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執筆者の写真吉岡 俊史

おひとり②

「一人」という形で生活する「おひとりさま」についての続きです。


家族を持たない、一人暮らしなど「おひとりさま」での生活を選択する人が増えている中、

それら全ての人が、自活力、自己管理力に長けているかというと、もちろん違うのです。

生き方は、ひとそれぞれ違いますので、その方法はさまざまであるということも前提に考えたいものです。

障がいのある方で、今は家族がたくさんフォローをしている、という場合であっても、一人で生活するのは無理、と決めることはしなくないと思います。

つまり、「おひとりさま」は”できるかできないか”ということではなく、”自分がそのように生きたいか否か”で考えたいと思うのです。


自分の家族が健在か否かは、心理面では大きな違いだと思いますし、いざという時に家族はとても大きな拠り所かもしれませんが、長い間遠方に別れていて、疎遠である場合には、むしろ一人生活+支援者という形の生き方をしている方も多くいらっしゃるのが現状です。


「おひとりさま」を選択する方にたとえ障がいがあったとしても、それができる環境を用意すれば、おひとりさまも可能となる、ということもあるのではないでしょうか。

もちろん周りの人や環境を作るのは一朝一夕にはできませんので、障がいのある方が、おひとりさまを選択する場合には、それなりに準備の時間を想定すること、そして常に相談しながら進めてゆくことかと思っています。


考えてみれば、だれでも、自分の人生の中で、最後は「おひとり」になる可能性があるのです。

その際は、障がいがあるとか無いとかは関係ありません。


家族が既にいなくなり、終活時にはおひとりで過ごす、家族も高齢化して、それぞれが別々の生活をする、ということもあるのかもしれません。たとえ、身内の方が身近にいたとしても、高齢になって自分の介護を誰か第三者に依頼するかもしれないのです。


「おひとりさま」は生き方の選択であって、できるできない、ということではない、ということを再確認したいと思います。


高齢者の手をとる写真
おひとりさま・・・生き方の選択。もちろん障がいがあっても・・


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