思っています。


コーヒーを飲みながら話す2人
どの国の文化であっても、個と個の間で交わされるサービスの価値を重んじたいです

 
 
 

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