責任が生まれるとき②
- 吉岡 俊史

- 8月8日
- 読了時間: 3分
責任が生まれるとき・・・まさに就職をして社会人になるとき、誰もが「自由」から「責任」を持つことに立ち向かわないといけない時が訪れます。
それは、仕事の大小にかかわらず、責任のない仕事は存在しないからです。
前のブログと今日の2回にわたって「自由」→「責任を負うこと」について、どのように支援をすれば、より不安を減らし、自信を持って社会に出られるかに触れています。
そして、支援スタッフが就労移行支援事業所ユースターを利用される皆さんと一緒に取り組んでいることを書かせていただいています。
写真は、ユースターのプログラムの一場面です。
比較的多くの人が一つの部屋でそれぞれに仕事をしている様子を再現しています。
ユースターには複数の部屋がありますが、この時は差し障りのない方は1つの部屋に集まり、複数種類の仕事をチームに分かれて行っていただきました。
それだけではなく、仕事の内容をローテーションしながら交代していく設定となっています。つまり、自分が担当をした仕事が次は別の人の担当に変わっていくのです。
このような場面設定では「責任」ということを意識するポイントがいくつかあります。
たとえば「引き継ぐ」という場面です。
引き継ぐとは自分が行った仕事を次の人に渡すことですが、ポイントは「渡す」です。
支援スタッフからは、仕事を次の人に引き継ぐ際に、仕事内容や進捗(どこまで終わっているか)を伝える、という説明を受けていました。そのため、皆さん一生懸命に説明を実行されていました。
しかし、「引き継ぐ」ということは、単に仕事の内容や進捗を説明するという行為だけでなく、「責任を引き渡す」という感覚も含まれていることを、感じていただけたらと思っています。
説明する相手によっては正確に伝えることが難しかったり、時間がかかったりすることもあります。
それでも、どのような状況であっても、その責任を果たさない限り、自分は次に行けないのです。そして自分が次に進めなければ、結局は自分の責任を全うできないことになります。
社会で働く際、色々なタイプの人と関わることになります。
自分の行う説明や指示が常に相手に通じるとは限りません。相手の理解の仕方によっては、誤解されたり、うまく連携できないということもあります。
そうならないために、時には自分の説明や態度も相手に合わせて変えていかなければならないのです。そうしなければ、仕事が円滑に進まないからです。
このような感覚を、実際に体験をして身につけていただければと思っています。
「自由」から「責任を持つ立場」へ変わるということ・・・それは「自分さえできていればいい」ということではありません。相手も含めた全体が前に進むことが「仕事」であり、そのために、自分も責任を果たすことが期待されている、ということを知って欲しいと思います。
就職を準備するユースターでトレーニングに励む中で、皆さんが「責任」というものをイメージできたり、理解をすることで自信につなげていただければと願っています。





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