人と人・・関係性を築くより、関係を維持する方が難しいかもしれません。。。
関係維持が難しいという理由は、維持のために人が人にさまざまな気配りや尊重、妥協、譲ることなど、たくさんの気遣いをし続けることが必要となってくるからです。
そもそも私達は、人との関係維持に得意不得意があると思います。また人に関心のある方と無い方もいると思います。
得意な方は、人間関係維持のために(本能的?無意識かもしれませんが)気を配りますし、対人関係を良くすることについて、もともと能力がある方もいます。
一方、他人にあまり関心の無い方にとっては、人間関係の維持自体への理解や意欲も持てない方もいます。
どちらが良いとか悪いということではないのは言うまでもありませんが、やはり組織集団の中で働き続けるためには、無視できない部分であるのは否定できません。。
就労移行支援事業所ユースターを利用された方が就職をし、会社に所属する際、会社の中では指示された仕事や作業をこなすだけではありません。
例えば、「指示を受ける」一つをとっても、指示内容の他に、指示者の話し方、気に障る声のトーン、苦手な性格、気になるしぐさ・・・などさまざまな「人」の特徴とうまく対応しなければなりません。
もっと言えばその方が自分と「ノリ」が合うかどうかでも気持ちが違ってきます。
些細なことが働くことを続けられるか、辞めることになるか、の分かれ目になったりします・・・
毎日の人との関わりをどのようにコントロールして人との関係を維持したら良いのか・・までを考え、働く本人の気持ちを聴いたり、察しながら、できる限り周囲の状況を「解説」し、周りの人を見れるようになるためにサポートすることが、支援スタッフが行っていることになります。
「人との関係を維持」することは難しいのですが、難しいというだけでは解決になりませんし、働く皆さんも戸惑いますので、まずは自分が人との関係で得意なことは何か、苦手は何かを知るだけでも収穫だと思います。対処方法を考える材料になるからです。
就職することは、広い世界に身を置くことになりますので、そこで生き抜くための技(対人関係維持の技?)も少しでも身につけていただければと思っています。

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