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執筆者の写真吉岡 俊史

障がい者手帳を持たない方へ①

今回は、障がい者手帳を保有されない方への支援について、支援者の立場から書かせていただきます。

このテーマは障がい者手帳を持つ意味や、メリット、デメリット、手続き方法など・・

わからないことが多くて、同手帳を持つべきか、べきではないか判断と決心がつかない方、今まで何となく手帳を所有してきたけれども改めて所持する意味を考えたい方等に、支援を提供させていただく者として、僭越ながら書かせていただきます。


私個人の見解ですが、率直なところ、支援者として、自分の支援を求めて下さる目の前の方が障がい者という意識を常に持って支援をしている感覚はあまりありません。

それよりも、毎日の支援の中では目の前の方との関わり、会話、心の交流などに意識を向けていて、障がい者であるために必要な支援、ということよりも○○さんに必要な支援は何かを常に考えているからです。もちろん異なる見解を持つ支援者もいらっしゃるとは思いますが。。少なくとも私たちユーファーストの中では、同様のことが言えます。


では支援を受ける方にどのように向き合っているか、といいますと、AさんやBさんと一緒に何かに取り組んだり、仕事をするための準備をしたり、AさんやBさんが仕事をされている現場に同席し、本人と一緒に目の前の仕事に時には挑戦、時には問題解決することが 私たち支援者の活動ですから、自分の前にいる方はAさんであり、Bさんです。

そしてAさんなのか、あるいはBさんなのかで、支援が決まるわけです。障がい者か否かとか、障がい者手帳の保有か否かで、何か支援が変わることはありません。


それゆえに、ユーファーストでは障がい診断の有無や手帳の有無にはこだわらないのです。


なぜ診断や障がい者手帳で線を引かないかと言いますと、自分の目の前にいる方は、何等かのサポートを求めているから、当施設に来られているのであり、そのサポートが私たちスタッフができることであればご提供するべきと考えているからです。


ここまで支援者側からの見解を述べさせていただいていますが、当の本人はいかがでしょうか?中には、障がい者手帳にこだわる方もいらっしゃいます。そのこだわりは良い点とそうではない点があります。

良い点としては・・支援を受けることで、自分のやりたいことが実現できる、なので、自分が思い切って取得した障がい者手帳を一つのきっかけとして支援を依頼する。。。つまり支援を使って自分の希望を実現できる、ということかもしれません。

一方、良くない点は、やはり自分は何かが他の人と違う、人には得られて自分は得られないと思い込んでしまうことかもしれません。

とても難しいことなのですが、障がい者手帳は自分のために取得した、というように思っていただきたいと思うのです。


次のブログでは・・・再び支援者からみた、障がいの診断や障がい者手帳とその関係について書かせていただきます。


障がい者手帳のイメージ
障がい者手帳を持つ意味と使い方・・

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